有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1006J2K
マルサンアイ株式会社 研究開発活動 (2015年9月期)
事業等のリスクメニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
みそ事業では、みそ醸造技術の展開として減塩諸味の開発、諸味の改良、又、新規形態のみそを開発中であります。
豆乳飲料事業では、プラントへの新たな殺菌装置の導入など、豆乳製造技術の改良テスト並びに科学的分析手法の導入、さらに加工特性研究として大学との共同研究を行い、豆乳製造の基礎技術の蓄積、応用技術への展開を進めております。
豆乳発酵技術では、生菌タイプの発酵豆乳である「豆乳グルト」の更なる品質向上とともに、機能性研究として大学との共同研究を遂行しております。
「健康で明るい生活へのお手伝い」の企業理念のもとに、お客様への情報提供をより充実させるため、ホームページ「研究開発だより」を活用し、学会発表情報や商品の健康情報、技術情報の追加等を随時行っております。
当連結会計年度における研究開発費は、83,487千円(前連結会計年度比10.1%増)でありました。
セグメント別の研究開発活動を示すと、次のとおりであります。
(1) みそ事業
生みそ市場は減少傾向にあるものの、減塩みその構成比が増加傾向にあり、減塩諸味を使用したみそに注力しております。2014年9月に、無添加で塩分ひかえめな「味の饗宴無添加生 減塩20% 750g」を市場に投入し、無添加みそのシェア拡大を図りました。又、家康公顕彰400年祭にあわせ、三河産大豆で仕込んだ「家康みそ 400g」を限定商品として開発いたしました。みそ加工品でも家康公顕彰400年祭商品として、万能調理味噌を開発いたしました。
今後、新たな市場カテゴリー商材として、みその新しい形態を開発中であります。
(2) 豆乳飲料事業
2015年春に有機豆乳無調整、調製豆乳、豆乳飲料麦芽などの基幹商品のリニューアルを実施し、大豆まろやか製法にて、よりおいしくするとともに、デザインも一新いたしました。原料用では、業務用豆乳であるBIB10リットルタイプが、前年対比20%増の出荷となり、加工用用途への販売拡大も顕著であります。
発酵豆乳関連では、東日本エリアにおいて生菌タイプの発酵豆乳「豆乳グルト」が顕著な拡大をみせております。共同購入ルートへの拡大もあり固定客の獲得につながっております。
基礎、応用研究として、発酵豆乳の機能、風味改良研究、豆乳の加工特性等について、6大学と共同研究を実施しております。共同研究により、発酵豆乳の脂質代謝改善効果やそのメカニズムや炎症抑制効果が期待できる免疫調節作用等の有用な研究データが得られております。これらの研究情報につきましては、随時学会発表、論文投稿等を行うとともに、ホームページ等で情報提供を進めております。
又、豆乳をベースとした流動食の品質向上と新容器形態開発を継続して実施しております。原料大豆、豆乳製造時の前処理、加熱工程等の条件の違いによる風味、性状等の変化を科学的な手法で解析し、豆乳の風味、安定性の向上及び加工特性の応用を目指した製法改良研究を継続して実施しております。
アーモンド飲料は、ファミリーサイズの1000mlの製造販売も開始し、アイテムの拡大とプロモーション強化を実施しております。
(3) その他食品事業
WEB販売ルートにおいては、新しい取り組みとして発売した「大豆麺」を「低糖質」をキーワードに販売拡大を目指しております。さらに品質改良を加えながら主力商品として育成してまいります。「低糖質お好み焼き」も発売いたしました。その他の大豆加工食品として「大豆ミート」、「大豆フィレ」も発売いたしました。今後も新商品の開発に取り組んでまいります。豆乳製造時に発生するオカラを商品化した「オカラパウダー」は、健康志向の高まりから、出荷が増加しており、今後も期待できる素材と考えております。
事業等のリスク財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
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ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
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