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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1006J2K

有価証券報告書抜粋 マルサンアイ株式会社 業績等の概要 (2015年9月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、政府による経済政策や金融政策等を背景に、円安や株価の上昇など景気回復の兆しが見られたものの、海外の経済情勢が不安定であり、先行きは不透明な状況となっております。
食品業界におきましては、円安による穀物価格等の輸入原材料や包材価格の上昇により、内需が主体の食品製造業にとって市場環境は大変厳しい状況にあります。
みそ業界におきましては、米飯の減少や食の多様化による出荷数量の漸減傾向が続いております。
豆乳業界につきましては、健康志向の高まりを背景に、市場は順調な推移となっております。
このような環境の中で、当社は消費者の皆様方に安全で安心できる製品の提供に努めるとともに、原価高騰に対して、事業の効率化やコスト削減等の利益向上対策に努め、経営基盤の強化に取り組んでまいりました。
この結果、売上高は、237億7百万円(前連結会計年度比6.6%増)、営業利益は、6億31百万円(前連結会計年度比85.2%増)、経常利益は、7億92百万円(前連結会計年度比83.5%増)、当期純利益は、5億16百万円(前連結会計年度比196.9%増)となりました。利益の増加の主な理由は、豆乳及び飲料が好調に推移したこと、円安により原材料が高止まりする中、コスト削減等の利益向上対策に努めたこと、又、経常利益では、持分法による投資利益、デリバティブ評価益を計上したためであります。
セグメント別の業績は、次のとおりであります。

① みそ事業
生みそ、調理みそ、即席みそが減少したため、売上高は、46億59百万円(前連結会計年度比2.7%減)となりました。
a.生みそ
商品のダウンサイジング化や赤だし、あわせ系商品の値上げに取り組み、販売単価は上昇したものの、出荷数量が減少したため、売上高は、38億16百万円(前連結会計年度比1.9%減)となりました。
2015年3月には岡崎市、浜松市、静岡市で開催されている家康公顕彰400年祭限定商品として三河産の大豆を使用して数量限定で仕込んだ「三河産大豆使用 家康みそ 400g」を開発いたしました。
又、だし入りみそとして発売した「みそ職人 旨味贅沢」は、2015年モンドセレクションにおいて最高金賞を受賞いたしました。塩分ひかえめながら、だしの旨味と本みりんの甘味でおいしさを追求した品質が国際的に認められました。2015年9月には容量を650gに変更し、パッケージにモンドセレクション最高金賞受賞を告知し、旨味贅沢ブランドの育成に努めました。
2015年9月に、塩分が気になる人も手軽に美味しくおみそ汁を作ることのできる「だし入りあわせ減塩 750g」を発売いたしました。「カップだし入りあわせ」と比較して塩分を25%カットしております。
和食が世界遺産に認定されたこともあり、海外からの引き合いも徐々に増えており、海外得意先専用商品の開発も積極的に行っております。


b.調理みそ
汎用性調理みそが減少したため、売上高は、4億36百万円(前連結会計年度比0.6%減)となりました。
2015年3月に、家康公顕彰400年祭限定商品として「万能調理 家康みそ200g」を発売いたしました。
又、子会社の玉井味噌では、同社の匠みそを使用したおかずみそシリーズ「にんにく味噌」、「信州和牛味噌」、「しじみ味噌」の3品をリニューアル発売いたしました。

c.即席みそ
フリーズドライの製品の出荷が増加したものの、利益の低い特定企業向けの製品を一部統制したため、売上高は、4億6百万円(前連結会計年度比11.8%減)となりました。
2015年3月には、沖縄の家庭で飲まれている、おみそ汁にかつお節を入れるみそ汁「かちゅー湯」を発売いたしました。又、2015年9月には体に良い働きをする菌を積極的に取り入れ、健康や美容に活用する活動である「菌活」をキーワードに、一度に3種類の菌「納豆」、「きのこ」、「こうじ菌」を食べられるおみそ汁「トリプル菌活みそ汁」を発売いたしました。又、フリーズドライの個食タイプとして「フリーズドライ サンちゃん赤だし」を発売いたしました。

② 豆乳飲料事業
豆乳及び飲料が好調に推移したため、売上高は、175億44百万円(前連結会計年度比9.8%増)となりました。
なお、持分法適用関連会社のアメリカン・ソイ・プロダクツ INC.による、持分法による投資利益52百万円を営業外収益に計上しております。
a.豆乳
海外向け製品及びカロリーオフ豆乳等が好調に推移し、売上高は、141億24百万円(前連結会計年度比10.0%増)となりました。
2015年3月に「有機豆乳無調整」、「調製豆乳」、「豆乳飲料麦芽」、「豆乳飲料抹茶」の味を見直すリニューアルを行いました。それと同時に、基幹豆乳ラインナップは、お客様にもっと身近な存在となるために、マルサン坊やをブランドロゴとして活用したデザインに一新しております。又、新商品として、カナダ産大豆を使用した「毎日おいしい無調整豆乳1L」、ヘルシーな果実として人気のアボカドをカスタード風味で仕上げた「豆乳飲料 アボカド200ml」、カロリーオフシリーズの「豆乳飲料 カロリーオフ ライチ 200ml」を発売いたしました。なお、有機大豆価格が大幅に上昇しているため、2015年3月に「有機豆乳無調整 1000ml」を値上げしております。
又、黒酢と豆乳の健康機能をコラボレーションした商品として、「ミツカン黒酢」を使用した「豆乳飲料 黒酢ブルーベリー 200ml」を発売いたしました。さらに、WEB通販のAmazon専用商品として「豆乳飲料スムージー125g」を発売いたしました。
2015年9月には新製品として「豆乳飲料抹茶カロリー50%オフ200ml」、「豆乳飲料チーズケーキ200ml」も投入いたしました。又、ひとつ上の豆乳シリーズの新フレーバーとして、「ひとつ上の豆乳 豆乳飲料つがるりんご」を追加発売し、高付加価値商品として提案いたしました。さらにWEB専用商品として「低糖質豆乳飲料ココナッツ125g」を発売いたしました。

b.飲料
アーモンド飲料は、契約目標は下回ったものの、前年実績を大幅に上回ったため、売上高は、34億20百万円(前連結会計年度比9.0%増)となりました。
2014年10月にはファミリーサイズとして「アーモンドブリーズ オリジナル 1000ml」と「アーモンドブリーズ 砂糖不使用 1000ml」を発売いたしました。日本におけるアーモンド飲料市場の拡大、育成を引き続き図ってまいります。
又、豆乳に続くアーモンドミルクなど第3のミルクが市場で注目を浴びていることから、2015年9月にココナッツを主原料とする「ココナッツミルク飲料 200ml」を発売いたしました。第3のミルク市場へ新製品を投入し、新たな市場を開拓してまいります。


③ その他食品事業
業務用の水煮大豆及び豆乳グルトが堅調に推移したため、売上高は、14億86百万円(前連結会計年度比6.8%増)となりました。
東日本エリアの「豆乳グルト」は、スーパーにおける販売店数が順調に増え、共同購入での販売も取り組んでおります。2015年3月には、豆乳の固形分を高めて濃厚に仕上げた「濃厚豆乳グルト ブルーベリーソース付(80g)」、「濃厚豆乳グルト メイプルソース付(80g)」、「濃厚豆乳グルト プレーンタイプ(100g)」も発売いたしました。
2015年3月に、豆乳を使用した料理を簡単に作ることのできる「豆乳シェフ」シリーズ「豚肉とじゃがいもの豆乳ガーリックバター炒め」、「鶏肉とトマトの豆乳トマトソース炒め」、「シーフードミックスとキャベツの豆乳魚介クリーム炒め」の3種を発売し、拡大している料理提案商品市場にアプローチしております。
2015年9月には、ストレート鍋のシリーズ品として豆みそと京風白みその2種類のみそを使用した「味噌ちゃんこ鍋スープ750g」、豆乳を使用した野菜が苦手なお子様でも食べやすい洋風鍋として「豆乳ポトフ鍋スープ750g」を発売いたしました。

④ 技術指導料その他
技術指導料及び受取ロイヤリティーとして、売上高16百万円(前連結会計年度比76.7%減)を計上いたしました。

※当連結会計年度より、その他食品事業に、鍋スープ、チルド食品を集約いたしました。従来、鍋スープは、調理みそ、豆乳及びその他食品事業に分類されており、チルド食品は、豆乳及びその他食品事業に分類されておりました。なお、上記の売上高の前連結会計年度比につきましては、組替え後の売上高により計算しております。

(2) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ40百万円減少し、17億79百万円(前連結会計年度比2.2%減)となりました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの主な要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、12億62百万円(前連結会計年度は11億8百万円の資金増加)となりました。これは、税金等調整前当期純利益7億60百万円及び減価償却費7億1百万円等の資金増加によるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、6億40百万円(前連結会計年度は4億4百万円の資金減少)となりました。これは、有形固定資産の取得による支出5億6百万円及び無形固定資産の取得による支出87百万円等の資金減少によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、6億67百万円(前連結会計年度は1億52百万円の資金減少)となりました。これは、長期借入れによる収入11億円及び短期借入金の純増加額7億円等の資金増加に対し、長期借入金の返済による支出23億81百万円等の資金減少によるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00422] S1006J2K)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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