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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10054AF

有価証券報告書抜粋 インヴァスト証券株式会社 業績等の概要 (2015年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、当初、消費増税に伴う駆け込み需要の反動により、個人消費や設備投資などが低迷したものの、年末に向けてその影響も徐々に和らぎ、緩やかながら景気は回復基調に向かいました。
昨年8月に発表された2014年4-6月期のGDPの一次速報値は、2013年10-12月期以来のマイナス成長となりましたが、駆け込み需要の反動減の影響が一巡したこと、また、良好な雇用環境や円安による輸出競争力の向上などにより、2014年10-12月期のGDPはプラスに転じました。
上半期における外国為替市場は、ドル/円相場が102円前後を中心とした狭いレンジ取引となる一方、8月の米国連邦公開市場委員会の議事録で米国の早期利上げの可能性が指摘されると、ドル買いが一気に優勢となり、10月には1ドル=110円台に乗せる場面もありました。その後、エボラ出血熱の拡大や世界経済の減速懸念からドルが弱含みとなる場面があったものの、10月末に日銀金融政策決定会合でサプライズとなる追加金融緩和が発表されると、円安基調が再度強まり、12月には2007年7月以来となる1ドル=120円台を回復しました。
このような環境の中で、当社は、2014年3月リリースのオートパイロット型裁量FX「トライオートFX」のサービス充実、拡大を軸に事業を展開いたしました。各種キャンペーンの実施や、トライオート公式サイトにおける情報提供のほか、2015年1月には少額投資を実現する「1,000通貨単位」の取引開始をはじめ、スプレッド縮小や新機能の搭載など、お客様のニーズにお応えする大幅リニューアルを実施しました。こうして、「トライオートFX」はサービス開始から約11ヶ月後の2015年2月に2万口座を突破し、当社の主力事業の一つに成長しつつあります。
また、すでに当社の主力事業となっているFX自動売買サービス「シストレ24」は、継続的に新規ストラテジーの追加を行う事で、直近の相場環境に則したストラテジーの提供に努めた結果、総口座数は2014年7月に7万件を突破するなど、順調に拡大しております。更に、「シストレ24」につきましては、当連結会計年度において、当該サービスのシステム提供パートナーであり、イスラエルに開発拠点を持つ金融テクノロジープロバイダー、Tradency社と「新生シストレ24(仮称)」の共同開発を目的とした資本業務提携について合意しております。
今後は、より付加価値の高い選択型FXトレードシステムを開発し、多数のオリジナルストラテジーを継続的に追加する事で、高品質な投資助言サービスとして「シストレ24」の更なる発展を目指してまいります。
一方、2013年7月下旬より事業を開始しているオーストラリアの子会社Invast Financial Services Pty Ltd.(以下「IFS」といいます。)は、世界的に支持する投資家が多いMT4システムを中心とした店頭FXを提供しているほか、店頭CFD取引として、MT4のシステムを通じたメタルや株価指数などの売買サービス、更には、昨年12月から新たに取引所約定型個別株証拠金取引(DMACFD)サービスを開始しており、収益源の多様化を図っております。また、一般個人投資家を主たる顧客層と位置付けた事業モデルから、ヘッジファンド等に代表される法人投資家を主たる顧客層と位置付ける事業モデルに戦略を転換し、より成長性の高い事業への経営資源の選択と集中を進めております。
しかしながら、当連結会計年度における外国為替市場は、秋以降の急速な円安進行を機に、取引が活発化したものの、前半の歴史的な低ボラティリティ相場に起因した市況の影響を受け、前期と比較して出来高が大幅に伸び悩む結果となりました。
こうして、当社グループの当連結会計年度の営業収益は34億74百万円(前期比82.5%)、純営業収益は34億74百万円(同82.5%)となりました。販売費・一般管理費は全体で35億94百万円(同89.4%)となり、純営業収益から販売費・一般管理費を差し引いた営業損失は1億19百万円(前期は1億93百万円の営業利益)、経常損失は74百万円(前期は2億64百万円の経常利益)となりました。
なお、当連結会計年度において、資産の効率化と財務体質の強化を目的とし、当社が保有する投資有価証券の売却を行ったことにより、10億51百万円の投資有価証券売却益を特別利益として計上しており、これらの結果、当期純利益は4億96百万円(前期比12.6%)となりました。
また、当社単体での営業収益は31億74百万円(同76.2%)、純営業収益は31億74百万円(同76.2%)、営業利益は1億22百万円(同26.5%)、経常利益は1億57百万円(同29.0%)となり、当期純利益は7億28百万円(同17.3%)となりました。

セグメントの業績概況は次のとおりであります。各セグメントにおける純営業収益は、取引所清算手数料等の取引関係費と相殺表示しております。詳細は、「注記事項(セグメント情報等)」をご参照ください。
セグメント名称 事業の内容会社
報告
セグメント
取引所FX取引 「くりっく365」 インヴァスト証券㈱
店頭FX取引 「FX24」、「シストレ24」、
「トライオートFX」
インヴァスト証券㈱
海外金融事業 店頭FX、店頭CFD、証券取引Invast Financial Services Pty Ltd.
その他 「くりっく株365」インヴァスト証券㈱

①取引所FX取引
取引所FX取引は、東京金融取引所における為替証拠金取引サービス「くりっく365」の提供を行っております。
取引所FX取引による純営業収益は10億15百万円(前期比87.9%)となり、セグメント利益は1億89百万円(同67.9%)となりました。

②店頭FX取引
店頭FX取引は、店頭外国為替証拠金取引「FX24」、「シストレ24」及び「トライオートFX」の提供を行っております。店頭FX取引による純営業収益は18億79百万円(前期比70.6%)となり、セグメント損失は55百万円(前期は1億76百万円のセグメント利益)となりました。

③海外金融事業
海外金融事業においては、子会社IFSが店頭FX取引、店頭CFD取引及び証券取引を行っております。
IFSの決算日は12月31日となっているため、連結決算への数値の反映は発生から3ヶ月後となります。
そのため、当連結会計年度においては、IFSの2014年1月から12月までの実績を反映しております。
海外金融事業の純営業収益は3億11百万円(前期比649.9%)となりましたが、事業基盤の拡大に必要な先行投資としての販売費・一般管理費を計上した結果、セグメント損失は2億42百万円(前期は2億67百万円のセグメント損失)となりました。

④その他
その他、当社では東京金融取引所における株価指数証拠金取引「くりっく株365」のサービスを取り扱っております。当連結会計年度におけるその他の事業による純営業収益は24百万円(前期比49.4%)となり、セグメント損失は11百万円(前期は5百万円のセグメント利益)となりました。

(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」といいます。)は、前連結会計年度末に比べて18百万円減少し、当連結会計年度末の残高は61億1百万円となりました。
各項目別の増減内容は以下のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは3億30百万円の資金増加となりました。
資金の主な増加要因は、税金等調整前当期純利益による9億14百万円、減価償却費の計上による4億27百万円、取引所・カバー先への短期差入保証金の減少による58億47百万円のほか、外為取引未収入金の減少による21億98百万円であります。
主な減少要因は、投資有価証券売却損益10億30百万円、受入保証金の減少による56億60百万円、外為取引未払金の減少による22億36百万円であります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、8億32百万円の資金増加となりました。主な減少要因は、有形及び無形固定資産の取得による2億21百万円、投資有価証券の取得による107億12百万円であります。
主な増加要因は投資有価証券の売却による収入117億63百万円であります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、12億円の資金減少となりました。
これは、配当金の支払いによる11億37百万円、自己株式の取得にかかる63百万円によるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E03821] S10054AF)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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