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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1004XTY

有価証券報告書抜粋 ダイビル株式会社 業績等の概要 (2015年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績

当連結会計年度のわが国経済は、消費税率引き上げの影響により個人消費に弱さが見られましたが、各種政策の効果を背景に企業収益や雇用情勢が改善に向かうなど、緩やかな回復基調で推移いたしました。
オフィスビル業界におきましては、東京・大阪各ビジネス地区の空室率は全体として引き続き改善傾向で推移し、一部で賃料水準の緩やかな上昇も見られるなど、回復の動きが続いております。
こうした状況の下で、当社グループは積極的な営業活動を展開する一方、競合ビルとの差別化を目指し、ビル管理品質向上活動を推進するなど「ダイビルならでは」のテナントサービスに努めました結果、全体として高水準の入居状況を確保することができました。
中期経営計画「“Design 100”プロジェクト Phase-Ⅰ」では重点投資分野として、ベトナムにおける高品質オフィスビルの開発、「新ダイビル」建替えプロジェクトの完遂、東京都心3区を中心とした優良なアセットへの投資およびリニューアル投資による既存ビルの競争力強化を掲げております。本計画の下、昨年12月にはベトナムの首都ハノイ市中心部に位置する「コーナーストーン・ビルディング」(地上14階、地下3階、延床面積48,494㎡)を取得いたしました。また、昨年7月にはベトナム駐在員事務所ハノイオフィスを開設いたしました。一方、国内におきましては「新ダイビル」(大阪市北区、地上31階、地下2階、延床面積77,388㎡)が当初計画通り本年3月に竣工し、順調に稼働開始いたしました。同じく3月には、秋葉原駅付近土地区画整理事業内「保留地」を、入札により東京都から取得しております。本保留地は「秋葉原ダイビル」に隣接すると共に「秋葉原ダイビル・駅前プラザ」と同街区に位置しており、中長期的に当社保有資産のバリューアップを図ります。既存ビルのリニューアル工事は、「三田日東ダイビル」で当初計画通り本年2月に完了し、「日比谷ダイビル」においても計画通り順調に進捗しております。

セグメントの業績は次のとおりであります。
① 土地建物賃貸事業
「ダイビル本館」の収益寄与等により、営業収益は27,114百万円と120百万円(前連結会計年度比0.4%)の増収となりました。営業費用は、「新ダイビル」の竣工に伴う不動産取得税の計上等により増加し、営業利益は9,893百万円と609百万円(前連結会計年度比5.8%)の減益となりました。
② ビル管理事業
営業収益は8,232百万円と1百万円(前連結会計年度比0.0%)の増収となりましたが、営業利益は644百万円と4百万円(前連結会計年度比0.7%)の減益となりました。
③ その他
工事請負高の増加等により、営業収益は427百万円と84百万円(前連結会計年度比24.7%)の増収となり、営業利益は166百万円と11百万円(前連結会計年度比7.2%)の増益となりました。

以上の結果、当連結会計年度の業績につきましては、営業収益は35,773百万円と206百万円(前連結会計年度比0.6%)の増収、営業利益は9,447百万円と574百万円(前連結会計年度比5.7%)の減益となりました。
営業外損益では、金融収支は改善いたしましたが、経常利益は8,250百万円と474百万円(前連結会計年度比5.4%)の減益となりました。
特別損益につきましては、前連結会計年度に特別利益として固定資産売却益167百万円を計上したのに対して、当連結会計年度は投資有価証券売却益およびテナントとの建物賃貸借契約変更に伴う違約金収入計1,563百万円を計上いたしました。また、特別損失として、前連結会計年度は建替関連損失および固定資産除却損計70百万円を計上したのに対して、当連結会計年度は建替関連損失および固定資産除却損等計1,640百万円を計上いたしました。
この結果、当期純利益は5,165百万円と398百万円(前連結会計年度比7.2%)の減益となりました。

(注)1 セグメント別の業績の営業収益については、セグメント間の内部取引を含んでおりません。
2 「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、工事請負、工事管理、不動産仲介等を含んでおります。

(2) キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は7,399百万円となり、前連結会計年度末に比べて432百万円減少いたしました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において営業活動により得られた資金は11,487百万円となりました。税金等調整前当期純利益および未払又は未収消費税等の増減額が減少したこと等により、建替関連損失および未払不動産取得税等の増減額が増加いたしましたものの、得られた資金は前連結会計年度に比べて1,473百万円減少いたしました。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において投資活動により使用した資金は26,269百万円となりました。これは主に、「新ダイビル」の竣工と秋葉原駅付近土地区画整理事業内「保留地」取得等に伴う有形固定資産の取得による支出および「コーナーストーン・ビルディング」を保有・運営するVIBANK-NGT Co., Ltd.を取得したことによる連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出であり、使用した資金は前連結会計年度に比べて18,170百万円増加いたしました。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において財務活動により得られた資金は14,286百万円となりました。これは主に、長期借入れによる収入であります。なお、前連結会計年度は配当金の支払等により、1,532百万円の支出でした。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E03861] S1004XTY)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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