有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10055NF
株式会社日神グループホールディングス 業績等の概要 (2015年3月期)
(1) 業績
(当連結会計年度の営業の状況)当連結会計年度(自 2014年4月1日 至 2015年3月31日)におけるわが国経済は、安倍政権による経済政策に加え世界経済の回復や原油価格下落による購買力の増加などにより、実質賃金上昇による個人消費が堅調に推移し、設備投資も拡大を続けたことにより、引き続き拡大傾向にありました。
首都圏における分譲マンション市場は、前年度において消費税増税前の駆け込み需要があったこともあり、2014年は44,913戸となり、2009年以来5年ぶりの減少となりました(不動産調査機関調べ)。
一方建設業では、首都圏を中心とした旺盛な需要に支えられ、建設受注・土木受注ともに、2010年以降毎年増加しております(一般社団法人日本建設業連合会調べ)。
このような状況の中で当社グループは、各社の売上がほぼ想定どおりだったことから、連結売上高は2年連続過去最高を更新し、63,245百万円(前年同期比5.0%増)となりました。
なお、グループ全体の分譲事業の詳細は以下のとおりです。
分譲戸数(戸) | 売上高(百万円) | 摘要 | |
マンション分譲 | 631 | 22,552 | 日神不動産株式会社 |
賃貸用物件販売 | 158 | 3,564 | 日神住宅サポート株式会社 |
自社施工物件 | 20 | 479 | 多田建設株式会社 |
合計 | 809 | 26,595 |
売上高の増加に伴い、売上総利益は10,174百万円(前年同期比1.7%増)となりました。営業利益及び経常利益はそれぞれ3,785百万円(前年同期比5.5%増)、3,699百万円(前年同期比4.7%増)となりました。当期純利益は法人税等を846百万円計上したことにより、2,867百万円(前年同期比4.1%減)となりました。なお、報告セグメントにて区分した場合の売上高は以下のとおりです。
① 不動産事業
当社グループの主力事業である分譲マンションの販売は、販売戸数631戸と若干前年を上回りましたが、不動産売買を加えた売上高は23,034百万円(前年同期比0.2%減)となりました。分譲マンションの利益率が建設費の上昇により低下したことからセグメント利益は898百万円(前年同期比29.3%減)にとどまり、想定を下回りました。
(日神不動産株式会社の営業状況)
下記の金額には、いずれも消費税等は含まれておりません。
ア.分譲戸数の推移
2014年3月期 (2013年4月~2014年3月) | 2015年3月期 (2014年4月~2015年3月) | |||||||
期間(月) | 4~6 | 7~9 | 10~12 | 1~3 | 4~6 | 7~9 | 10~12 | 1~3 |
戸数(戸) | 113 | 183 | 116 | 215 | 102 | 158 | 140 | 231 |
イ.完成在庫の推移
2011年 3月末 | 2012年 3月末 | 2013年 3月末 | 2014年 3月末 | 2015年3月期 (2014年4月~2015年3月) | ||||
6月末 | 9月末 | 12月末 | 3月末 | |||||
パレス テージ(戸) | 109 | 249 | 298 | 330 | 309 | 278 | 241 | 226 |
デュオス テージ(戸) | 28 | ― | ― | ― | ― | ― | ― | ― |
合計(戸) | 137 | 249 | 298 | 330 | 309 | 278 | 241 | 226 |
ウ.未完成在庫(事業支出金)
2011年 3月末 | 2012年 3月末 | 2013年 3月末 | 2014年 3月末 | 2015年3月期 (2014年4月~2015年3月) | ||||
6月末 | 9月末 | 12月末 | 3月末 | |||||
事業支出金 (百万円) | 12,474 | 9,108 | 9,726 | 6,962 | 6,209 | 9,650 | 10,255 | 12,889 |
事業支出金は主に土地代および建築代金の一部です。
② 建設事業
多田建設株式会社の建設受注は引き続き、旺盛な建設需要に支えられ高水準を維持しました。また、受注単価の引き上げに成功し、その結果、売上高は34,407百万円(前年同期比1.2%減)、セグメント利益は1,921百万円(前年同期比34.0%増)となりました。
③ 賃貸管理事業
賃貸管理事業は、賃貸仲介、賃貸管理受託及び賃貸管理に伴う工事売上等、堅調に推移しました。
引き続き、賃貸用物件の販売も順調に推移し、当該売上高及び戸数は3,564百万円、158戸となりましたが、利益率が建設費の上昇により低下しました。この結果、売上高は5,550百万円(前年同期比2.9%増)、セグメント利益は715百万円(前年同期比10.9%減)となりました。
④ 不動産管理事業
不動産管理事業は、マンションの共用部分の管理業を中心として、ビル管理も受託しており、当連結会計年度末におけるマンションの管理戸数は27,000戸を超えました。
管理計画に基づく大規模修繕工事の受注は引き続き好調でしたが、管理受託競争による委託料の引き下げがありました。この結果、売上高は3,478百万円(前年同期比0.2%増)、セグメント利益は308百万円(前年同期比8.4%減)となりました。
⑤ ゴルフ場事業
米国のゴルフ場2社は、前期に引き続きゴルフ場資産の全てをゴルフ場運営会社に一括してリースしていることから、ゴルフ場事業から除外しており、株式会社平川カントリークラブのみを対象としています。外部のコース管理受託を新たに行った結果、売上高は730百万円(前年同期比21.2%増)、セグメント損失は15百万円(前年同期49百万円の損失)となりました。
なお、営業外収益として名義書換料収入を計上しており、経常損益は黒字となっています。
⑥ その他
引き続き、米国のゴルフ場2社はゴルフ場資産を全て一括して賃貸しています。日神ファイナンス株式会社において、担保不動産の販売が前年以下となった結果、売上高は87百万円(前年同期比35.3%減)、セグメント損失は53百万円(前年同期41百万円の損失)となりました。
(2) キャッシュ・フロー
当連結会計年度における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度に比べて7,128百万円増加して17,649百万円となりました。(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は2,289百万円(前期比53.4%減)となり、これは主に、たな卸資産が減少から増加に転じたことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は3,220百万円(前年同期は3,957百万円の使用)となり、これは主に有形及び無形固定資産の取得による支出が大幅に増えたものの、定期預金の預入れによる支出と払戻しによる収入がほぼ均衡したことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果増加した資金は8,023百万円(前年同期は3,855百万円の使用)となり、これは主に借入による収入が返済による支出を上回ったことによるものです。
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このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E03984] S10055NF)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
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