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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10050TT

有価証券報告書抜粋 石油資源開発株式会社 業績等の概要 (2015年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績
当連結会計年度における我が国経済は、年度当初は消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動により、個人消費には弱い動きがみられましたが、前連結会計年度に引き続き、企業業績及び雇用情勢が概ね改善傾向にあり、緩やかな回復基調が続いています。
原油CIF価格は、夏場にかけて1バレル 110 ドル近辺で推移していましたが、米国におけるシェールオイル増産による供給増等の影響により秋口から急落し、年度末時点では 50 ドル前後で低迷しています。
為替相場は、前連結会計年度における円安傾向が当連結会計年度においても進行し、年度当初の 100 円台前半から、年度末にかけては 110 円台後半で推移しました。この結果、当社グループの原油販売価格は、秋冬季の原油CIF価格の低迷が影響し、前連結会計年度に比べて下落しました。
一方、天然ガスについては、東日本大震災後、依然として需要が高止まりを見せておりますが、液化天然ガス(LNG)の調達及びその気化ガス等の販売において厳しい競争が続き、加えて供給インフラ整備を巡る動きも進行していることから、市場環境は当社グループにとって予断を許さない状況にありました。
このような状況のもとで、当社グループは、社会生活に不可欠なエネルギーの長期安定供給を目指して、生産、輸送の安全操業に努めるほか、国内外における効率的な探鉱開発に全力を注いでまいりました。


当連結会計年度の売上高は304,911百万円と前連結会計年度に比べ28,322百万円の増収(+10.2%)となり、売上総利益は、70,262百万円と前連結会計年度に比べ4,134百万円の増益(+6.3%)となりました。前連結会計年度に比べ増収増益となった主な要因は、海外原油及び海外天然ガスの販売数量が増加したことによるものであります。
探鉱費は、海外探鉱費用は増加しましたが、国内探鉱費用が大きく減少したことにより、4,489百万円と前連結会計年度に比べ5,310百万円減少(△54.2%)し、販売費及び一般管理費は33,625百万円と前連結会計年度に比べ1,932百万円増加(+6.1%)した結果、営業利益は32,146百万円と前連結会計年度に比べ7,512百万円の増益(+30.5%)となりました。
経常利益は、為替差益の増加などにより、54,839百万円と前連結会計年度に比べ10,949百万円の増益(+24.9%)となりました。
税金等調整前当期純利益は、減損損失が減少したことに伴い、特別損失が3,840百万円減少したことなどにより、50,373百万円と前連結会計年度に比べ14,789百万円増益(+41.6%)となりました。
当期純利益は、繰延税金資産の減少に加え、繰延税金負債が増加したことなどにより法人税等調整額が増加したことなどにより、29,567百万円と前連結会計年度に比べ552百万円増益(+1.9%)となりました。

なお、売上高の内訳は次のとおりであります。
(イ)原油・天然ガス
原油・天然ガス(液化天然ガス(LNG)及びビチューメンを含む)の売上高は、主に海外原油及び海外天然ガスの販売数量が増加したことにより、245,631百万円と前連結会計年度に比べ28,474百万円の増収(+13.1%)となりました。
(ロ)請負
請負(掘さく工事及び地質調査の受注等)の売上高は、10,487百万円と前連結会計年度に比べ1,747百万円の増収(+20.0%)となりました。
(ハ)その他
液化石油ガス(LPG)・重油等の石油製品等の販売、天然ガス等の受託輸送及びその他業務受託等の売上高は、48,792百万円と前連結会計年度に比べ1,899百万円の減収(△3.7%)となりました。

主なセグメントごとの業績は、次のとおりであります。
① 日本
日本セグメントの売上高は主に原油・天然ガス(LNG含む)、請負、石油製品等により構成されております。当連結会計年度における売上高は、イラク共和国ガラフ油田からの買入商品原油が増加したことなどにより280,719百万円と前連結会計年度に比べ19,171百万円の増収(+7.3%)となりました。セグメント利益は、坑井の掘さく作業量の減少に伴い探鉱費が減少したことにより、35,205百万円と前連結会計年度に比べて3,597百万円の増益(+11.4%)となりました。
② 北米
北米セグメントの売上高は主に原油・天然ガス(ビチューメン含む)により構成されております。当連結会計年度における売上高は、主にカナダ ブリティッシュ・コロンビア州シェールガス開発生産プロジェクトの原油・天然ガスの販売数量が増加したことにより22,729百万円と前連結会計年度に比べ8,061百万円の増収(+55.0%)となりました。これに伴いセグメント利益は、3,223百万円と前連結会計年度に比べて1,325百万円の増益(+69.9%)となりました。
③ 中東
中東セグメントの売上高は主に原油により構成されております。当連結会計年度における売上高は、イラク共和国ガラフ油田の原油販売が増加したことに伴い39,514百万円と前連結会計年度に比べ23,270百万円の増収(+143.3%)となりました。セグメント利益は5,241百万円と前連結会計年度に比べて2,978百万円の増益(+131.6%)となりました。

(2) キャッシュ・フロー
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ39,827百万円増加し、142,657百万円となりました。
営業活動の結果得られた資金は前連結会計年度に比べ33,440百万円増加し、78,666百万円となりました。
投資活動の結果使用した資金は前連結会計年度に比べ68,569百万円減少し、63,031百万円となりました。
財務活動の結果得られた資金は前連結会計年度に比べ53,205百万円減少し、18,475百万円となりました。

なお、キャッシュ・フローの詳細は「7 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (3) 財政状態及びキャッシュ・フローの状況の分析 ② キャッシュ・フローの状況」に記載しております。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00041] S10050TT)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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