シェア: facebook でシェア twitter でシェア google+ でシェア

有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10051O7

有価証券報告書抜粋 キッコーマン株式会社 業績等の概要 (2015年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度の世界経済は、米国は着実に回復しており、欧州も持ち直しの動きが続き、全体としても緩やかに回復しております。
一方、日本経済も、世界経済同様、全体として緩やかな回復基調が続いております。
このような状況下における、当社グループの売上は、国内については、豆乳飲料が好調に推移したものの、しょうゆ、食品、酒類で消費増税による駆け込み需要の反動の影響により、全体として前期に及びませんでした。海外については、しょうゆは北米、欧州、アジア・オセアニアともに順調に売上を伸ばし、食料品卸売事業も好調に推移し、前期の売上を上回りました。
この結果、当連結会計年度の連結グループの売上高は3,713億3千9百万円(前期比108.2%)、営業利益は253億7千万円(前期比106.4%)、経常利益は243億6千4百万円(前期比107.4%)、当期純利益は153億8千2百万円(前期比122.5%)となりました。

セグメントの業績の概要は次のとおりであります。

国内における売上の概要は次のとおりであります。
(国内 食料品製造・販売事業)
当事業は、しょうゆ部門、つゆ・たれ・デルモンテ調味料等の食品部門、豆乳飲料・デルモンテ飲料等の飲料部門、みりん・ワイン等の酒類部門からなり、国内において当該商品の製造・販売を手がけております。各部門の売上の概要は次のとおりであります。
■しょうゆ部門
しょうゆは、家庭用分野では「いつでも新鮮」シリーズが順調に推移しましたが、部門全体では消費増税による駆け込み需要の反動の影響を受け、数量、金額ともに前期を下回りました。
■食品部門
つゆ類は、加工・業務用分野で売上を伸ばしたものの、家庭用分野では、主力の「本つゆ」やストレートつゆが夏場の天候不順の影響もあり前期の売上に及ばず、つゆ類全体として前期を下回りました。たれ類は、主力商品の「わが家は焼肉屋さん」の「わが家は焼肉屋さん濃厚だれ」が堅調に推移したことにより、たれ類全体として前期を上回りました。「うちのごはん」は、積極的な新商品開発やテレビ広告、店頭販促活動を行い、前期の売上を上回りました。デルモンテ調味料は、消費増税による駆け込み需要の反動もあり前期を下回りました。この結果、部門全体として前期の売上を下回りました。
■飲料部門
豆乳飲料は、飲用だけでなくレシピ本を活用し料理用として訴求する等、テレビや雑誌などの各メディアと連携を図りながら、市場拡大につながる販促活動を実施しており、市場も堅調に拡大しています。また、「豆乳飲料 巨峰」等の新商品も好調であり、前期の売上を上回りました。デルモンテ飲料は、前年発売しました「朝サラダ」、「みんなのトマト・野菜」や、新発売の「飲みやすい野菜1日分」等が売上に寄与しましたが、トマトジュースが前期の売上に及ばず、デルモンテ飲料全体としては前期の売上を下回りました。この結果、部門全体としては、前期の売上を上回りました。
■酒類部門
本みりんは、2014年が「白味淋」の発祥した江戸時代から200周年の節目であり、これを訴求する販促活動などを行い、「米麹こだわり仕込み本みりん 450ml」等が順調に推移しましたが、「マンジョウ芳醇本みりん」をはじめとする主力商品が消費増税による駆け込み需要の反動の影響を受け、本みりん全体として前年同期をわずかに下回りました。国産ワインは、「甲州酵母の泡」や「ソラリス」シリーズ等が順調に推移しましたが、調理用ワイン等が苦戦し、前期を下回りました。この結果、部門全体として前期の売上を下回りました。
以上の結果、国内 食料品製造・販売事業の売上高は1,612億6千1百万円(前期比99.7%)、原材料等のコスト増もあり営業利益は27億1千5百万円(前期比62.8%)と減収減益となりました。
(国内 その他事業)
当事業は、臨床診断薬・衛生検査薬・加工用酵素、ヒアルロン酸等の化成品等の製造・販売、不動産賃貸及び運送事業、グループ会社内への間接業務の提供等を行っております。
運送事業は前期を上回ったものの、ヒアルロン酸等の化成品が前期を下回り、部門全体として前期の売上を下回りました。
この結果、国内 その他事業の売上高は201億5千2百万円(前期比99.4%)、営業利益は10億3千5百万円(前期比112.9%)と、減収増益となりました。

海外における売上の概要は次のとおりであります。
(海外 食料品製造・販売事業)
当事業は、しょうゆ部門、デルモンテ部門、海外における健康食品等のその他食料品部門からなり、海外において当該商品の製造・販売を手がけております。各部門の売上の概要は次の通りであります。
■しょうゆ部門
北米市場においては、家庭用分野では、主力商品であるしょうゆに加え、しょうゆをベースとした調味料などの拡充に引き続き力を入れ、当社のブランド力を生かした事業展開を行ってまいりました。また、加工・業務用分野では顧客のニーズに合わせたきめ細かな対応を行い、両分野とも堅調に推移いたしました。この結果、前期の売上を上回りました。
欧州市場においては、ロシアにてルーブル安により市場価格が値上がりしたことが影響しましたが、その他の重点市場であるドイツ、フランスなどで順調に売上を伸ばし、前期の売上を上回りました。
アジア・オセアニア市場は、重点市場であるフィリピンで順調に売上を伸ばしました。また、中国の販売会社や台湾の製造会社の実績が加わり、全体としては前期の売上を大きく上回りました。
この結果、部門全体では為替換算の影響もあり前期の売上を大きく上回りました。
■デルモンテ部門
当部門は、アジア・オセアニア地域で、フルーツ缶詰・コーン製品・トマトケチャップ等を製造・販売しております。
フィリピン産フルーツ缶詰の供給不足などの影響を受けたものの、韓国などで順調に売上を伸ばし、部門全体では前期の売上を上回りました。
■その他食料品部門
当部門は、主に北米地域において、健康食品を製造・販売しております。
一般店舗ルート、医師ルート向けの売上が好調に推移したことから、部門全体では前期の売上を上回りました。
以上の結果、海外 食料品製造・販売事業の売上高は747億2千7百万円(前期比117.1%)、営業利益は142億2千5百万円(前期比117.5%)と、増収増益となりました。

(海外 食料品卸売事業)
当事業は、国内外において、東洋食品等を仕入れ、販売しております。

北米ではアジア系マーケットにとどまらず、ローカルマーケットへのさらなる浸透を進め、売上を伸ばしました。また、欧州、オセアニアでは引き続き市場が拡大しており、各地域で売上は順調に推移いたしました。この結果、前期の売上を上回りました。
この結果、海外 食料品卸売事業の売上高は1,384億6百万円(前期比116.6%)、営業利益は64億7千6百万円(前期比117.5%)と、増収増益となりました。
(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度における現金及び現金同等物は、前期末に比べ69億7千8百万円増加し、323億9千8百万円となりました。
当連結会計年度における活動ごとのキャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは316億5千8百万円の収入となり、前連結会計年度に比べ59億9千1百万円収入増でありました。これは主に、法人税等の支払、たな卸資産の増加などによる支出があったものの、税金等調整前当期純利益に減価償却費等の非資金項目などを加算した営業活動による収入が上回ったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローは50億4千1百万円の支出となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローは215億6千6百万円の支出となりました。これは主に、自己株式の取得による支出、借入金の返済による支出があったことによるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00435] S10051O7)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。