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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10057BK

有価証券報告書抜粋 味の素株式会社 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2015年3月期)


研究開発活動メニュー株式の総数等

(1)重要な会計方針および見積り
当社の連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。詳細については、「第5 経理の状況 1 (1)連結財務諸表 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。
連結財務諸表の作成にあたっては会計上の見積りを行う必要があり、貸倒引当金等の各種引当金の計上、「固定資産の減損に係る会計基準」における回収可能額の算定、繰延税金資産の回収可能性の判断等につきましては、過去の実績、または各状況下で合理的と判断される前提に基づき見積りを実施しております。但し、見積り特有の不確実性が存在するため、実際の結果はこれら見積りと異なる場合があります。

(2)当連結会計年度の経営成績の分析
① 売上高
売上高は前期を552億円上回る1兆66億円(前期比105.8%)となりました。地域別に見ますと、日
本では、冷凍食品およびアミノ酸の売上げは伸長したものの、医薬の売上げの減少等により、前期を145億円
下回る4,604億円(前期比96.9%)となりました。海外では、ウィンザー社の売上げが加わった冷凍食
品、コンシューマーフーズ、飼料用アミノ酸およびアミノ酸が増収となり、また為替の影響もあり、前期を
698億円上回る5,462億円(前期比114.7%)と大幅な増収となりました。海外の地域別では、アジ
ア、米州および欧州でそれぞれ2,604億円(前期比113.1%)、1,753億円(前期比125.
9%)および1,104億円(前期比103.4%)となりました。なお、売上高海外比率は54.3%(前期
は50.1%)となりました。

② 売上原価、販売費及び一般管理費
売上原価は、売上高の伸長に伴い、前期から239億円増加し、6,595億円(前期比103.8%)とな
りました。売上原価の売上高に対する比率は、飼料用アミノ酸の販売価格の上昇等により1.3ポイント改善
し、65.5%となりました。販売費及び一般管理費は、販売促進費等の削減に努めましたが、連結子会社増加
の影響があり、前期から186億円増加し、2,726億円(前期比107.3%)となりました。

③ 営業利益
営業利益は前期を127億円上回り、過去最高の745億円(前期比120.6%)となりました。地域別に
みますと、日本では296億円(前期比90.5%)、海外では448億円(前期比154.4%)となりまし
た。日本において、アミノ酸や化成品の貢献はありましたが、医薬が大幅に減益となった影響により、全体とし
て減益となりました。海外において、飼料用アミノ酸、製薬カスタムサービスおよびコンシューマーフーズの貢
献があり、また為替も寄与し、全体として大幅な増益となりました。海外の地域別では、アジア、米州および欧
州でそれぞれ304億円(前期比122.6%)、116億円(前期比277.7%)および27億円(前期比
-)となりました。なお、営業利益海外比率は60.2%(前期は47.1%)となりました。

④ 営業外収益(費用)
営業外収支差は、前期を12億円上回り82億円のプラス(前期は69億円のプラス)となりました。持分法
による投資利益および為替差益が増加したことが主な理由です。

⑤ 経常利益
経常利益は前期を140億円上回り、過去最高の828億円(前期比120.4%)となりました。

⑥ 特別利益
特別利益は前期の86億円に対し、当期は128億円となりました。当期において計上した主なものは、国内
の一部の連結子会社にかかる退職給付制度終了益92億円になります。

⑦ 特別損失
特別損失は前期の48億円に対し、当期は166億円になりました。当期において計上した主なものは、のれ
んや在外子会社の工場設備を中心とした減損損失104億円(前期は6億円)であり、減損処理した主なもの
は、アモイ・フード・グループののれんについて28億円、欧州の連結子会社のうま味調味料等の製造設備につ
いて59億円、製薬カスタムサービス事業関連製造設備について12億円になります。

⑧ 当期純利益
当期純利益は前期を43億円上回り、464億円(前期比110.3%)となり、1株当たり当期純利益は
78円54銭(前期は68円67銭)となりました。

(3)当連結会計年度の連結財政状態の分析
当期末の総資産は、前期末の1兆931億円に対して1,619億円増加し、1兆2,550億円となりました。これは主として、当社の連結子会社である味の素ノースアメリカ社が2014年11月5日に全持分を取得したウィンザー社を第3四半期末より連結したことによるものです。また、円安により在外子会社の連結貸借対照表の円貨への換算額が増加しています。
負債合計は、前期末の4,376億円に対して739億円増加し、5,116億円となりました。これは主にウィンザー社取得に伴い短期借入金が増加したことによるものです。有利子負債残高は、前期末に対して686億円増加し、2,115億円となりました。
純資産は、円安により為替換算調整勘定および利益剰余金が増加し、前期末に対して879億円増加しました。純資産から少数株主持分を引いた自己資本は、6,695億円となり、自己資本比率は53.3%となりました。

(4)当連結会計年度の連結キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度におきましては、営業活動によるキャッシュ・フローは1,092億円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローは1,403億円の支出、および財務活動によるキャッシュ・フローは528億円の収入となり、換算差額等を調整すると、現金及び現金同等物の残高は351億円増加しました。

(5)当連結会計年度の資金の流動性および資金の調達、使途
① 資金の流動性について
当連結会計年度は短期流動性に関し、手元流動性確保のために、コミットメント・ライン、当座貸越枠、コマーシャル・ペーパー発行枠等の調達手段を備えています。
② 資金の調達
当連結会計年度の資金調達は、調達コストとリスク分散の観点による直接金融と間接金融のバランス、および長期と短期の資金調達のバランスを見ながら、運転資金、およびウィンザー社の持分取得に関し、金融機関からの借入等の資金調達活動を行いました。
③ 資金の使途
当連結会計年度の資金の使途は、事業資金およびウィンザー社の全持分取得のための資金に充当しました。

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このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00436] S10057BK)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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