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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10054GN

有価証券報告書抜粋 京王電鉄株式会社 業績等の概要 (2015年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績

7〔財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析〕に記載しているとおり、当連結会計年度の連結営業収益は4,080億3千9百万円(前年同期比0.0%増)、連結営業利益は338億4千5百万円(前年同期比2.3%増)、連結経常利益は313億9千万円(前年同期比3.8%増)、連結当期純利益は172億4千8百万円(前年同期比6.5%増)となりました。
セグメントごとに主な営業成績を以下に記載いたします。

〔運輸業〕
① 営業概況
鉄道事業では、京王線(笹塚駅~仙川駅間)連続立体交差事業について、事業主体である東京都とともに用地補償説明会を開催するなど用地取得業務を本格化したほか、設計業務を進めました。また、これまで進めてきた調布駅付近連続立体交差事業が完了しました。構造物の耐震性向上については、京王線多摩川橋梁の耐震補強が完了したほか、高架橋柱や盛土区間を対象とした耐震補強を引き続き進めました。環境への取組みについては、電車がブレーキをかけた際に発生した回生電力を駅の照明やエスカレーターなどに使用される電力に変換して供給する「駅舎補助電源装置」を東府中駅に導入しました。また、回生電力を蓄電池に充電し、電車の走行用電力として供給する「回生電力貯蔵装置」を堀之内変電所に設置しました。サービス向上策については、井の頭線のダイヤ改定を実施し、平日早朝時間帯の急行増発や終電時刻の延長、日中時間帯の急行の所要時間短縮を行いました。また、本年4月には、沿線外からも多くのお客様が訪れる高尾山口駅を、高尾山の玄関口としてふさわしい駅舎にリニューアルするとともに、お客様のニーズが高いトイレの増設や歩行者広場の拡張を実施しました。このほか、訪日外国人を対象とした無料公衆無線LANサービス「KEIO FREE Wi-Fi」を京王線・井の頭線の5駅に導入するなど、お客様の利便性向上をはかりました。営業面では、1枚で新宿駅と渋谷駅のどちらでも乗り降りできる新しい通勤定期券「どっちーも」の販売を開始し、お客様の利便性向上とともに新規顧客の獲得に努めました。また、「京王れーるランド」では開業1周年を迎えるにあたりお子様向け遊具コーナーの拡張や記念イベントを開催したほか、車両の内装に動物がデザインされた「新TamazooTrain」の運行を開始しました。
バス事業では、路線バスにおいて、JR高円寺駅南口と佼成病院を結ぶ新規路線を開設しました。高速バスにおいては、東京ディズニーリゾート®線(調布~東京ディズニーリゾート®)や渋谷河口湖線(渋谷~富士急ハイランド・河口湖)を新設しました。このほか、英語が話せる添乗員が同行し、髙尾山薬王院での修行体験やうかい鳥山等で食事をする訪日外国人向け日帰りバスツアーを、春と秋の行楽シーズンに実施しました。

※営業概況につきましては、当連結会計年度終了後の本年4月までの内容を記載しております。当連結会計年度の収支への影響につきましては、次頁「②業績」の項目をご参照ください。

業種別当連結会計年度
(26.4.1~27.3.31)
(百万円)
前年同期比
(%)
鉄道事業81,9080.2
バス事業34,5471.7
タクシー業12,655△2.0
その他2,7287.9
消去△4,952
営業収益126,8870.2
営業利益12,2795.0


(うち鉄道事業)
種 別単 位当連結会計年度
(26.4.1~27.3.31)
前年同期比
(%)
営業日数365
営業粁84.7
客車走行粁千粁127,4490.6
輸送人員定期千人369,9220.4
定期外262,806△0.2
632,7280.1
旅客運輸収入定期百万円33,479△0.3
定期外44,8010.2
78,281△0.0
乗車効率%41.4

(注) 乗車効率の算出は延人粁によります。
客車走行粁×平均定員

② 業績
鉄道事業では、消費税率引上げ前の駆け込み購入による影響があったものの、雇用環境の改善や沿線施設への来訪者の増加があったことなどにより、旅客運輸収入は前連結会計年度並みの0.0%減(うち定期0.3%減、定期外0.2%増)となりました。また、バス事業では、路線・高速で増収となりました。これらの結果、営業収益は1,268億8千7百万円(前年同期比0.2%増)、営業利益は122億7千9百万円(前年同期比5.0%増)となりました。

〔流通業〕
① 営業概況
百貨店業では、「京王百貨店」新宿店において、免税手続きなどを行う「フォーリンカスタマーカウンター」を新設し、自動外貨両替機を設置するなど、外国人来店客向けの新たなサービスを開始しました。また、本年4月、小型サテライト店を「三井ショッピングパークららぽーと富士見」内にオープンいたしました。
ショッピングセンター事業では、「キラリナ京王吉祥寺」において、地下1階の食品売場「フードパルク」をグランドオープンいたしました。また、「京王聖蹟桜ヶ丘ショッピングセンター」では、B館8階とC館2階のレストランフロアをリニューアルオープンいたしました。さらに、本年4月、「メルクマール京王笹塚」内に、商業施設「フレンテ笹塚」が開業し、流行の化粧品や文具などを取りそろえた雑貨店「アートマン アートマン」や、有名菓子店が月替わりで出店する「スイーツモード」などをオープンいたしました。
ストア業では、上質な食材を豊富に取りそろえた「キッチンコート」を「キラリナ京王吉祥寺」内にオープンいたしました。また、生鮮コンビニエンスストア「京王ストアエクスプレス」若葉台店をオープンいたしました。
このほか、多摩動物公園駅前に、京王オリジナルデザイングッズなどを販売する「ギフトショップ たまどう」をオープンいたしました。

※営業概況につきましては、当連結会計年度終了後の本年4月までの内容を記載しております。当連結会計年度の収支への影響につきましては、次頁「②業績」の項目をご参照ください。

業種別当連結会計年度
(26.4.1~27.3.31)
(百万円)
前年同期比
(%)
百貨店業86,977△6.2
ストア業38,0602.8
書籍販売業9,087△7.7
駅売店業7,639△4.4
ショッピングセンター事業12,42417.8
その他11,7511.5
消去△6,842
営業収益159,097△2.5
営業利益4,809△3.4


② 業績
ショッピングセンター事業では、2014年4月に開業した「キラリナ京王吉祥寺」が寄与したことにより増収となりました。また、ストア業では、既存店が好調に推移したため増収となりました。一方、百貨店業では、消費税率引上げ前の駆け込み需要の反動減などにより減収となりました。これらの結果、営業収益は1,590億9千7百万円(前年同期比2.5%減)、営業利益は48億9百万円(前年同期比3.4%減)となりました。

〔不動産業〕
① 営業概況
不動産賃貸業では、商業施設やオフィス、住居などを備えた地上21階地下2階の複合ビル「メルクマール京王笹塚」が完成し、入居を開始しました。また、多摩地区最大級の社会人と学生向けシェア型賃貸住宅「SHARE PLACE 聖蹟桜ヶ丘」や、千代田区内神田に住居やオフィス、共有スペースを備えたシェア型複合施設「the c」が完成し、賃貸を開始するなど、引き続き賃貸資産の拡充に努めました。
不動産販売業では、新築戸建住宅「京王四季の街」を調布多摩川および八王子みなみ野シティで販売したほか、リノベーションを行った集合住宅「リノア東日本橋」や「ルクラス碑文谷」などを販売しました。
業種別当連結会計年度
(26.4.1~27.3.31)
(百万円)
前年同期比
(%)
不動産賃貸業30,2400.1
不動産販売業14,37115.6
その他1,37027.0
消去△8,841
営業収益37,1415.0
営業利益9,616△6.2


② 業績
不動産賃貸業では、賃貸物件の増などにより増収となりました。また、不動産販売業では、リノベーション物件の売上増などにより増収となりました。これらの結果、営業収益は371億4千1百万円(前年同期比5.0%増)、営業利益は営業費用の増加などにより96億1千6百万円(前年同期比6.2%減)となりました。

〔レジャー・サービス業〕
① 営業概況
ホテル業では、「京王プラザホテル(新宿)」において、南館20階から27階の客室改装を実施したほか、本館2階のコーヒーハウス「樹林」をオープンキッチンや常設のブッフェカウンターを設置するなどの改装を行い、オールデイダイニング「樹林」としてリニューアルオープンいたしました。また、「京王プラザホテル(新宿)」と「京王プラザホテル多摩」では、特別ルーム「ハローキティ ルーム」の提供を開始しました。「京王プレッソイン」については、神田の全館改装を実施したほか、港区赤坂において新店舗の建設を引き続き進めました。
このほか、「京王高幡ショッピングセンター」内に、蕎麦居酒屋「たまの里」をオープンいたしました。
また、高尾山口駅前の日帰り温浴施設については、温泉の湧出が確認され、建設工事に着手しました。
業種別当連結会計年度
(26.4.1~27.3.31)
(百万円)
前年同期比
(%)
ホテル業45,3892.5
旅行業16,6152.1
広告代理業11,9547.7
その他6,0322.0
消去△9,681
営業収益70,3103.6
営業利益5,64118.4


② 業績
ホテル業では、「京王プラザホテル」で外国人利用客の取込み等により客室単価が向上したほか、「京王プレッソイン」が好調に推移したことにより増収となりました。また、広告代理業では、既存顧客からの受注額の増加や大型案件の受注などにより増収となりました。これらの結果、営業収益は703億1千万円(前年同期比3.6%増)、営業利益は56億4千1百万円(前年同期比18.4%増)となりました。

〔その他業〕
① 営業概況
葬祭事業では、「お客様の気持ちに寄り添う」をコンセプトに、故人や遺族のニーズに合わせた葬儀の提供等を行うことを目的として、京王フェアウェルサポート㈱を設立し、セレモニーホール「京王メモリアル北野」を開業しました。
沿線住民の暮らしに役立つサービスを提供する「京王ほっとネットワーク」では、リフォームの具体的イメージを紹介するため、「高幡店」にキッチンコーナーや外壁・クロス等の素材の展示スペースを設置するなどのリニューアルを実施しました。
業種別当連結会計年度
(26.4.1~27.3.31)
(百万円)
前年同期比
(%)
ビル総合管理業21,614△4.0
車両整備業8,9397.4
建築・土木業20,2385.2
その他6,5165.8
消去△3,236
営業収益54,0720.8
営業利益2,29530.7


② 業績
建築・土木業では、完成工事高が増加したことなどにより増収となりました。これらの結果、営業収益は540億7千2百万円(前年同期比0.8%増)、営業利益は22億9千5百万円(前年同期比30.7%増)となりました。

(2) キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度の営業活動によるキャッシュ・フローについては、流入額は前連結会計年度に比べ69億1千3百万円減の518億5千8百万円となりました。
当連結会計年度の投資活動によるキャッシュ・フローについては、投資有価証券の売却および償還による収入の増などにより、流出額は前連結会計年度に比べ56億1千3百万円減の323億2千5百万円となりました。
当連結会計年度の財務活動によるキャッシュ・フローは、社債の償還による支出などにより、流出額は262億8千1百万円となりました。
これらの結果、現金及び現金同等物の当連結会計年度末残高は647億2千4百万円となりました。
また、有利子負債の当連結会計年度末残高は、3,081億5千7百万円となりました。有利子負債の連結会計年度末残高については、第5〔経理の状況〕1〔連結財務諸表等〕(1)〔連結財務諸表〕⑤〔連結附属明細表〕をご参照ください。
(注) 有利子負債は、借入金+社債+鉄道建設・運輸施設整備支援機構未払金により算出しております。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


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