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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10057J7

有価証券報告書抜粋 神姫バス株式会社 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2015年3月期)


経営上の重要な契約等メニュー株式の総数等

文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。

(1)重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたりまして、たな卸資産の評価、固定資産・投資有価証券の減損、貸倒債権・事故補償金・賞与・退職金等の引当金などは過去の実績等合理的な判断及び見積りにより、繰延税金資産については将来の課税所得と回収可能なタックス・プランニングを考慮し、資産・負債・収益・費用の計上を行っております。実際の結果におきましては、見積り自体に不確実性があるため、差異が生じる場合があります。

(2)当連結会計年度の経営成績の分析
当連結会計年度の売上高は、前連結会計年度に比べ2,677百万円(△6.3%)減少し、39,656百万円となりました。
主力である自動車運送事業は、乗合バス部門は姫路市敬老優待乗車証の有料化による利用者減等により、タクシー部門は乗務員不足による稼働数減等により減収となりました。車両物販・整備業は、車両物販部門において消費税増税前の駆け込み需要による反動等により減収となりました。業務受託事業は、車両管理部門において新規顧客の獲得等により増収となりましたが、経営受託部門において受託する指定管理施設の減少により減収となりました。不動産業は、販売部門は注文住宅の販売戸数が減少したこと等により、建設部門は前期に大口工事の売上を計上したこと等により減収となりました。レジャーサービス業は、飲食部門のサービスエリア事業が天候不順の影響等により減収となりました。なお、遊技場部門は2014年8月に会社分割し、その承継会社の全株式を当社グループ外に譲渡しております。また、和惣菜等の製造及び京阪神の百貨店での販売を行う「株式会社冨士屋かまぼこ」を子会社として新規連結しました。旅行貸切業は、旅行部門において「巡礼ツアー」や「スキーツアー」を中心とした募集型企画旅行が好調に推移し、貸切バス部門において稼働数は減少したものの、貸切新運賃・料金制度への移行による一稼働あたりの収入増加等により増収となりました。
一方、利益面では、消費税増税前の駆け込み需要の反動による影響等により、営業利益は前連結会計年度に比べ483百万円(△47.1%)減の544百万円、経常利益は、前連結会計年度に比べ536百万円(△43.2%)減の704百万円となりました。
当連結会計年度の特別利益は、固定資産売却益や事業譲渡益の計上等により前連結会計年度に比べ1,227百万円(79.1%)増加しました。また、当連結会計年度の特別損失は、減損損失の計上等により前連結会計年度に比べ643百万円(537.8%)増加しております。
以上の結果、税金等調整前当期純利益は前連結会計年度に比べ47百万円(1.8%)増の2,719百万円となり、これより法人税、住民税及び事業税や法人税等調整額、少数株主利益を調整した当期純利益は前連結会計年度に比べ40百万円(2.6%)増の1,574百万円となりました。また、その他の包括利益を加えた包括利益は、その他有価証券評価差額の増加等により2,050百万円となりました。
この結果、1株当たり当期純利益金額は52円26銭となり、自己資本利益率は4.4%となりました。

なお、セグメント別の分析は、「第2 事業の状況 1 業績等の概要」に記載しております。

(3)財政状態の分析
総資産は、前連結会計年度末に比べ1,371百万円増加し、52,402百万円となりました。増減の主なものは、不動産業における複合ビル「姫路ターミナルスクエア」の建設等による有形固定資産の増加2,602百万円、投資有価証券の増加981百万円、受取手形及び売掛金の増加165百万円、現金及び預金の減少3,333百万円等であります。
負債は、前連結会計年度末に比べ348百万円減少し、15,850百万円となりました。増減の主なものは、未払金の減少526百万円、前受金の減少261百万円、未払消費税等の増加327百万円等であります。
純資産は、当期純利益の計上による利益剰余金の増加1,250百万円、その他有価証券評価差額金の増加338百万円等により、前連結会計年度末に比べ1,719百万円増加の36,551百万円となりました。

(4)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ2,614百万円減少し、4,902百万円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次の通りであります。

営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益2,719百万円に非資金項目である減価償却費等を調整した結果、3,275百万円の収入(前年同期は4,886百万円の収入)となりました。前年同期との比較では、たな卸資産(分譲土地建物)の仕入れによる支払額の増加、未払金の減少(車両購入代金等)等により1,610百万円の収入減となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、4,570百万円の支出(前年同期は2,288百万円の支出)となりました。前年同期との比較では、「姫路ターミナルスクエア」の建設代金の支払等により有形固定資産の取得による支出が増加したこと等により2,282百万円の支出増となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、1,319百万円の支出(前年同期は1,436百万円の支出)となりました。前年同期との比較では、受入保証金が増加したこと等により116百万円の支出減となりました。

なお、当連結会計年度におけるフリー・キャッシュ・フロー(営業活動におけるキャッシュ・フローと投資活動におけるキャッシュ・フローを合算したもの)は1,294百万円のマイナスとなりました。

(5)経営成績に重要な影響を与える要因と今後の方針について
今後につきましては、政府による経済対策や金融政策の効果等により企業収益の回復及びそれに伴う雇用・所得環境の改善により景気は緩やかに回復していくことが予想されます。
このような状況のなかで、当社グループは、企業ビジョン「感動を創造する企業グループ」のもと、3年単位の中期経営計画に基づいてグループ経営を進めております。2013年4月からは、「神姫でしか得られないサービスを構築する」期間として第7次中期経営計画を策定し、「徹底したお客様視点によるサービスづくり」「“つながり”をつくる」「将来に向けた人・モノへの投資」の3つを基本方針として事業展開しております。


「安全は全てに優先する」の基本理念のもと、安心・安全という当社グループにとって最も重要な価値を再認識し、この価値を守り、更なる強みとするため、①神姫バス総合安全プランの実践、②お客様にとって更に便利なバス路線の開設、③高速バスにおける新路線開拓、新サービスの導入、④自治体や地域の企業・各施設との連携、⑤公営バスの受託・譲受の推進、⑥お客様目線に立った設備の導入・整備などに取り組んでまいります。


お客様が毎日安心してご利用いただける路線バスを側面支援すると共に、バス事業で培った整備ノウハウをより幅広いお客様に提供していきます。具体的には、①予防整備の充実、②技術とサービス教育の両面による満足度の高いサービスの提供、③ニコパカード会員様向けサービスの充実、④ハイブリッド車整備など新しい技術への対応などを進めてまいります。


生活サービス事業は、地域のお客様の生活に密着した企業グループとして、ブランド力を高める重要な事業分野と位置付けております。具体的には、①外食・中食事業の拡大、②不動産事業における大規模投資による賃貸料収入の確保、③地域社会・自治体と連携した新サービスの提供、④新たな旅行商品・サービスの開発による新規需要の開拓、⑤ICカード会員制度「ニコパクラブ」の活用などに取り組んでまいります。


財務面では、一つひとつの事業の経営環境に基づき、事業間のポートフォリオを意識した戦略的な資金投入により、無駄な投資・コストを省き、成長分野には積極的に投資を行います。人材面ではグループ間の人事交流を活発化することで中長期的なグループ間連携を強化します。

経営上の重要な契約等株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E04160] S10057J7)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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