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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10057J7

有価証券報告書抜粋 神姫バス株式会社 業績等の概要 (2015年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度のわが国経済は、政府の経済政策を背景とした堅調な設備投資と雇用・所得環境の改善に原油価格の下落も相まって、緩やかに回復基調を続けました。しかしながら、輸入業種を中心とした円安による影響と、昨年4月の消費税増税や一部生活用品の値上げが個人消費に水を差したため、景気の回復が実感できない状況が続いております。
このような情勢のなかで当社グループは、地域社会からの期待や要望に応えるため、基盤となるバス事業を中心に様々な地域密着型営業を展開するとともに、引き続き安全の確保とサービス向上に努めてまいりました。また、事業の「選択と集中」の一環として、レジャーサービス業において新たな事業分野への進出、既存事業の撤退等、事業の効率化を図ってまいりました。
以上の結果、当連結会計年度の売上高は前年同期比2,677百万円(△6.3%)減の39,656百万円、営業利益は前年同期比483百万円(△47.1%)減の544百万円、経常利益は前年同期比536百万円(△43.2%)減の704百万円となりました。当期純利益はレジャーサービス業等において減損損失を計上しましたものの、運行補助金の増加に加え、固定資産売却益や事業譲渡益を計上したことにより前年同期比40百万円(2.6%)増の1,574百万円となりました。

セグメントの業績は次の通りであります。なお、売上高、営業利益はセグメント間の内部売上高又は振替高控除前の金額であります。

①自動車運送
乗合バス部門におきましては、一般路線バスでは三木市から三ノ宮への路線の増強等による収益路線の強化に努めましたが、姫路市敬老優待乗車証の有料化による利用者減等により減収となりました。また、高速乗合バスは三ノ宮~淡路島線・四国線が消費税増税前の乗車券駆け込み購入の反動減等がありましたものの、明石市及び神戸市西区と三ノ宮を結ぶ路線の開設や、三ノ宮~USJ線の増便を行ったこと等により前年同期並となりました。タクシー部門は乗務員不足による稼働減等により減収となりました。以上の結果、売上高は前年同期比250百万円(△1.4%)減の17,669百万円、営業損益は前年同期に比べ108百万円(△12.2%)悪化し、996百万円の営業損失となりました。

②車両物販・整備
車両物販部門におきましては、大口取引先へのタイヤ販売の終了に加え、消費税増税前の駆け込み需要の反動等により自動車・部品等の販売が減少いたしました。自動車整備部門におきましては、バス搭載機器の取付等が減少したこと等により減収となりました。以上の結果、売上高は前年同期比640百万円(△8.8%)減の6,628百万円、営業利益は46百万円(△12.4%)減の329百万円となりました。

③業務受託
車両管理部門におきましては、新規顧客の獲得及び既存顧客との契約台数の増加により増収となりました。経営受託部門は、受託する指定管理施設の減少により減収となりました。介護部門は、サービス付き高齢者向け住宅「青山の郷」が高稼働を維持するとともに、デイサービスの利用者増が収入の確保に寄与いたしました。以上の結果、売上高は前年同期比125百万円(△4.1%)減の2,944百万円となりましたが、営業利益は介護部門の償却費減等により前年同期比7百万円(3.6%)増の215百万円となりました。

④不動産
賃貸部門におきましては、賃貸施設の売却や既存賃貸先との賃料改定等による減収がありましたものの、新たな賃貸施設の取得に加え、姫路駅前に複合ビル「姫路ターミナルスクエア」を建設し、将来収益へ向けて積極的に投資を行いました。販売部門におきましては、建売住宅の販売及び分譲地販売区画数は前年同期並で推移しましたが、注文住宅の販売戸数が減少いたしました。建設部門におきましては新規受注はありましたものの、大口工事の売上を計上した前年同期に比べ減収となりました。以上の結果、売上高は前年同期比694百万円(△17.6%)減の3,240百万円、営業利益は286百万円(△21.0%)減の1,075百万円となりました。

⑤レジャーサービス
飲食部門におきましては、サービスエリア事業は、鳥取自動車道の全線開通効果が薄れたことに加え、台風・豪雨等の天候不順や消費税増税の影響を受け利用者数が減少したことにより、FC事業は、「まいどおおきに食堂神戸有瀬店」のリニューアルに伴う工事休業の影響等により減収となりました。レンタル部門・TSUTAYAにおきましては、DVDを中心とした物販が堅調に推移し増収となりました。なお、遊技場部門は2014年8月に会社分割し、その承継会社の全株式を当社グループ外に譲渡しております。また、和惣菜等の製造及び京阪神の百貨店での販売を行う「株式会社冨士屋かまぼこ」を子会社として新規連結しました。以上の結果、売上高は前年同期比1,373百万円(△17.9%)減の6,312百万円、営業利益は76百万円(△73.1%)減の28百万円となりました。

⑥旅行貸切
募集型企画旅行におきましては、四国御開創1200年記念公開の「巡礼ツアー」や降雪に恵まれた「スキーツアー」等が好調に推移しました。また、東京ディズニーリゾート行きのツアー及び高速乗合バスは、乗車密度は低下しましたものの、増便したこと等により増収となりました。貸切バス部門は、稼働数は減少しましたが、貸切バス新運賃・料金制度への移行により一稼働あたりの収入は増加し、前年同期並となりました。以上の結果、売上高は前年同期比97百万円(2.8%)増の3,620百万円、営業損益は黒字転換し71百万円の営業利益となりました。(前年同期は53百万円の営業損失)

⑦その他
コンビニエンス部門・ファミリーマートにおきましては、不採算店舗から撤退しましたものの、新規出店を含め通年では運営店舗数が増加したことにより増収となりました。化粧品販売部門は、店舗数の減少や消費税増税前の駆け込み需要の反動等により減収となりました。清掃・警備部門におきましては、建物清掃業務の新規受注等はありましたものの、放置車両確認業務の契約数が減少し前年同期並となりました。農業部門におきましては、農家から農産物を集める集荷場運営等を拡大しました。以上の結果、売上高は前年同期比108百万円(5.5%)増の2,098百万円となりましたが、営業損益は事業規模拡大に伴う初期費用発生等により前年同期に比べ108百万円(△121.4%)悪化し、198百万円の営業損失となりました。

(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ2,614百万円減少し、4,902百万円となりました。

当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次の通りであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益2,719百万円に非資金項目である減価償却費等を調整した結果、3,275百万円の収入(前年同期は4,886百万円の収入)となりました。前年同期との比較では、たな卸資産(分譲土地建物)の仕入れによる支払額の増加、未払金の減少(車両購入代金等)等により1,610百万円の収入減となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、4,570百万円の支出(前年同期は2,288百万円の支出)となりました。前年同期との比較では、「姫路ターミナルスクエア」の建設代金の支払等により有形固定資産の取得による支出が増加したこと等により2,282百万円の支出増となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、1,319百万円の支出(前年同期は1,436百万円の支出)となりました。前年同期との比較では、受入保証金が増加したこと等により116百万円の支出減となりました。
なお、当連結会計年度におけるフリー・キャッシュ・フロー(営業活動におけるキャッシュ・フローと投資活動におけるキャッシュ・フローを合算したもの)は1,294百万円のマイナスとなりました。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E04160] S10057J7)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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