名鉄運輸株式会社 対処すべき課題 (2015年3月期)

当社グループでは、急激に変化する社会環境に柔軟に対応し更なる成長を続ける為、『混載事業(コア事業)の拡大を図り、持続的に成長する企業グループを目指す』を経営方針とした2015年度を初年度とする中期経営計画(2015年度～2017年度)を策定しました。
基本戦略は「混載事業の強化」、「事業継続に向けた人材確保」、「ネットワークの維持強化」、「同業他社との連携強化」、「効果的な投資による企業インフラの強化」、「有利子負債の削減」、「関連会社統廃合による効率経営の実現」の7項目です。
「混載事業の強化」では、東京営業部を中心にグループ間の情報を集約するとともに、営業担当者を育成し提案力を強化する事で増収を目指します。
「事業継続に向けた人材確保」では、事業継続の要となる人材確保に向け様々な実効的手段を講じるものです。
「ネットワークの維持強化」では幹線輸送網の安定化に向け、運行体系の見直しやモーダルシフトを進めます。
「同業他社との連携強化」では、ターミナルの共同利用や共同配送による合理化に向けた連携を進めます。
「効果的な投資による企業インフラの強化」では、現在進行中の輸送情報システムの完成及び関東地区を中心とした店所配置の最適化を目指します。
「有利子負債の削減」では資産の見直しや処分を進め有利子負債の削減を目指します。
「関連会社統廃合による効率経営の実現」では、関連会社の統廃合や不良資産の見直しを通じて効率経営を目指します。
これらの施策を通じて『品質とサービスの名鉄運輸グループ』として総合物流事業を展開し、グループ全体の利益確保を持続的に実現する事を中期的な目標としております。