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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10059JN

有価証券報告書抜粋 日本ロジテム株式会社 業績等の概要 (2015年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、政府の財政政策および日銀の金融緩和を背景に株高・円安が進行し、企業業績に改善がみられる一方、消費税増税や輸入原材料の値上がり等による物価上昇への懸念から個人消費は緩やかな回復に留まるなど、依然として先行き不透明な状況で推移いたしました。
当社グループが属する物流業界につきましては、高止まりしていた燃料価格は下落に転じたものの、消費財を中心に荷動きが停滞したことや、人手不足やトラック不足により運送コストが増加するなど、取り巻く環境は厳しいものでありました。
このような状況の中で当社グループは、「日本一信頼される企業グループ」を目指し、収益力の向上、現場力の強化、コンプライアンス体制とガバナンスの強化、CSR経営の推進を経営目標にグループ一丸となって取り組みました。
国内につきましては、新規および既存得意先に対し積極的な営業活動を推進し、2014年10月には当社グループにおいて初めてとなる地域(三重県亀山市および群馬県伊勢崎市)に進出するなど拠点展開を進め、3PL事業の拡大を図りました。なお、2014年4月に大型物流施設(埼玉県比企郡吉見町に建設)の賃貸借予約契約を締結しております。また、外的要因によるコスト上昇に対し、ローコストオペレーションを推進する一方で、既存得意先に受託料金単価の改定を要請してまいりました。
海外につきましては、特にベトナムにおいて、新規得意先獲得など食品関連の取扱いの拡大を図るとともに、小売・卸売事業と物流事業の連携強化や、2014年7月から開始した小口混載便事業の推進など業容の拡大に努めました。なお、2014年9月に合弁による冷凍冷蔵倉庫運営会社の設立に関する契約を締結しております。
これらの取り組みにより、営業収益につきましては、受託業務の範囲が拡大した得意先および新規に受注した得意先の収益が寄与したことや、海外グループ会社各国の現地通貨に対して為替が円安に推移したことなどから、増収となりました。一方、利益面につきましては、国内において運送コストが増加したことや倉庫稼働率が低下したことなどから、減益となりました。また、当期純利益につきましては、営業利益の減益に加え、固定資産の減損損失を特別損失に計上したことなどから、損失の計上となりました。
その結果、当連結会計年度の営業収益は397億25百万円(前連結会計年度比3.3%増)、営業利益は25百万円(同93.7%減)、経常利益は71百万円(同78.6%減)、当期純損失は1億99百万円(前連結会計年度は当期純利益79百万円)となりました。

セグメント別の業績は、次のとおりであります。
①貨物自動車運送事業
営業収益につきましては、阪神ロジテム株式会社において、インテリア関係の得意先の取扱いが増加したことや、LOGITEM VIETNAM CORP.において、食品関係の得意先の取扱いが増加したことなどから、増収となりました。セグメント利益につきましては、当社および国内グループ会社において、外部委託費等の運送コストの増加に対する改善の遅れなどから、減益となりました。
その結果、営業収益は192億70百万円(前連結会計年度比1.5%増)、セグメント利益は7億59百万円(同32.8%減)となりました。
当事業の営業収益は、当社グループ営業収益全体の48.5%を占めております。

②センター事業
営業収益につきましては、LOGITEM VIETNAM CORP.NO.2において、食品関係の得意先の取扱いが増加したことなどから、増収となりました。セグメント利益につきましては、当社において、地域別管理体制によりローコストオペレーションが進捗したことなどから、増益となりました。
その結果、営業収益は68億52百万円(前連結会計年度比1.6%増)、セグメント利益は4億28百万円(同14.1%増)となりました。
当事業の営業収益は、当社グループ営業収益全体の17.3%を占めております。

③アセット事業
営業収益につきましては、当社において、営業拠点を新設・拡張したことによる収益が寄与したことなどから、増収となりました。セグメント利益につきましては、当社において、保管能力を増強した一方で、契約終了の得意先の移転や新規得意先の入居にともないタイムラグが発生したことにより、倉庫稼働率が低下したことなどから、減益となりました。
その結果、営業収益は69億52百万円(前連結会計年度比3.9%増)、セグメント利益は5億65百万円(同34.0%減)となりました。
当事業の営業収益は、当社グループ営業収益全体の17.5%を占めております。

④その他事業
営業収益につきましては、LOGITEM VIETNAM CORP.NO.1において、旅客自動車運送事業が好調に推移したことや、L&K TRADING CO.,LTD.において、物品販売事業が拡大したことなどから、増収となりました。セグメント利益につきましては、LOGITEM (THAILAND) CO.,LTD.において、大型機械関係の輸出入取扱いが増加したことなどから、増益となりました。
その結果、営業収益は66億50百万円(前連結会計年度比10.1%増)、セグメント利益は7億68百万円(同2.8%増)となりました。
当事業の営業収益は、当社グループ営業収益全体の16.7%を占めております。


(2)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べて5億84百万円増加し、当連結会計年度末は26億61百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、24億35百万円(前連結会計年度比7億10百万円増)となりました。これは主に減価償却費が15億49百万円ならびに未払消費税等の増加額が9億60百万円あったことにより資金が増加したためであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、2億16百万円(前連結会計年度比4億71百万円減)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出が5億88百万円あったことにより資金が減少したためであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果減少した資金は、17億60百万円(前連結会計年度比10億3百万円増)となりました。これは主にリース債務の返済による支出が6億98百万円ならびに社債の償還による支出が7億3百万円あったことにより資金が減少したためであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E04206] S10059JN)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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