日和産業株式会社 研究開発活動 (2015年3月期)

当社の研究開発体制としましては、全国5工場において顧客との密な情報交換や勉強会、技術指導を通して交流を深め、顧客ニーズに応じた研究・開発を行いながら、中央研究所(神戸市)へ情報を集約しております。
新規飼料については、国内外の最新情報を収集・検討後、当社直営農場で試験を行い、データの分析を行っております。
また大学や公的機関と共同研究を行い、情報交流や技術の向上を図っております。
今期においては、原料の多様化、飼料コストの削減並びに飼育成績向上の観点から、飼料の研究・開発を実施いたしました。当連結会計年度の研究結果は次のとおりです。

養鶏部門
採卵鶏におきましては、各種ミネラルの配合研究により、発育促進に効果のある配合飼料を開発・販売いたしました。
飼料米を利用した場合の、特に発育期におけるカロリー不足を補うために、栄養バランスを改善した配合飼料を開発・販売いたしました。
また、特定酵母を配合することにより、卵殻の強度向上に効果のある配合飼料を開発・販売いたしました。
肉用鶏におきましては、乳酸菌等を配合し、腸内環境や飼育環境を整え、鶏の強健性向上を実現した配合飼料を開発・販売いたしました。
また、各種酵母の活用により、成長時の耐病性を高める配合飼料を開発・販売いたしました。
種鶏用におきましては、飼料の給餌効率を向上させる配合飼料を開発・販売いたしました。

養豚部門
原料粒度を細分化することにより、栄養成分の吸収効率を高めた配合飼料を開発いたしました。

研究開発活動及びこれに係る研究開発費につきましては、飼料事業と畜産事業が連携して実施したため、セグメント別に区分することは困難であります。なお、当連結会計年度の研究開発費は、93百万円であります。