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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1005513

有価証券報告書抜粋 日清食品ホールディングス株式会社 業績等の概要 (2015年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)実績
当連結会計年度の我が国経済は、個人消費で一部改善の動きに鈍さがみられるものの、雇用・所得環境の着実な改
善を背景に、景気は緩やかな回復基調が続いております。
一方で、円安などによる原材料価格の上昇や物流に関わる人件費の増加などコスト上昇圧力が続き、先行きの不透
明な経営環境が続いております。
このような状況の中、当社グループでは2014年10月以降順次商品価格の改定を実施するとともに、コスト上昇を吸
収すべく経営効率化の努力を続けております。また、消費者ニーズに対応した付加価値の高い商品の開発に取り組み、
より一層のブランド価値向上に努めてまいりました。「食の安全・安心」については、2014年12月に発生した冷凍パ
スタ商品の異物混入問題を喫緊の大きな課題として真摯に受け止め、更なる品質管理体制の強化に取り組んでおりま
す。
さらに、成長性の高い新興国を中心にグローバル戦略を推進するとともに、グループとしてシナジー効果の最大化を
目指し、さまざまな経営環境にも即応できる強固な企業基盤の構築に努めております。
この結果、当連結会計年度の業績は、売上高では前期比3.3%増の4,315億75百万円となりました。利益面では、営
業利益は前期比12.3%減の243億円、経常利益は前期比5.3%減の329億80百万円、当期純利益は前期比4.0%減の185億
5百万円となりました。

(単位:百万円)
区分前連結会計年度当連結会計年度対前期比
自 2013年4月1日
至 2014年3月31日
自 2014年4月1日
至 2015年3月31日
金額%
売上高417,620431,575+13,954+ 3.3
営業利益27,70524,300△ 3,404△12.3
経常利益34,84032,980△ 1,860△ 5.3
当期純利益19,26818,505 △ 763△ 4.0

報告セグメント別の業績の状況は、次のとおりです。
① 日清食品
日清食品㈱の販売状況は、袋めん類では、今期さまざまな新しい食べ方を提案してきた「チキンラーメン」が堅調
な売上となったものの、袋めん類全体では2015年1月に行った価格改定の影響を受け、一時的に販売数量が減少
し、前期の売上を下回りました。カップめん類では、「カップヌードル」群が既存商品に加え、新たに発売した「カ
ップヌードル トムヤムクンヌードル」の販売も好調であったことから、全体の売上増に大きく貢献しました。ま
た、「日清焼そばU.F.O.」も前期を上回る売上となりました。当社のデータによると即席めん市場全体では、袋めん
類、カップめん類ともに売上高シェアでトップとなりました。
その他、「即席ライス」群において、ルウでもレトルトでもない「第3のカレー」という新ジャンルを確立すべく
発売した「日清カレーメシ」が売上を伸ばしました。
この結果、報告セグメントにおける日清食品の売上高は、前期比2.3%増の2,157億60百万円となりました。一方、
セグメント利益は、原材料価格の上昇や物流コストが増加したため、前期比8.0%減の236億36百万円となりました。

② 明星食品
明星食品㈱の販売状況は、袋めん類では、「明星 チャルメラ」シリーズの売上が伸長したことに加え、2015年3
月にリニューアル発売した「明星 中華三昧」シリーズの売上が好調でした。カップめん類では、「明星 一平ちゃん
夜店の焼そば」シリーズの売上が堅調に推移しましたが、価格改定直後の落ち込みも影響して、全体としては売上減
となりました。利益については、原材料費や減価償却費、物流費が増加した影響で前年を下回りました。
この結果、報告セグメントにおける明星食品の売上高は、前期比0.9%減の391億91百万円となり、セグメント利益
は、前期比27.5%減の14億24百万円となりました。

③ 低温事業
日清食品チルド㈱の販売状況は、主力ブランド「行列のできる店のラーメン」を中心としたラーメンジャンルが大
きく伸長し、加えて「お好みソース」を新たにラインアップした「日清の太麺焼そば」シリーズも引き続き好調に推
移し、前期比で売上増となりました。
日清食品冷凍㈱の販売状況は、具付きラーメン類、焼そば類を中心に売上が伸長しました。特に、2014年9月に
リニューアル発売した「冷凍 日清具多」シリーズの「辣椒担々麺」や「冷凍 日清中華 上海焼そば」の売上が好調で
した。スパゲッティ類については、2014年12月の冷凍パスタ商品回収の影響があったものの前期をやや上回りまし
た。利益については、原材料費や物流費の増加、冷凍パスタ商品回収による影響などで、前期を下回りました。
この結果、報告セグメントにおける低温事業の売上高は、前期比3.4%増の566億26百万円となり、セグメント損益
は、前期比6億76百万円減少の2億3百万円の損失となりました。

④ 米州地域
米州地域は、価格競争の影響を受けにくい企業体質への改善を目指しております。米国においては、大手流通との
取り組みを強化し、売上は順調に推移しました。メキシコは、税制改正(IEPS)による小売価格上昇等の影響が続く
ものの徐々に回復傾向にあり、セグメント全体では円安の影響もあったことから増収増益となりました。
この結果、報告セグメントにおける米州地域の売上高は前期比10.9%増の357億45百万円、セグメント利益は前期比
21.9%増の6億62百万円となりました。


⑤ 中国地域
中国地域は、中国大陸市場での販売エリア拡大(華北・東北・西南地区)と大都市を中心にターゲットに合わせた
商品アプローチが功を奏し増収増益となりました。特に中国版カップヌードル「合味道」は、シンプルかつスタイリ
ッシュな都市型商品として若者の間で認知度が高まり、新規販売エリアを含め、華東・華南地区を中心に売上が伸長
しております。
この結果、報告セグメントにおける中国地域の売上高は、前期比15.4%増の345億9百万円となり、セグメント利益
は、前期比15.2%増の32億77百万円となりました。

また、報告セグメントに含まれない事業セグメントである国内の菓子事業、飲料事業及び欧州地域、アジア地域を
含んだ「その他」の売上高は前期比1.0%減の497億42百万円となり、セグメント損益は、前期比5億14百万円減少の
10億90百万円の損失となりました。


(単位:百万円)
区分売上高増減額セグメント利益又は損失増減額
2014年3月期2015年3月期2014年3月期2015年3月期
日清食品210,906215,760+ 4,85425,68823,636△ 2,052
明星食品39,56139,191 △ 3701,963 1,424 △ 539
低温事業54,78956,626+ 1,836 472 △203 △ 676
米州地域32,21935,745+ 3,525 543 662 + 119
中国地域29,90334,509+ 4,6052,845 3,277 + 431
そ の 他50,23849,742 △ 496△576△1,090 △ 514
合 計417,620431,575+13,95430,93727,706△ 3,231
(注)セグメント利益は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。


(2)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、資金という。)は、1,058億96百万円となり、前連結会計年
度末に比べ256億95百万円の増加となりました。当連結会計年度末における各キャッシュ・フローの状況は以下のとお
りであります。
(単位:百万円)
区分前連結会計年度当連結会計年度増減額
自 2013年4月1日
至 2014年3月31日
自 2014年4月1日
至 2015年3月31日
営業活動によるキャッシュ・フロー30,21330,353 +139
投資活動によるキャッシュ・フロー△9,507△4,840+4,666
財務活動によるキャッシュ・フロー△8,525△8,022 +503
現金及び現金同等物に係る換算差額 2,822 5,062+2,240
現金及び現金同等物の増減額(△は減少)15,00322,553+7,550
現金及び現金同等物の期首残高64,01480,201+16,186
現金及び現金同等物の期末残高80,201105,896+25,695

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動による資金の増加は303億53百万円(前期比1億39百万円の資金の増加)となりました。これは主に、
税金等調整前当期純利益が27億10百万円減少したものの、未払金の増減額の増加により資金が22億58百万円、仕入
債務の増減額の増加により資金が19億8百万円増加したことによるものであります。


(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動による資金の減少は48億40百万円(前期比46億66百万円の資金の増加)となりました。これは主に、定
期預金の預入による支出の増加により資金が39億6百万円、有価証券の売却及び償還による収入の減少により資金
が24億38百万円減少したものの、有価証券の取得による支出の減少により資金が57億3百万円、投資有価証券等の
取得による支出の減少により資金が47億89百万円増加したことによるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動による資金の減少は80億22百万円(前期比5億3百万円の資金の増加)となりました。これは主に、長
期借入れによる収入の減少により資金が16億68百万円、短期借入金の増減額の減少により資金が13億74百万円減少
したものの、長期借入金の返済による支出の減少により資金が35億70百万円増加したことによるものであります。


従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00457] S1005513)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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