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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10054CP

有価証券報告書抜粋 株式会社フジ・メディア・ホールディングス 研究開発活動 (2015年3月期)


事業等のリスクメニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

当社グループでは、技術的な研究開発を戦略的事業の一環として捉え、番組制作・放送送出の技術面での優位性を確保し、放送サービスをより魅力的なものとして発展させるため積極的な研究開発を行うとともに、広くICT分野の発展への貢献を目指した活動を行っています。

(放送事業)

放送事業における研究開発活動は主に、テレビ放送事業を行う㈱フジテレビジョンに係るものであります。当連結会計年度における成果は次の通りであります。
ネット技術等の技術革新とスマートフォンやタブレットの普及により、いわゆるプレイスシフト、デバイスシフト、タイムシフトと言われるように視聴形態が変化してきております。また4K・8K(超高精細度テレビジョン放送)や高ダイナミックレンジ映像、ロスレス音声(可逆圧縮音声)などメディア技術も進化してきており、このような状況を見据えて調査・研究・サービス開発に取り組んで参りました。
WEBの標準化を世界的に議論するW3C(World Wide Web Consortium)やIPTVフォーラムの標準化活動に積極的に参加し、放送と通信の連携サービスを実現する共通基盤であるHybridcast技術仕様や運用規定の策定に貢献してきました。2015年1月に、天気・災害、ニュース、番組表などの情報をHTML5の多彩な表現方法でタイムリーに提供できる「フジテレビHybridcast」サービスの提供を開始し、WEB技術を活用した様々な放送通信の連携サービスの可能性を追求してきました。その他、2015年3月に開催されたW3C主催のワークショップには、ホスト社として参画し、WEBとテレビの連携技術開発を推進しました。
また、2014年度の総務省の施策である「放送・通信連携によるスマートテレビの普及展開に向けた機能共通化に関する調査研究事業」と「放送・通信連携によるスマートテレビを活用した公共・地域情報等を発信するアプリケーション効果検証に関する企画」に参画し、視聴者の利便性の向上や安全・安心な利用環境の提供を目的とした共通インターフェースの調査研究や、一斉同報の放送に視聴者毎の地域・防災情報を組み合わせて提示する技術基盤の開発などを推進しました。
NexTVフォーラム(次世代放送推進フォーラム)では、いわゆる4K・8Kと呼ばれる超高精細度テレビジョン放送の開発に参画し、2016年の試験放送、2018年の実用放送に向けて、放送サービスの条件と受信機仕様の審議に取り組んでおります。
一方、スマートフォンを活用した遠隔取材支援システム「ロケサポ(LocationSupporter)」はGPSを利用した位置情報表示、音声映像の配信、一斉連絡など多くの機能を備えたもので、報道取材活動における効率化に貢献したことにより、第40回放送文化基金賞(放送技術部門)及びMPTE AWARDS 2014(技術開発奨励賞)を受賞しました。
今後も、4K・8Kなど番組品質の向上にむけた技術開発や、Hybridcastなど放送とWEBの連携サービス開発など、トレンドを見据え多方面から調査研究を行い、設備構築や番組制作、ビジネス開発に寄与して参ります。
なお、当連結会計年度の研究開発費は1億94百万円であります。

事業等のリスク財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E04462] S10054CP)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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