有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10052YW
東邦瓦斯株式会社 研究開発活動 (2015年3月期)
経営上の重要な契約等メニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
当社グループでは、環境性、供給安定性、利便性に優れた天然ガスの普及を促進し、地球環境負荷低減の要請に応えるため、天然ガスの高効率・高度利用、再生可能エネルギーの活用を始めとした環境技術、安定供給・保安の確保、コストダウン等の分野で研究開発を推進している。
現在、当社グループの研究開発は、当社の技術開発本部等において主力事業であるガス事業を中心に行っている。具体的には以下のとおりである。
家庭用分野では、燃料電池「エネファーム」の信頼性向上や低コスト化などに取り組んでいるほか、快適な生活を実現する床暖房システムや厨房機器などの性能向上や、調理メカニズムや床暖房の効能等に関する研究に取り組んでいる。
業務用分野では、電力負荷の平準化にもつながるガス空調システムとして、ナチュラルチラー(NC)の改良やガスエンジンヒートポンプ(GHP)の更なる高効率化開発、高効率な固体酸化物形燃料電池(SOFC)システムの実用化開発に取り組んでいる。また、熱処理分野やアルミ溶解分野を中心に省エネルギー性に優れた工業炉バーナーの開発や、工業用ボイラの効率向上にも取り組み、随時商品化している。
環境負荷の一層の低減に貢献する技術として、スマートエネルギー社会の実現に向けた開発を進めている。具体的には、スマートメーターと関連する通信技術の開発、燃料電池などコージェネレーションと太陽電池・蓄電池を連携制御する技術やガス機器に対応したHEMS※の開発に取り組んでおり、戸建住宅や集合住宅での省エネルギー性等の実証試験を実施している。
また、燃料電池自動車(FCV)の普及に必要な商用水素ステーション整備に向け、水素製造・充填設備等の耐久性検証や水素冷却技術の開発のほか、FCVの走行距離拡大につながる高圧(70MPa)充填技術などを含む総合的な技術実証を実施した。
保安の確保や安全・安心の一層の向上を目指して、シミュレーションを用いた導管耐震設計の高度化や、供給・製造設備の適切な維持管理に資する技術開発等に取り組んでいる。
また、ガス供給のコストダウンに向けて導管工事を効率的に行う非開削工法、導管の検査や修理などを効率的に実施する技術などの開発を行っている。
なお、当連結会計年度における当社グループの研究開発費は、2,082百万円である。
※HEMS・・・Home Energy Management System(ホームエネルギーマネジメントシステム)の略。
家庭にあるエネルギー使用機器の運転状態などを表示するとともに、各機器を自
動制御して省エネルギーや節電などを図るシステム。
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