有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1004T28
株式会社歌舞伎座 業績等の概要 (2015年2月期)
(1) 業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、政府・日銀による経済対策や金融政策等を背景に、企業収益の向上が雇用情勢の回復気運につながり、個人消費等に弱さが見られるものの、景気は緩やかに回復する状況で推移いたしました。このような情勢のもと、当社グループにおきましては、前期にオープンした劇場歌舞伎座及び木挽町広場(地下広場)が2年目を迎え、開場効果の反動減により、当連結会計年度の売上高は4,530,146千円(前期比16.8%減)、営業利益は479,613千円(前期比45.7%減)、経常利益は485,590千円(前期比44.8%減)となり、当期純利益は294,377千円(前期比46.3%減)となりました。
これを事業のセグメント別にみると、不動産賃貸事業につきましては、新劇場が通年稼働したことによる賃料収入増により、売上高が1,868,580千円で36,679千円(前期比2.0%)の増収となったものの、家屋の固定資産税・都市計画税が当連結会計年度から発生したこと及び管理コストの増加等によりセグメント利益は788,445千円で135,081千円(前期比14.6%)の減益となりました。
食堂・飲食事業及び売店事業につきましては、ともに開場効果の反動減による影響が大きく、売上高及びセグメント利益(損失)は減少しました。食堂・飲食事業の売上高は1,003,092千円で129,912千円(前期比11.5%)の減収、セグメント損失は66,820千円で5,770千円(前期は61,050千円のセグメント損失)の減益となりました。売店事業の売上高は1,658,473千円で823,775千円(前期比33.2%)の減収、セグメント利益は221,250千円で275,469千円(前期比55.5%)の減益となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度におけるキャッシュ・フローは、営業活動により742,242千円増加し、投資活動により181,016千円減少し、財務活動により683,452千円減少しました。その結果、現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、122,226千円減少となり、当連結会計年度末には1,266,916千円となりました。(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果から増加した資金は、742,242千円となり、前連結会計年度との比較では1,178,914千円の減少となりました。主な要因は、税金等調整前当期純利益の減少397,740千円、前連結会計年度の未収消費税等の還付が当連結会計年度にはなかったこと(591,550千円減少)、及び仕入債務の増減額の減少288,792千円であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動による資金の減少は、181,016千円となりました。主な要因は、有形固定資産の取得による支出175,670千円であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動による資金の減少は、683,452千円となりました。主な要因は、長期借入金の返済による支出617,000千円並びに配当金の支払額59,491千円であります。
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ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
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