株式会社飯能ゴルフ倶楽部 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2015年3月期)

当事業年度の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析は、以下のとおりであります。
なお、本項に記載した事項は、有価証券報告書提出日現在において判断したものであります。

(1) 重要な会計方針及び見積り

当社の財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。
当社の経営陣は、財務諸表の作成に際し決算日における資産・負債の報告数字の開示、ならびに報告期間における収入・費用の報告数値に影響を与える見積り及び仮定設定を行わなければなりません。
経営陣は、棚卸資産、投資、法人税等、財務活動、退職金、偶発事象や訴訟等に関する見積り及び判断に対して、継続して評価を行っております。経営陣は、過去の実績や状況に応じて合理的だと考えられる様々な要因に基づき、見積り及び判断を行います。実際には、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。

(2) 業績について

売上高は、前事業年度616,099千円、当事業年度629,415千円で、差引13,316千円の横這いとなっており、前事業年度対比102.2%と前年並みとなっております。
売上総利益金額は、前事業年度572,941千円、当事業年度585,782千円で、差引12,841千円、前事業年度対比は102.2%と、ほぼ前年並みとなっております。また、売上総利益率は、前事業年度の93.0%から0.1ポイント上昇して、当事業年度は93.1%となっております。
売上総利益率(粗利率)は前事業年度とほぼ同じ点から、当事業年度の増収の原因は営業努力が実ったものと思われ、継続的な増収増益を図っていく必要があります。
販売費及び一般管理費につきましては、前事業年度764,339千円、当事業年度739,019千円で差引25,320千円とほぼ前年並みです。これを売上対比でみますと、前事業年度124.1%に対し、当事業年度117.4%と減少しております。
経常損益金額は、前事業年度17,750千円、当事業年度29,904千円で、差引12,154千円の増加、前期対比168.5%と、大幅な増益となっております。
また、特別損失として食堂ホール空調機等の固定資産除却損2,636千円を計上した結果、税引前当期純利益は27,267千円と前年同期に比べ24,692千円(958.8%)の増益となり、これに法人税、住民税及び事業税2,610千円を引当て、税効果会計に伴う法人税調整額△206千円を計上した結果、当期純利益は24,863千円で前年同期に比べ23,053千円(1,273.6%)の増となりました。

(3) 財政状態の分析

(資産)
当事業年度における資産合計は、3,669,434千円と前年同期と比べ、15,929千円(0.4%)の増加となりました。うち流動資産は、894,391千円と前年同期と比べ、37,420千円(4.4%)の増加となりました。主な増加要因は、現金及び預金が23,510千円、未収入金が8,324千円それぞれ増加したことなどによるものです。また固定資産は、2,775,043千円と前年同期と比べ、21,490千円(0.8%)の減少となりました。主な減少要因は有形固定資産が55,395千円増加いたしましたが、減価償却費が74,712千円発生したことなどによるものです。
(負債)
当事業年度における負債合計は、2,648,693千円と前年同期と比べ、9,651千円(0.4%)の減少となりました。うち流動負債は、120,566千円と前年同期と比べ、8,066千円(6.3%)の減少となりました。主な減少要因は、未払金が11,158千円、設備関係未払金が15,532千円それぞれ減少したことなどによるものです。固定負債は、2,528,126千円と前年同期と比べ、1,584千円(0.1%)の減少となりました。主な減少要因は、リース債務が2,123千円減少したことなどによるものです。
(純資産)
当事業年度における純資産合計は1,020,741千円と前年同期と比べ、25,580千円(2.6%)の増加となりました。主な増加要因は、当期純利益24,863千円の計上などにより、利益剰余金が25,236千円増加したことなどによるものです。

(4) キャッシュ・フローの分析

「1 業績等の概要 (2)キャッシュ・フローの状況」に記載した事項を参照ください。