株式会社小山カントリー倶楽部 業績等の概要 (2014年12月期)

(1)業績

当期におけるわが国経済は、円安、株高が進行し、企業収益に改善はみられましたが、4月の消費税増税に伴い個人消費は伸び悩みました。一方、ゴルフ場業界におきましても、個人消費の伸び悩みに加え、大雪、雨天、台風などの天候不順の影響を受け、厳しい経営環境が継続しました。
こうした中、当社が経営する小山ゴルフクラブにおいては、入場者確保へ向けて集客策を積極的に実施するとともに、中期的課題としてコース整備の充実に取り組むほか、キャデイサービスの質の向上のため、昨年8月、キャデイ委員会を設置し、キャデイの養成、教育訓練に関する諸施策の企画立案を担ってまいりました。
また、当期の業績は、入場者の減等により前年に比べ売上高が減少し、各面にわたりコストの低減に努めましたが、遺憾ながら損失計上となりました。当期の成果は次のとおりです。

ア.営業日数及び入場者数

当期の営業日数は、所定営業日数355日に対し、降雪による休業が16日あったため339日でした。入場者数は、21,839人(キャディ同伴18,977人、定休日セルフ2,862人)と前期に比べ934人、4.1%減少しました。

イ.業績

当期の売上高は、入場者数及び名義書換件数の減少により、336,683千円と前期に比べ10,204千円、2.9%の減収となりました。
経常損益は、前期に比べ6,489千円減益の10,844千円の損失、当期純損益は、5,445千円の損失となりました。前期に比べ業績が悪化した要因は、売上高が減少したことにより減益となったこと等です。
これを事業区分別売上高でみますと、プレー収入は273,439千円、前年同期(280,566千円)比7,127千円、2.5%減少、食堂・売店は15,888千円、前年同期(18,400千円)比2,513千円、13.7%減少、名義書換料は43,800千円、前年同期(44,700千円)比900千円、2.0%減少、その他収入は3,554千円、前年同期(3,221千円)比333千円、10.3%の増加となりました。

(2)キャッシュ・フローの状況

当事業年度の現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は営業活動△2,739千円、前年同期(8,887千円)比11,626千円減少、投資活動△7,620千円、前年同期(△9,182千円)比、1,562千円支出減少及び財務活動△50,575千円、前年同期(△37,692千円)比12,883千円支出増加と資金収入が下回り、期末残高は158,488千円と前年同期(219,424千円)比60,935千円減少となりました。
※詳細については「7 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 3 キャッシュ・フローの状況」を参照して下さい。