株式会社房総カントリークラブ 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2015年2月期)

(1)重要な会計方針及び見積り
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して作成されております。
当社は、以下の会計方針が当社の財務諸表の作成において使用される当社の重要な見積もりと判断に大きな影響を及ぼすものと認識しております。
貸倒引当金
当社は、債権の貸倒による損失に備えるため一般債権については、貸倒実績率により、貸倒懸念債権等の債権については、個別に回収可能性を勘案し回収不能見込額を計上しています。当事業年度末においては、売掛金のうち2014年度年会費未回収分について50%の割合で、長期滞留債権(2004年度～25年度年会費未回収分)については全額貸倒引当金を設定しています。

(2)財政状態の分析
(流動資産)
当事業年度末における、流動資産の残高は、1,918,199千円(前事業年度末は、961,081千円)となり957,118千円増加となりました。主な要因は、現金及び預金が372,400千円増加し、1年内に満期を迎える定期預金が550,133千円増加したことなどによるものであります。
現金及び預金の増加の原因は「1 業績等の概要 (2)キャッシュ・フロー」において記載しております。
(固定資産)
当事業年度末における固定資産の残高は、9,649,247千円(前事業年度末は9,902,662千円)となり253,415千円の減少となりました。主な要因は、有形固定資産について、設備を新規取得したことなどにより91,294千円増加したものの、減価償却費の計上によって100,353千円減少したこと、株価の好調等により投資有価証券の評価額が258,326千円増加したものの、長期性預金として計上していた額のうち一年内に満期を迎える定期預金を流動資産へ振り替えたことにより500,000千円減少したことなどによるものであります。
(流動負債)
当事業年度末における流動負債の残高は、211,777千円(前事業年度末は161,425千円)となり、50,351千円の増加となりました。主な要因は、有形固定資産購入による未払金が18,459千円増加したこと、未払消費税の額が19,031千円増加したことなどによるものであります。
(固定負債)
当事業年度末における固定負債の残高は442,705千円(前事業年度末は368,911千円)となり、73,793千円の増加となりました。主な要因は、投資有価証券の含み益にかかる繰延税金負債が87,706千円増加したものの、預託金の償還等に伴う入会預り保証金が26,000千円減少したことなどによるものであります。
(純資産)
当事業年度における純資産合計は、10,912,964千円(前事業年度末は10,333,406千円)となり、579,558千円の増加となりました。主な要因は、その他有価証券評価差額金の増加164,296千円、当期純利益の計上415,261千円であります。
(3)経営成績の分析
「1 業績等の概要 (1)業績」を参照して下さい。
(4)資本の財源及び資金の流動性に係る分析
当社の資金状況は、当事業年度末における現金及び現金同等物の残高が前事業年度末に比べ372,400千円増加し、914,186千円となっております。この内訳は、営業活動によるキャッシュ・フローが、前事業年度に比べ35,113千円減少し369,786千円の資金獲得となり、投資活動によるキャッシュ・フローが、前事業年度に比べ202,680千円増加し13,464千円の資金獲得となり、また財務活動によるキャッシュ・フローが、前事業年度に比べ12,876千円増加し10,850千円の資金使用となりました。