有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10051XG
株式会社JALUX 業績等の概要 (2015年3月期)
(1)業績
当連結会計年度におけるわが国の経済は、雇用情勢の改善などが見られましたが、消費税率引き上げに伴う個人消費の低迷の長期化や円安による輸入物価の高騰の影響などにより、全体としては景気の回復に時間を要しています。
このような環境の下、当社グループの事業概況といたしましては、以下のとおりとなりました。
「航空関連事業」・「メディア・ライフサービス事業」においては、航空機関連での重工業向け航空機エンジン部品や産業用ガスタービン部品、海外空港向け保安検査装置の販売増加に加え、不動産関連での第2四半期における事業用不動産の販売増加などにより、売上高・営業利益面共に前年実績を上回る結果となりました。
「リテール事業」・「フーズ・ビバレッジ事業」においては、訪日外国人数の増加などにより国際線空港における店舗販売や免税店舗及び卸販売が引き続き増加したことなどに加え、食料品製造業の連結子会社も好調に推移したことなどにより、売上高・営業利益面共に前年実績を上回る結果となりました。
これらの結果、当連結会計年度における売上高は112,717百万円(対前年同期比112.9%)となりました。損益面では、営業利益2,426百万円(対前年同期比142.1%)、経常利益2,684百万円(対前年同期比152.0%)、当期純利益1,148百万円(対前年同期比118.7%)となりました。なお、当連結会計年度において、2015年度税制改正により、持分法適用関連会社の留保利益に対する繰延税金負債が増加しました。
セグメント別の概況につきましては以下のとおりです。なお、各業績数値は、グループ内セグメント間売上高及び振替高、配賦不能営業費用(管理部門の費用等)調整前の金額です。
なお、第1四半期より、前連結会計年度までメディア・ライフサービス事業セグメントに分類していたメディア関連の内、雑貨販売の金額をリテール事業セグメントに含め、またフーズ・ビバレッジ事業セグメントに分類していた一部加工食品の卸売をリテール事業セグメントに含めたため、前期数値を組み替えた金額で分析しています。
① 航空関連事業
航空機関連では、重工業向け航空機エンジン部品や産業用ガスタービン部品などの販売が引き続き増加したことに加え、中古航空機販売も増加し、また機材・調達関連での海外空港向け保安検査装置の販売増加により、好調に推移しました。
これらの結果、セグメント合計では、売上高31,953百万円、営業利益661百万円と、それぞれ増収・増益となりました。
② メディア・ライフサービス事業
不動産関連では、高齢者向け介護関連施設賃貸・運営事業の伸び悩みなどがありましたが、第2四半期における事業用不動産の販売増加などにより堅調に推移しました。メディア関連では、用紙販売が増加しましたが、印刷物販売の不振などにより低調に推移しました。保険関連では、保険通信販売の増加や*保険代理店BPO業務が引き続き拡大したことなどにより堅調に推移しました。
これらの結果、セグメント合計では、売上高12,049百万円、営業利益879百万円と、それぞれ増収・減益となりました。
*保険代理店BPO(Business Process Outsourcing)業務:個人向け保険業務の一環である顧客サービス業務(契約手続きやコールセンター業務など)の一部を受託する事業
③ リテール事業
ブランド・免税関連では、訪日外国人数の増加などにより成田・羽田空港の免税店舗販売及び地方空港免税店向け卸売共に増加し引き続き好調に推移し、空港店舗関連では、主に国際線空港(成田・関西空港等)における店舗販売が増加し堅調に推移しました。通信販売関連では、前期第2四半期(2013年9月30日)に実施した連結子会社の株式譲渡による売上高の反動減、またインターネット通販に伸び悩みがありましたが、販売促進策により旅行用品の販売が増加し堅調に推移しました。贈答用食品関連では、百貨店向けの販売などが増加し堅調に推移しました。
これらの結果、セグメント合計では、売上高48,021百万円、営業利益2,437百万円と、それぞれ増収・増益となりました。
④ フーズ・ビバレッジ事業
水産関連では、主力であるサバ・サーモンなどの水産加工品販売を中心に売上高は増加しましたが、原料高や為替の影響により利益が減少しました。農産関連では、主力であるパプリカの他、西洋野菜などの販売増加や国内外の農産関連連結子会社の運営費用の見直しにより利益が改善傾向となりました。ワイン関連では、ブランド力のある高額ワインを中心に西日本地域を含めた業務用卸販売の増加により順調に推移しました。連結子会社である日本エアポートデリカ株式会社は、新規商品の投入や販路拡大などにより引き続き好調に推移しました。なお、水産・農産・ワイン関連では、輸入販売を主とし円安の影響を受けています。
これらの結果、セグメント合計では、売上高21,646百万円、営業利益273百万円と、それぞれ増収・増益となりました。
(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、資金という)は、前連結会計年度末と比較して846百万円減少し、5,457百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの内容は以下のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
税金等調整前当期純利益に加え、仕入債務が増加した一方で、売上債権やたな卸資産、法人税等の支払額が増加しました。その結果、営業活動により使用した資金は489百万円(前連結会計年度は1,919百万円の収入)になりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
賃貸用不動産の購入や関連会社への出資を行いました。その結果、投資活動により使用した資金は1,011百万円(前連結会計年度より110百万円支出減)になりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
運転資金の借入れを行った一方で、配当金の支払いを行いました。その結果、財務活動により獲得した資金は495百万円(前連結会計年度より410百万円の収入増)になりました。
当連結会計年度におけるわが国の経済は、雇用情勢の改善などが見られましたが、消費税率引き上げに伴う個人消費の低迷の長期化や円安による輸入物価の高騰の影響などにより、全体としては景気の回復に時間を要しています。
このような環境の下、当社グループの事業概況といたしましては、以下のとおりとなりました。
「航空関連事業」・「メディア・ライフサービス事業」においては、航空機関連での重工業向け航空機エンジン部品や産業用ガスタービン部品、海外空港向け保安検査装置の販売増加に加え、不動産関連での第2四半期における事業用不動産の販売増加などにより、売上高・営業利益面共に前年実績を上回る結果となりました。
「リテール事業」・「フーズ・ビバレッジ事業」においては、訪日外国人数の増加などにより国際線空港における店舗販売や免税店舗及び卸販売が引き続き増加したことなどに加え、食料品製造業の連結子会社も好調に推移したことなどにより、売上高・営業利益面共に前年実績を上回る結果となりました。
これらの結果、当連結会計年度における売上高は112,717百万円(対前年同期比112.9%)となりました。損益面では、営業利益2,426百万円(対前年同期比142.1%)、経常利益2,684百万円(対前年同期比152.0%)、当期純利益1,148百万円(対前年同期比118.7%)となりました。なお、当連結会計年度において、2015年度税制改正により、持分法適用関連会社の留保利益に対する繰延税金負債が増加しました。
連結業績 (金額単位:百万円) | 前連結会計年度 (2014年3月期) | 当連結会計年度 (2015年3月期) | 前期比(%) | 前期差 |
売上高 | 99,837 | 112,717 | 112.9 | 12,880 |
営業利益 | 1,706 | 2,426 | 142.1 | 719 |
経常利益 | 1,766 | 2,684 | 152.0 | 918 |
当期純利益 | 967 | 1,148 | 118.7 | 181 |
セグメント別の概況につきましては以下のとおりです。なお、各業績数値は、グループ内セグメント間売上高及び振替高、配賦不能営業費用(管理部門の費用等)調整前の金額です。
なお、第1四半期より、前連結会計年度までメディア・ライフサービス事業セグメントに分類していたメディア関連の内、雑貨販売の金額をリテール事業セグメントに含め、またフーズ・ビバレッジ事業セグメントに分類していた一部加工食品の卸売をリテール事業セグメントに含めたため、前期数値を組み替えた金額で分析しています。
① 航空関連事業
航空機関連では、重工業向け航空機エンジン部品や産業用ガスタービン部品などの販売が引き続き増加したことに加え、中古航空機販売も増加し、また機材・調達関連での海外空港向け保安検査装置の販売増加により、好調に推移しました。
これらの結果、セグメント合計では、売上高31,953百万円、営業利益661百万円と、それぞれ増収・増益となりました。
航空関連事業 (金額単位:百万円) | 前連結会計年度 (2014年3月期) | 当連結会計年度 (2015年3月期) | 前期比(%) | 前期差 |
売上高 | 24,835 | 31,953 | 128.7 | 7,118 |
営業利益 | 510 | 661 | 129.5 | 150 |
② メディア・ライフサービス事業
不動産関連では、高齢者向け介護関連施設賃貸・運営事業の伸び悩みなどがありましたが、第2四半期における事業用不動産の販売増加などにより堅調に推移しました。メディア関連では、用紙販売が増加しましたが、印刷物販売の不振などにより低調に推移しました。保険関連では、保険通信販売の増加や*保険代理店BPO業務が引き続き拡大したことなどにより堅調に推移しました。
これらの結果、セグメント合計では、売上高12,049百万円、営業利益879百万円と、それぞれ増収・減益となりました。
*保険代理店BPO(Business Process Outsourcing)業務:個人向け保険業務の一環である顧客サービス業務(契約手続きやコールセンター業務など)の一部を受託する事業
メディア・ ライフサービス事業 (金額単位:百万円) | 前連結会計年度 (2014年3月期) | 当連結会計年度 (2015年3月期) | 前期比(%) | 前期差 |
売上高 | 11,760 | 12,049 | 102.5 | 289 |
営業利益 | 893 | 879 | 98.4 | △13 |
③ リテール事業
ブランド・免税関連では、訪日外国人数の増加などにより成田・羽田空港の免税店舗販売及び地方空港免税店向け卸売共に増加し引き続き好調に推移し、空港店舗関連では、主に国際線空港(成田・関西空港等)における店舗販売が増加し堅調に推移しました。通信販売関連では、前期第2四半期(2013年9月30日)に実施した連結子会社の株式譲渡による売上高の反動減、またインターネット通販に伸び悩みがありましたが、販売促進策により旅行用品の販売が増加し堅調に推移しました。贈答用食品関連では、百貨店向けの販売などが増加し堅調に推移しました。
これらの結果、セグメント合計では、売上高48,021百万円、営業利益2,437百万円と、それぞれ増収・増益となりました。
リテール事業 (金額単位:百万円) | 前連結会計年度 (2014年3月期) | 当連結会計年度 (2015年3月期) | 前期比(%) | 前期差 |
売上高 | 46,481 | 48,021 | 103.3 | 1,540 |
営業利益 | 2,156 | 2,437 | 113.0 | 281 |
④ フーズ・ビバレッジ事業
水産関連では、主力であるサバ・サーモンなどの水産加工品販売を中心に売上高は増加しましたが、原料高や為替の影響により利益が減少しました。農産関連では、主力であるパプリカの他、西洋野菜などの販売増加や国内外の農産関連連結子会社の運営費用の見直しにより利益が改善傾向となりました。ワイン関連では、ブランド力のある高額ワインを中心に西日本地域を含めた業務用卸販売の増加により順調に推移しました。連結子会社である日本エアポートデリカ株式会社は、新規商品の投入や販路拡大などにより引き続き好調に推移しました。なお、水産・農産・ワイン関連では、輸入販売を主とし円安の影響を受けています。
これらの結果、セグメント合計では、売上高21,646百万円、営業利益273百万円と、それぞれ増収・増益となりました。
フーズ・ビバレッジ事業 (金額単位:百万円) | 前連結会計年度 (2014年3月期) | 当連結会計年度 (2015年3月期) | 前期比(%) | 前期差 |
売上高 | 17,735 | 21,646 | 122.1 | 3,911 |
営業利益 | 68 | 273 | 402.3 | 205 |
(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、資金という)は、前連結会計年度末と比較して846百万円減少し、5,457百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの内容は以下のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
税金等調整前当期純利益に加え、仕入債務が増加した一方で、売上債権やたな卸資産、法人税等の支払額が増加しました。その結果、営業活動により使用した資金は489百万円(前連結会計年度は1,919百万円の収入)になりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
賃貸用不動産の購入や関連会社への出資を行いました。その結果、投資活動により使用した資金は1,011百万円(前連結会計年度より110百万円支出減)になりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
運転資金の借入れを行った一方で、配当金の支払いを行いました。その結果、財務活動により獲得した資金は495百万円(前連結会計年度より410百万円の収入増)になりました。
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