株式会社セレスポ 業績等の概要 (2015年3月期)

(1)業績
当事業年度におけるわが国経済は、消費税増税後の反動減や在庫調整により一時的に低迷しましたが、その後は徐々に回復の兆しが見られ、原油安や輸出環境好転に伴う企業業績の回復などを背景に、雇用・所得環境が改善し、個人消費も緩やかに持ち直し、回復基調を維持しました。
このような状況下、当社では2012年4月にスタートした「中期経営計画Ⅱ」に基づき、引き続き収益性の向上に取組んでまいりました。
以上の結果、売上高は10,361百万円(前期比5.7%増)、営業利益は381百万円(前期比9.6%増)、経常利益は397百万円(前期比11.4%増)、当期純利益は254百万円(前期比25.9%増)となりました。
各部門別の状況は次のとおりであります。
〔スポーツ部門〕
日本陸上競技選手権大会、世界トライアスロンシリーズ横浜大会の継続受注に加え、全国高等学校総合体育大会開会式、長崎がんばらんば国体・大会、紀の国わかやま国体リハーサル大会、また横浜マラソン2015の受注等があり、売上高は2,773百万円と前期比21.0%の増収となりました。
〔セールスプロモーション部門〕
展示会並びにセールスプロモーション案件の受注減少により、売上高は1,967百万円と前期比8.6%の減収となりました。
〔フェスティバル部門〕
大規模な秋の市民祭等の受注による地域振興イベント等の受注増加や消防救助技術大会の受注により、売上高は1,728百万円と前期比11.5%の増収となりました。
〔セレモニー部門〕
地鎮祭・竣工式等の増加により、売上高は1,692百万円と前期比1.5%の増収となりました。
〔コンベンション部門〕
国際会議や周年事業、各地方選挙の受注が減少し、売上高は1,582百万円と前期比2.2%の減収となりました。
〔レクリエーション部門〕
運動会・納涼祭等の企業内行事の受注の増加により、売上高は528百万円と前期比20.5%の増収となりました。
〔その他部門〕
各種式典等における備品の貸し出しの需要の増加により、売上高は88百万円と前期比4.0%の増収となりました。

(2)キャッシュ・フローの状況
当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前期末残高より24百万円減少し、668百万円(前年同期比3.6%減)となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において営業活動の結果得られた資金は、前年同期と比べ43百万円増加し245百万円となりました。これは、税引前当期純利益が390百万円あったことに加え、売上債権が期首に比べ216百万円、仕入債務が91百万円、未払消費税が91百万円それぞれ増加し、法人税等の支払額が178百万円あったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において投資活動の結果得られた資金は、前年同期と比べ73百万円減少し38百万円となりました。これは主に敷金及び保証金の差入による支出が22百万円、有形固定資産の取得による支出が20百万円あったものの、敷金及び保証金の回収による収入が63百万円、有価証券及び投資有価証券の売却による収入が15百万円、利息及び配当金の受取額が15百万円あったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において財務活動の結果使用した資金は、前年同期と比べ344百万円増加し△308百万円となりました。これは主に短期借入金の純増減額が300百万円あったものの、長期借入金の返済による支出が531百万円あり、リース債務の返済による支出が17百万円、配当金の支払額が49百万円あったことによるものであります。