有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10056YT
はごろもフーズ株式会社 業績等の概要 (2015年3月期)
(1) 業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、政府による経済政策や日本銀行の金融緩和などを背景に引き続き緩やかな回復基調となりました。食品業界においては、消費税率の改定による需要減が懸念されました。また、円安などの影響によるコスト上昇を価格に転嫁する動きが見られました。
当社グループは、コーポレートメッセージである「人と自然を、おいしくつなぐ」をテーマに企業活動に取り組みました。原材料コストの上昇に対しては、製造コストの削減や販売奨励金の効果的な使用に努め、収益の改善を図りました。
一方で、新聞・テレビ・雑誌・WEBなどの媒体を活用した広告宣伝活動を積極的に展開し、ブランド力の強化と消費者の需要喚起に努めました。
この結果、売上高は745億73百万円(前期比1.9%増)となりました。
利益面では、主原料のきはだ鮪・かつおの価格が比較的安定して推移したことや、前期に実施した製品の価格改定が浸透したことなどにより、営業利益は17億47百万円(同167.2%増)、経常利益は20億54百万円(同109.4%増)となりました。当期純利益は前期に計上した投資有価証券売却益が減少したことなどにより19億7百万円(同26.2%減)となりました。
なお、当社の物流業務委託先が2015年5月7日に稼働させた新物流センターにおいて、製品の配送が遅延する等の事象が発生していましたが、本報告書提出日現在、正常な状態に戻っています。
当社グループは、食品事業およびこの付帯事業の単一セグメントであるため、セグメント情報の開示は行っていませんが、製品群別の販売動向は以下のとおりです。
(注)上記金額は消費税等を含みません。
「ツナ」では、「野菜をおいしくシーチキン」キャンペーンに加え、「シーチキン食堂」のテレビCMや新聞の全面広告の展開など、ブランド力強化と需要喚起に努めました。魚価が想定を下回ったかつお製品の販売が好調で、売上高は前期比3.5%増加しました。
「デザート」では、原材料価格の上昇を受けて販売促進を控えた「朝からフルーツ」の販売が低調で、売上高は同1.3%減少しました。
「パスタ&ソース」では、パスタソースの販売が低調でしたが、消費者キャンペーン等の実施により結束タイプのスパゲッティやマカロニが好調で、売上高は同0.9%増加しました。
「総菜」では、ラインナップが充実した青魚製品の「健康」パウチシリーズや、小売店での取り扱いが拡がった「オイルサーディン」の販売が好調で、売上高は同1.1%増加しました。「削りぶし・海苔・ふりかけ類」では、新たなブランド戦略を開始した削りぶし「はごろも舞」シリーズや、噛み切りやすい海苔「かみきれ~る」、ふりかけ「デコふり」「きなこちゃん」などが好調で、売上高は同5.8%増加しました。
「ギフトセット・その他食品」では、ギフトセットが振るわず、売上高は同4.9%減少しました。
「業務用食品」では、CVS向けのツナ・スイートコーンやデザートが好調で、売上高は同3.8%増加しました。
「ペットフード・バイオ他」では、輸入品から国産製品へのシフトを進めたペットフードの販売が減少したことにより、売上高は同12.6%減少しました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、7億5百万円増加し、15億8百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は、次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度の営業活動により増加した資金は17億79百万円(前年同期は2億16百万円の減少)となりました。これは主に、法人税等の支払があったたものの、税金等調整前当期純利益の計上や未払金が増加したことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度の投資活動により減少した資金は4億62百万円(前年同期は35億81百万円の増加)となりました。これは主に、有形固定資産の取得支出によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度の財務活動により減少した資金は6億12百万円(前年同期は34億34百万円の減少)となりました。これは主に、配当金の支払や長期借入金の返済によるものです。
当連結会計年度におけるわが国経済は、政府による経済政策や日本銀行の金融緩和などを背景に引き続き緩やかな回復基調となりました。食品業界においては、消費税率の改定による需要減が懸念されました。また、円安などの影響によるコスト上昇を価格に転嫁する動きが見られました。
当社グループは、コーポレートメッセージである「人と自然を、おいしくつなぐ」をテーマに企業活動に取り組みました。原材料コストの上昇に対しては、製造コストの削減や販売奨励金の効果的な使用に努め、収益の改善を図りました。
一方で、新聞・テレビ・雑誌・WEBなどの媒体を活用した広告宣伝活動を積極的に展開し、ブランド力の強化と消費者の需要喚起に努めました。
この結果、売上高は745億73百万円(前期比1.9%増)となりました。
利益面では、主原料のきはだ鮪・かつおの価格が比較的安定して推移したことや、前期に実施した製品の価格改定が浸透したことなどにより、営業利益は17億47百万円(同167.2%増)、経常利益は20億54百万円(同109.4%増)となりました。当期純利益は前期に計上した投資有価証券売却益が減少したことなどにより19億7百万円(同26.2%減)となりました。
なお、当社の物流業務委託先が2015年5月7日に稼働させた新物流センターにおいて、製品の配送が遅延する等の事象が発生していましたが、本報告書提出日現在、正常な状態に戻っています。
当社グループは、食品事業およびこの付帯事業の単一セグメントであるため、セグメント情報の開示は行っていませんが、製品群別の販売動向は以下のとおりです。
(単位:千円、%) |
製 品 群 | 前連結会計年度 | 当連結会計年度 | 増減 | |||||
金額 | 構成比 | 金額 | 構成比 | 金額 | 率 | |||
製品 | 家庭用 食品 | ツナ | 30,227,269 | 41.3 | 31,272,868 | 41.9 | 1,045,599 | 3.5 |
デザート | 4,646,171 | 6.4 | 4,584,068 | 6.2 | △62,103 | △1.3 | ||
パスタ&ソース | 7,262,473 | 9.9 | 7,326,202 | 9.8 | 63,729 | 0.9 | ||
総菜 | 6,920,219 | 9.5 | 6,995,598 | 9.4 | 75,378 | 1.1 | ||
削りぶし・海苔・ふりかけ類 | 5,078,621 | 6.9 | 5,372,479 | 7.2 | 293,858 | 5.8 | ||
ギフトセット・その他食品 | 3,976,897 | 5.4 | 3,781,224 | 5.1 | △195,673 | △4.9 | ||
計 | 58,111,653 | 79.4 | 59,332,441 | 79.6 | 1,220,788 | 2.1 | ||
業務用食品 | 12,485,828 | 17.1 | 12,955,881 | 17.4 | 470,052 | 3.8 | ||
ペットフード・バイオ他 | 1,975,321 | 2.7 | 1,726,342 | 2.3 | △248,978 | △12.6 | ||
計 | 72,572,803 | 99.2 | 74,014,665 | 99.3 | 1,441,862 | 2.0 | ||
その他 | 613,118 | 0.8 | 559,060 | 0.7 | △54,058 | △8.8 | ||
合 計 | 73,185,922 | 100.0 | 74,573,726 | 100.0 | 1,387,804 | 1.9 |
「ツナ」では、「野菜をおいしくシーチキン」キャンペーンに加え、「シーチキン食堂」のテレビCMや新聞の全面広告の展開など、ブランド力強化と需要喚起に努めました。魚価が想定を下回ったかつお製品の販売が好調で、売上高は前期比3.5%増加しました。
「デザート」では、原材料価格の上昇を受けて販売促進を控えた「朝からフルーツ」の販売が低調で、売上高は同1.3%減少しました。
「パスタ&ソース」では、パスタソースの販売が低調でしたが、消費者キャンペーン等の実施により結束タイプのスパゲッティやマカロニが好調で、売上高は同0.9%増加しました。
「総菜」では、ラインナップが充実した青魚製品の「健康」パウチシリーズや、小売店での取り扱いが拡がった「オイルサーディン」の販売が好調で、売上高は同1.1%増加しました。「削りぶし・海苔・ふりかけ類」では、新たなブランド戦略を開始した削りぶし「はごろも舞」シリーズや、噛み切りやすい海苔「かみきれ~る」、ふりかけ「デコふり」「きなこちゃん」などが好調で、売上高は同5.8%増加しました。
「ギフトセット・その他食品」では、ギフトセットが振るわず、売上高は同4.9%減少しました。
「業務用食品」では、CVS向けのツナ・スイートコーンやデザートが好調で、売上高は同3.8%増加しました。
「ペットフード・バイオ他」では、輸入品から国産製品へのシフトを進めたペットフードの販売が減少したことにより、売上高は同12.6%減少しました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、7億5百万円増加し、15億8百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は、次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度の営業活動により増加した資金は17億79百万円(前年同期は2億16百万円の減少)となりました。これは主に、法人税等の支払があったたものの、税金等調整前当期純利益の計上や未払金が増加したことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度の投資活動により減少した資金は4億62百万円(前年同期は35億81百万円の増加)となりました。これは主に、有形固定資産の取得支出によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度の財務活動により減少した資金は6億12百万円(前年同期は34億34百万円の減少)となりました。これは主に、配当金の支払や長期借入金の返済によるものです。
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