シェア: facebook でシェア twitter でシェア google+ でシェア

有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10055QC

有価証券報告書抜粋 ワタベウェディング株式会社 業績等の概要 (2015年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、政府の経済政策や日銀の金融緩和政策等の効果により、景気回復への期待が高まりましたが、一方で為替の急激な円安進行は、製造業を中心とした輸出産業にこそ恩恵を与えるものの、輸入コスト増加に伴い一般消費材の価格が高騰し、消費税増税と相まって消費者マインドは停滞の域を抜け出せない状況となりました。
当ブライダル業界におきましては、少子化等に伴う婚姻組数の減少や、結婚式の実施率低下等に加えて、相次ぐ挙式施設の新設により競争が激化するなど、厳しい状況が続いております。
このような経営環境のなか、当社グループは前期に引き続き、主力事業であるリゾート挙式事業の強化を図るべく、店舗再編やマーケット拡大に注力してまいりました。
「リゾート挙式」におきましては、お客様の利便性向上と商圏の拡大を企図した店舗再編を中心に施策を展開してまいりました。お客様が気軽にご相談いただける店舗を目指すとともに、周辺の旅行社等販売代理店との連携強化やマーケットの活性化を目的として、立川店、熊本店をはじめ5店舗の新規出店をいたしました。競争の激しい都心部では、お客様にとってより利便性の高い店舗網形成を目指し、東京に池袋サロン、名古屋に名古屋栄サロンを出店いたしました。既存店舗につきましても、周辺環境等の変化に対応するとともに、より効率的な店舗運営を目的として、大阪グランドプラザ、名古屋グランドプラザ、東京グランドプラザ、横浜グランドプラザをはじめ8店舗をリニューアルオープンいたしました。また、本社事務所と東京事務所をそれぞれ移転し、家賃効率改善等による固定費の削減に努めました。当連結会計年度において合計15店舗2事務所の再編を実施し、集客力の向上、マーケットの拡大と大幅な固定費の削減に寄与いたしました。
リゾート挙式事業の商品力強化につきましては、今秋グアムに新チャペル「ルース・デ・アモールチャペル」のオープンを予定し、受注活動を開始しております。またウェディングドレス、タキシードの新作投入や、アルバムラインアップの刷新など、各種ウェディングコンテンツの強化を実施いたしました。
これら施策の効果もあり、リゾート挙式事業は前期比で大幅な利益改善をしたものの、為替の急激な円安進行の影響や、競争環境激化により減収増益という結果となりました。
「ホテル・国内挙式」におきましては、目黒雅叙園ではメインダイニングである中華レストラン「旬遊紀」の改装を実施いたしました。お客様に今まで以上にご活用いただけるように、個室を増設するなど宴会部門の強化をいたしました。メルパルクでは、地域に密着したコミュニティホテルとしての認知拡大を目的とし、全国10施設の名称を「ホテルメルパルク」に変更いたしました。また、仙台のスカイバンケットや横浜のガーデンチャペルをリニューアルオープンするなど、営業強化に注力してまいりました。しかしながら、国内のブライダル市場低迷の影響を受け、挙式取扱組数が減少し、減収減益という結果となりました。
また、当社を取り巻く内外環境等を踏まえ、次期以降、事業ドメインの明確化を図り経営資源を主要事業に集中させるため、一部施設・店舗の閉鎖費用234百万円や、中国の挙式事業に係る固定資産(長期前払費用)等の減損損失538百万円を特別損失に計上いたしました。繰延税金資産は回収可能性を慎重に検討した結果、その一部を取り崩し、法人税等調整額392百万円を計上いたしました。
以上の結果、当社グループの業績は、売上高44,214百万円(前期比7.3%減)、営業損失696百万円(前期営業損失 765百万円)、経常損失411百万円(前期経常損失 814百万円)、当期純損失1,805百万円(前期当期純損失 3,524百万円)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。なお、以下の数値は、セグメント間の取引消去後となっております。
① リゾート挙式
挙式取扱組数が減少し、売上高は17,993百万円(前期比8.4%減)となり、挙式運営コストの低減等を進めましたが、セグメント損失は245百万円(前期セグメント損失 1,121百万円)となりました。
② ホテル・国内挙式
挙式取扱組数が減少し、売上高は26,220百万円(前期比6.6%減)となり、販売管理費の削減等に努めましたが、セグメント損失は487百万円(前期セグメント利益 342百万円)となりました。

(2) キャッシュフロー
当連結会計年度におけるキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが558百万円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローが1,489百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローが1,075百万円の支出となり、この結果、当連結会計年度の現金及び現金同等物(以下「資金」という)期末残高は、期首より1,765百万円減少し、4,497百万円(前期比28.2%減)となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は前期に比べ286百万円増加し、558百万円(前期比105.5%増)となりました。これは、税金等調整前当期純損失1,219百万円のほか、主に減価償却費1,635百万円、減損損失538百万円等があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は1,489百万円(前期比23.1%増)となりました。これは、有形固定資産の取得による支出1,207百万円、無形固定資産の取得による支出178百万円等があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は1,075百万円(前期は443百万円の収入)となりました。これは、短期借入金の減少400百万円、長期借入金の返済による支出625百万円等があったことによるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E05003] S10055QC)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。