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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1004SWT

有価証券報告書抜粋 株式会社東京個別指導学院 業績等の概要 (2015年2月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績

当事業年度におけるわが国の経済は、雇用・所得環境の改善傾向が続く中、原油価格下落や政府による経済政策、日銀の金融緩和策の効果により、緩やかな回復基調が続いております。一方、消費税率引上げに伴う駆け込み需要の反動の長期化や消費者マインドの弱さが見られ、海外景気の下振れなど引き続き景気を下押しするリスクとなっており、先行きは依然として不透明な状況で推移いたしました。
当業界におきましては、大学全入時代への突入など、従来からの少子化傾向による学齢人口の縮小が継続する中、「『ゆとり教育』を見直し、学力を向上する」とした学習指導要領は、知識・技能の「習得」はもとより「活用」「探究」をバランスよく育成することを目指し、知識を活用して思考力・判断力・表現力等の育成がこれまで以上に必要となっており、日々の学習がこれまで以上に重要となる中、大人数教室での講義及び私立大学の受験対策を得意としていた予備校から、子どもの習熟度、多様なニーズにきめ細かく対応出来る個別指導塾へ当業界は大きな転換期を迎えており、これまでの集団、個別等の枠を超え業界内での生徒囲い込みのための競争は激しくなっております。
このような状況で、当社は中期経営計画「Shining☆2015」に掲げる高品質・高付加価値にこだわって毎年成長するという基本成長戦略のもと、5つの重点戦略(目標・目的の明確化、受験・進路指導力の強化、新規開校・リニューアルの加速、付加価値向上によるLTV(※1)増加、マーケティング改革)と5つのKFS(※2)(品質強化による受験対応力強化の継続、小中学生比率の改善の継続、新教室の開校、既存教室生徒数の増加、マーケティング改革の継続)を推し進めることで、持続的な成長に向け価値創造が行えるように全力で進めて参りました。
2014年3月に天王寺教室(大阪市阿倍野区)、上本町教室(大阪市天王寺区)、三宮教室(神戸市中央区)、同年6月に豊洲教室(東京都江東区)、浅草教室(東京都台東区)、横浜西口教室(横浜市神奈川区)、同年7月に溝の口南口教室(川崎市高津区)、同年12月に千歳船橋教室(東京都世田谷区)、2015年2月に麻布十番教室(東京都港区)、葛西教室(東京都江戸川区)を新規開校(全て直営で全国に218教室)による規模の拡大に努めました。また、生徒募集についてもこれまでの新聞折込チラシを中心とした生徒募集から、春の生徒募集の時期にテレビコマーシャルを行う事で認知を広め、その後のWebマーケティングによる広告宣伝を行うなど、効果的な広告宣伝へのシフトを進め、効率の良い生徒獲得活動を積極的に行って参りました。一方で2014年4月からこれまで一部の教室・期間でテスト運用として行っていた、通信教育と個別指導の連携による、自学自習を育む新サービス「進研ゼミ個別サポート教室」を全教室で通年のサービス提供を開始致しました。更に、2014年4月1日付けで株式会社ベネッセコーポレーションから「Benesseサイエンス教室」「Benesse文章表現教室」の事業譲渡を受けたことで新しい分野での事業を4教室で展開しておりましたが、2015年1月には東京個別指導学院内に併設する新たな形態で、Benesse文章表現教室を国立教室と豊洲教室にオープンしております。また、2014年8月から当社がこれまで培ってきた個別指導のノウハウとインターネット技術を融合させ、研究・開発を進めて参りました、「東京個別指導学院 ネット教室」(CCDnet)のサービスを開始しております。更に、2014年12月に進研ゼミと個別指導塾のノウハウを融合した新業態「クラスベネッセ仙川」を新規開設いたしました。今後とも生徒1人ひとりの多様なニーズにあった付加価値の高いサービスの拡大を株式会社ベネッセコーポレ-ションをはじめベネッセグループ各社のリソースを最大限に活用し、様々なグループ連携施策を積極的に進め研究開発を行って参ります。
売上面におきましては、2014年3~4月にテレビコマーシャルを首都圏・関西圏など当社の出店地域で放映する事で知名度が向上、その後Webマーケティングを積極的に行うことで問合せを増加させるなど、マーケティング戦略の成功により、入会者数も大幅に増加いたしました。その結果、月末在籍生徒数は前年を毎月上回り、更に春・夏・冬の各講習会においても堅調に推移することができました。また、「進研ゼミ個別サポート」「Benesseサイエンス・文章表現教室」「ネット教室」「クラスベネッセ」など、多様化する顧客ニーズに対して事業の複線化に積極的に取り組み、更に「Shining☆2015」の計画を上回るペースで10教室の新規開校、既存教室のリニューアル、増床等を実施するなど教室設備の充実にも努め、当社のコアバリューである「目的別・学力別・性格別完全オーダーメイド個別指導」を強化し、一貫して「高品質・高付加価値のサービス」へのこだわりを持ち、授業・講師・教室運営品質の向上並びに学習効果の向上に注力して参りました。一方、外部の顧客満足度調査において、前年に引続き高評価を頂くことができました。その結果、売上高は15,717百万円(前期比9.7%増)となりました。
損益面におきましては、10教室の新規開校及び移転・リニューアル・増床などに伴う設備投資、テレビコマーシャルの放映など生徒獲得に向けての投資を積極的に行いました。更に、事業の複線化のための投資も積極的に行いました。その一方で、コストの効率化・適正化を更に追求いたしました。その結果、営業利益は1,724百万円(前期比35.5%増)、経常利益は1,729百万円(前期比35.4%増)となりました。また、9月に本社移転を行った事で特別損失を計上しており、当期純利益は1,075百万円(前期比45.8%増)となりました。
当期末での事業展開におきましては、個別指導塾事業は首都圏(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)165教室、関西地区(兵庫県、大阪府、京都府)40教室、東海地区(愛知県)8教室、九州地区(福岡県)5教室の218教室体制、サイエンス・文章表現事業は、東京4教室、神奈川2教室、他にクラスベネッセ仙川、ネット教室(本社内に併設)となっております。

(注)(※1)Life Time Value 顧客生涯価値
(※2)Key Factor for Success 重要成功要因


(2) キャッシュ・フローの状況

当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末に比べ3,353百万円減少し、当事業年度末には3,136百万円となりました。
当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの原因は次のとおりであります。

〔営業活動によるキャッシュ・フロー〕
営業活動の結果得られた資金は、1,509百万円(前事業年度は1,112百万円の収入)となりました。
これは主に、法人税等の支払い等があったものの、営業利益による収入があったことによるものであります。

〔投資活動によるキャッシュ・フロー〕
投資活動の結果支出した資金は、4,483百万円(前事業年度は1,723百万円の収入)となりました。
これは主に、本社および教室の移転に伴う敷金及び保証金の返還による収入があったものの、定期預金の預入による支出、新規開校・本社および教室移転等に伴う敷金及び保証金の預入、固定資産の取得等の支払いを行ったことによるものであります。

〔財務活動によるキャッシュ・フロー〕
財務活動の結果支出した資金は、380百万円(前事業年度は326百万円の支出)となりました。
これは主に、配当金の支払いを行ったことによるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E05067] S1004SWT)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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