シェア: facebook でシェア twitter でシェア google+ でシェア

有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1005RZY

有価証券報告書抜粋 株式会社ウェザーニューズ 業績等の概要 (2015年5月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績全般

気象サービスの市場規模は全世界で6,000億円以上と想定されます。気象リスクへの関心の高まりとネット技術の発展によって、気象サービス市場は今後も成長を続けると当社は考えています。
当社では「73億人の情報交信台」という夢のもと、第1成長期(1986年6月から1995年5月)は「事業の成長性」、第2成長期(1995年6月から2004年5月)は「ビジネスモデルの多様性」、第3成長期(2004年6月から2012年5月)は「経営の健全性」をテーマとし、事業活動を行ってきました。当期は、「革新性」をテーマに掲げ本格的なグローバル展開を目指す第4成長期の3年目として、下記項目に取り組んできました。

<1> 市場面-重点事業への注力
・BtoB(企業・法人)市場-交通気象
航海気象:OSR(Optimum Ship Routeing)サービスのコンテナ船、自動車船、ばら積み船、タンカー各市場への展開
航空・道路・鉄道・海上気象:国内サービスの強化とアジア市場のマーケティング
・BtoS(個人・分衆:Sはサポーターの意。サポーターに支えられているビジネス)市場-ウェザーリポーターネットワークのグローバル展開

<2> 無常識で革新的な気象インフラ、テクノロジーの開発・展開
・独自の小型衛星を利用した北極海海氷の観測
・オクラホマ大学との共同研究による新型気象レーダーの開発

当期の連結売上高は14,064百万円と、前期比5.7%の増収となりました。航海気象で顧客が拡大したうえ、荷動きが好調に推移したことで交通気象は前期比11.9%の増収となり、BtoB市場全体では、前期比10.3%増収の7,971百万円となりました。気象への社会的関心の高まりを受け有料会員数が増加し、モバイル・インターネットが前期比3.1%の増収となり、BtoS市場全体では前期比0.2%増収の6,092百万円となりました。
利益については、増収に伴いサービス体制とインフラを強化したため営業利益は3,304百万円と前期比1.1%の増益となり、経常利益は為替差益もあり3,504百万円と前期比6.4%の増益となりました。当期は特別損失が少なく、当期純利益は2,252百万円と前期比20.2%の増益となりました。
当社は継続的にコンテンツを提供するトールゲート型ビジネスを主に展開しています。一方、将来のトールゲート売上につながる一時的な調査やシステムを販売する機会があり、当社はこれらをSRS(Stage Requirement Settings)と称しています。

当連結会計年度における市場別売上高は以下のとおりです。

市場区分 前連結会計年度
(自 2013年6月1日
至 2014年5月31日)
(百万円)
当連結会計年度
(自 2014年6月1日
至 2015年5月31日)
(百万円)
増減率
(%)
SRSトールゲート合計SRSトールゲート合計 合計
交通気象1905,3615,5512385,9746,21211.9
交通気象以外321,6441,676411,7171,7594.9
BtoB市場2227,0067,2282797,6917,97110.3
モバイル・インターネット1203,3483,468303,5453,5753.1
その他メディア5952,0142,6095461,9702,516△3.6
BtoS市場7155,3626,0775775,5156,0920.2
合 計93712,36813,30685613,20714,0645.7


(注)交通気象には航海気象、航空気象、道路気象、鉄道気象及び海上気象が区分されております。当連結会計年度より、海上気象を交通気象以外から交通気象に変更しております。なお、前連結会計年度の交通気象には、海上気象が241百万円含まれております。

(参考)地域別売上高
前連結会計年度
(自 2013年6月1日
至 2014年5月31日)
当連結会計年度
(自 2014年6月1日
至 2015年5月31日)
増減率
(百万円) (百万円)(%)
SRSトールゲート合計SRSトールゲート合計合計
日本8899,87310,76278210,13610,9191.5
欧州- 1,3211,32141,6051,60921.8
アジア・豪州47892940691,1211,19126.7
米州- 282282-34334321.8
合計93712,36813,30685613,20714,0645.7


① BtoB(企業・法人)市場
BtoB市場においては、社会のインフラとして企業のニーズが高く、かつグローバルな成長が見込まれる交通気象(航海気象、航空気象、道路気象、鉄道気象、海上気象)を重点事業と位置づけております。
当社サービスの原点である海運会社向け航海気象では、安全性を向上すると同時に燃料消費量を抑え、運航効率を改善するOSR(Optimum Ship Routeing)をコンテナ船、自動車船、ばら積み船及びタンカー向けに展開しています。当期は海運市場で荷動きが好調に推移しました。海運会社の最適運航に対する取り組みは変わらず、当社のOSRを採用する航海が増加しました。当社は、運航支援サービスをより安定的に供給するために、2014年10月にマニラオペレーションセンターを開設しました。
航空気象では、ヘリコプター動態管理システム「FOSTER-copilot」の採用が進み、全国45機のドクターヘリのうち37機に採用されました。道路気象では、ドライバー向けに安全情報を提供する拠点を拡大しています。鉄道気象では、国内で運転規制情報を鉄道乗務員に伝える「通告サポート」の採用が進みました。海上気象では、港湾管理のほか内航船向けの動静管理サービスが拡大しました。
これらの結果、交通気象の売上高は前期比11.9%増収となり、BtoB市場全体の売上高は前期比10.3%増収の7,971百万円となりました。なお、第29期から海上気象を交通気象以外から交通気象に変更しました。売上高伸び率につきましては、第28期の海上気象を交通気象に組み替えたうえで算出しています。


② BtoS(個人・分衆)市場
台風、ゲリラ雷雨、火山等の自然災害を受け、気象に対する社会的関心が高まり、BtoS市場では有料会員数が増加しました。さらに、通信キャリアとの連携を通じて気象コンテンツ利用を活発化しました。サポーター参加型コンテンツの「ゲリラ雷雨防衛隊」は市場に定着しました。さらに市場を拡大するため、海外では2015年6月にお天気アプリの 「Weathermob」を取得しました。第29期はモバイル・インターネットの売上高が前期比3.1%増収となり、BtoS市場全体の売上高は前期比0.2%増収の6,092百万円となりました。

(2) キャッシュ・フローの状況

営業活動によるキャッシュ・フローは、法人税等1,371百万円を支払う一方で、税金等調整前当期純利益3,507百万円を計上したことなどにより2,846百万円の収入(前年同期3,085百万円の収入)となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産や無形固定資産の取得による支払などにより953百万円の支出(前年同期344百万円の支出)となりました。
また、財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払705百万円などにより、686百万円の支出(前年同期645百万円の支出)となりました。
現金及び現金同等物に係る換算差額153百万円を加算し、現金及び現金同等物の当期末残高は6,529百万円(前年同期5,170百万円)となりました。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E05162] S1005RZY)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。