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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10055AC

有価証券報告書抜粋 ブロードメディア株式会社 業績等の概要 (2015年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度におけるわが国の経済は、政府や日銀の経済対策や金融緩和策を背景に円安株高の傾向が持続し、企業収益や雇用情勢の改善等が見られるなど、緩やかな景気回復傾向が続いております。しかし、個人消費は、消費税増税の反動や円安による物価上昇などが影響して、消費マインドは低調に推移し、先行きは依然として不透明な状況が続いております。
このような経済情勢のもと、当社グループは「コンテンツ」「放送」「スタジオ」「技術」「ネットワーク営業」の5つのセグメントの下で事業を進めております。
売上高は、前連結会計年度と比べ382,951千円(3.1%)減少し、11,918,940千円(前連結会計年度は12,301,891千円)となりました。「放送」は増収となりましたが、他の4つのセグメントが減収となったことにより、売上高は減少いたしました。
営業損益は、1,147,013千円の損失(前連結会計年度は618,998千円の営業損失)となりました。「放送」が増益となり、「技術」も利益を計上したものの、「スタジオ」「ネットワーク営業」で損失となったことに加え、「コンテンツ」で第3四半期連結累計期間にたな卸資産の評価減を行ったこと等により、損失が拡大いたしました。
経常損益は、2,358,525千円の損失(前連結会計年度は1,134,261千円の経常損失)となりました。営業損失に加え、Gクラスタ・グローバル株式会社の株式に係るのれんを減損処理したこと等により、持分法による投資損失が増加したことが主な要因です。
当期純損益は、2,580,638千円の損失(前連結会計年度は777,877千円の当期純損失)となりました。CDN事業の一部を営業譲渡したことや当社の連結子会社である株式会社釣りビジョンの株式を一部譲渡したことに伴う特別利益を計上いたしましたが、上記経常損失に加え、貸倒引当金繰入額616,565千円を計上したこと等が影響いたしました。

当連結会計年度における各セグメントごとの売上高及び営業利益の概況は、以下のとおりです。

①コンテンツ
「コンテンツ」セグメントは、ホームエンタテインメント、映像サービス、CS放送会員サービス、モバイルサービス、教育サービス及びその他サービスで構成されており、テレビ・PC向けの動画配信、モバイル向けのコンテンツ配信、CS放送視聴に関する独自の会員制サービス及び広域通信制高校に至るまでの広範な事業を行っております。
売上高は、前連結会計年度と比べ520,353千円(20.4%)減少し、2,034,340千円(前連結会計年度は2,554,693千円)となりました。教育サービスにおいて前期に導入したタブレット端末(教材)の需要が一巡し売上が減少したことや、CS放送会員サービスが2014年5月末で終了したこと等により、減収となりました。
営業損益は、1,072,179千円の営業損失(前連結会計年度は435,356千円の営業損失)となりました。減収に加え、クラウドゲーム事業において、ゲーム機等の端末在庫や番組勘定の評価損487,600千円を計上したことが影響し、損失が拡大いたしました。また、教育サービスにおいて、先行費用が発生していた「ルネサンス大阪高等学校」の生徒獲得数が当初の予想を下回って推移したことも影響しております。

②放送
「放送」セグメントは、釣り専門番組「釣りビジョン」の制作、並びにBS・CS放送及びケーブルテレビ局等あての番組供給事業を行っております。
売上高は、前連結会計年度と比べ399,041千円(9.1%)増加し、4,793,448千円(前連結会計年度は4,394,406千円)、営業利益は330,362千円(前連結会計年度は164,424千円の営業利益)となりました。
制作売上が好調であったことに加え、視聴料収入は堅調に推移いたしました。また、「スカパー!」の標準画質放送の終了にともない、前期から発生していた加入者の移行に関わる販促費用が減少したことも要因となり、増収増益となりました。

③スタジオ
「スタジオ」セグメントは、映画やドラマ等の映像作品の調達、日本語字幕・吹替制作から、その作品の配給、販売を行っております。
売上高は、前連結会計年度と比べ14,214千円(0.6%)減少し、2,547,684千円(前連結会計年度は2,561,899千円)となりました。映画配給事業はビデオ販売が増加したこと等により増収となりましたが、番組販売事業や制作事業において受注が減少したこと等により、セグメントでは減収となりました。
営業損益は253,331千円の営業損失(前連結会計年度は177,267千円の営業損失)となりました。映画配給事業では売上の増加に加え、広告宣伝費の抑制を行いましたが、番組販売事業の売上の減少や制作事業における原価率の上昇等が影響し、損失は拡大いたしました。

④技術
「技術」セグメントは、デジタルシネマサービス及び「ブロードメディア®CDN」等のCDN(コンテンツ・デリバリー・ネットワーク)サービスを行っております。また、ルーネット・システムズ株式会社を第1四半期連結累計期間より連結子会社といたしました。
売上高は、前連結会計年度と比べ216,016千円(13.3%)減少し、1,402,626千円(前連結会計年度は1,618,643千円)、営業利益は45,544千円(前連結会計年度は75,935千円)となりました。デジタルシネマサービスにおいて機材の販売が減少したことや、CDNサービスにおいて、CDN事業の一部を営業譲渡したことにより売上が減少したこと等が主な要因となり、減収減益となりました。

⑤ネットワーク営業
「ネットワーク営業」セグメントは、ISPサービスや携帯電話サービス、ブロードバンド回線等の販売代理店として、通信回線販売業者等の事業者を通じて販売活動を行っております。
売上高は、前連結会計年度と比べ31,407千円(2.7%)減少し、1,140,840千円(前連結会計年度は1,172,247千円)、営業損益は197,408千円の営業損失(前連結会計年度は246,734千円の営業損失)となりました。販売手法の見直し等により、ISPサービスの販売が減少したため減収となりましたが、解約引当率の低下によって原価率が改善され、営業損失は縮小しました。

(2)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末に比べ350,323千円減少し、2,397,571千円となりました。

(イ)営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前当期純損失として2,410,003千円を計上いたしましたが、これには支出を伴わない持分法による投資損失1,070,350千円や貸倒引当金繰入額616,213千円、たな卸資産の評価減等が含まれております。また、前受金や仕入債務が減少し、売上債権が増加しております。これらの結果、営業活動によるキャッシュ・フローは、マイナス418,948千円(前連結会計年度はマイナス1,355,288千円)となりました。

(ロ)投資活動によるキャッシュ・フロー
投資活動によるキャッシュ・フローは、マイナス263,007千円(前連結会計年度はプラス1,336,183千円)となりました。CDN事業の一部を営業譲渡したことや当社の連結子会社である株式会社釣りビジョン株式を一部譲渡したことに伴う収入があった一方で、貸付や固定資産の取得による支出があったこと等によるものです。

(ハ)財務活動によるキャッシュ・フロー
財務活動によるキャッシュ・フローは、リース債務の返済や借入金の返済があった一方で、自己株式の処分や新株予約権の行使による収入があったこと等により、プラス331,571千円(前連結会計年度はマイナス234,008千円)となりました。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E05269] S10055AC)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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