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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1006KMR

有価証券報告書抜粋 シミックホールディングス株式会社 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2015年9月期)


研究開発活動メニュー株式の総数等

当連結会計年度の当社グループにおける財政状態及び経営成績の分析は以下のとおりであります。
なお、文中における将来に関する事項は有価証券報告書提出日現在において当社が判断したものであります。
(1) 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たり、見積りが必要な事項につきましては、合理的な基準に基づき、会計上の見積りを行っております。ただし、将来に関する事項には不確実性があるため、実際の結果は、これら見積りと異なる可能性があります。
(2) 経営成績の分析
当連結会計年度における当社グループの売上高は、55,904百万円(前連結会計年度比5.8%増)となりました。報告セグメントごとの売上高(セグメント間の内部取引を含む。)は、CRO事業27,471百万円(同9.7%増)、CMO事業13,810百万円(同1.4%増)、CSO事業8,875百万円(同23.9%増)、ヘルスケア事業5,640百万円(同24.1%減)、IPD事業762百万円(同52.9%増)と、順調に業容を拡大してまいりました。
当連結会計年度における当社グループの営業利益は1,411百万円(同49.0%減)、経常利益は970百万円(同63.3%減)、当期純損失は542百万円(同1,716百万円減)となりました。
(3) 経営成績に重要な影響を与える要因について
経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、第一部[企業情報] 第2[事業の状況] 4[事業等のリスク]をご参照ください。
(4) 戦略的現状と見通し
当社グループを取り巻く環境は、医療費抑制と製薬企業のグローバル化、異業種からの新規参入、アカデミアによる医薬品開発等により大きく変動しようとしております。今後は、PVCとして医薬品の研究開発から製造、営業・マーケティングまでのバリューチェーンを支援する総合的なサービス提供の経験を活かして、さらに広く健康を支える事業の確立を目指し、ヘルスケア分野のソリューションプロバイダーとなるべく、下記の経営戦略をもってビジネス展開してまいります。

①医療の質の向上への貢献 ~PVCモデルの更なる進化
PVCという当社グループ独自の事業モデルのもと、国内ですでに活動している製薬企業・医療機器メーカー・バイオベンチャー・アカデミアはもとより日本への参入を目指す海外企業又は異業種企業、日本企業の海外進出における戦略的パートナーとして、医薬品等の開発、製造、営業・マーケティングを総合的に支援するソリューションサービスを展開してまいります。
そしてこれらの活動を通して、安全で有効な医薬品をより多く利用できる環境の形成、さらには疾患の予防から診断、治療に至るまで、人々の健康維持や健康増進に広く貢献する企業グループを目指します。

②国際展開
CRO事業におきましては、医薬品開発業務の国際化に対応できる体制を整備しており、国際共同治験(米・欧・アジア同時開発)の経験と実績を活かして、アジア地域におけるCRO事業のさらなる拡大を図ります。また、新たにグループ化した米国拠点CMIC,Inc.を通じて米国地域への事業拡大を図ります。CMO事業におきましては、日本、韓国、米国における事業拡大とともに、製剤技術の高度化や製造原価の低減、抗体医薬品製造に対応した設備投資や技術の取得など、サービスの付加価値向上を図ります。
これらCRO及びCMO事業拠点を基盤として、当社グループの機能やノウハウを最大限に活用し、地域特性により適合した事業展開を行うことで、ヘルスケア領域において多様化する顧客のニーズに応えてまいります。

③知的財産開発の促進
診断薬や希少疾病用医薬品(オーファンドラッグ)などの共同・自社開発を通じて、知的財産の蓄積と新たな収益モデルの構築を目指します。
当社グループでは知的財産開発として、腎疾患の新たなバイオマーカーとして注目されている尿中のL型脂肪酸結合蛋白(L-FABP)を高感度で測定できる体外診断用医薬品「レナプロ®L-FABPテスト」の販売促進とライセンス供与に加え、さらなる利用拡大に向けた国内外での開発を推進してまいります。また、国内開発販売権をもつ希少疾病用医薬品の販売体制の強化とともに、国内製薬企業及び海外バイオベンチャーとのコラボレーションを通じて更なる希少疾病用医薬品の開発・販売に取り組んでまいります。

④M&Aとアライアンスの活用
当社グループの事業と相乗効果を生む企業との連携については積極的に推し進めてまいります。

(5) 資本の財源及び資金の流動性についての分析
①キャッシュ・フロー
当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況につきましては、「第2 事業の状況 1 業績等の概要 (2) キャッシュ・フロー」に記載のとおりであります。
なお、キャッシュ・フロー関連指標の推移は、以下のとおりであります。
2011年9月期2012年9月期2013年9月期2014年9月期2015年9月期
自己資本比率(%)42.844.045.641.136.4
時価ベースの自己資本比率(%)64.155.556.472.056.9
キャッシュ・フロー対有利子負債比率(%)234.6403.0189.9521.52,103.0
インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)29.118.739.420.35.9
(注)自己資本比率:自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い
※ 各指標はいずれも連結ベースの財務数値により算出しております。
※ 株式時価総額は期末株価終値×期末発行済株式数(自己株式控除後)により算出しております。
※ キャッシュ・フローは営業キャッシュ・フローを使用しております。
※ 有利子負債は連結貸借対照表に計上されている負債のうち、利子を支払っている全ての負債を対象としております。

②財政状態
当連結会計年度末における資産合計は、前連結会計年度末比で6,624百万円増加し、55,861百万円となりました。これは、主に株式会社JCLバイオアッセイ取得に伴う有形固定資産等の増加によるものであります。
負債合計は、前連結会計年度末比で6,267百万円増加し、35,194百万円となりました。これは、主に借入金等の増加によるものであります。
純資産合計は、前連結会計年度末比で357百万円増加し、20,667百万円となりました。これは、主に株式会社JCLバイオアッセイの株式交換に伴う資本剰余金等の増加によるものであります。

研究開発活動株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E05292] S1006KMR)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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