シェア: facebook でシェア twitter でシェア google+ でシェア

有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10053TO

有価証券報告書抜粋 株式会社トランスジェニック 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2015年3月期)


研究開発活動メニュー株式の総数等

文中の将来に関する事項は、本有価証券報告書提出日現在において、当社グループが判断したものであります。
(1) 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表を作成するにあたり重要となる会計方針及び見積の概要については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載されているとおりであります。
(2) 経営成績の分析
① 売上高
ジェノミクス事業において、遺伝子改変マウス作成受託サービスが堅調に推移する一方、先端医療事業の当社及び株式会社プライミューンにおける抗体・試薬販売が不調であったものの、前連結会計年度にM&A戦略により子会社化した株式会社新薬リサーチセンター(CRO事業)及び株式会社ジェネティックラボ(先端医療事業及び病理診断事業)の運営が軌道に乗り、売上高は前期比21.1%の大幅増収となりました。

② 売上原価、販売費及び一般管理費
売上高の伸びにより、売上原価率は66.5%(前期比1.9%改善)となり、売上高販管費率は32.3%(前期比4.5%改善)となりました。

③ 営業利益
売上高の伸びにより、売上原価、販売費及び一般管理費の増加を吸収し、上場以来初の営業損益の黒字転換を果たすことができました。

④ 経常利益
訴訟関連費用の計上がありましたものの、営業利益によりカバーし、経常損益につきましても、上場以来初の黒字転換となりました。

⑤ 当期純利益
上記に加え、黒字会社における課税所得の発生により税負担が発生したものの、次期以降についても利益計上が安定的に見込まれる経営体質になったことを受け、繰延税金資産の計上を行った結果、当期純利益を計上することができました。

(3) 経営成績に重要な影響を与える要因について
当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 4 事業等のリスク」に記載しております。
(4) 経営戦略の現状と見通し
当社グループは、2015年3月期に上場以来初めて営業損益の黒字化を達成することができました。この黒字化を定着させ、さらなる強固な体質とするため、次期は以下のような取り組みを推進いたします。
ジェノミクス事業につきましては、今期技術導入し収益確保に貢献しているゲノム編集技術(CRISPR/Cas9)による遺伝子改変マウス作製の受注強化に取り組むとともに、利益率の高い「TG Resource Bank® 」や病態可視化マウスなどのモデルマウスの販売強化及び汎用性の高い新規モデルマウスの導入に取り組んでまいります。
CRO事業につきましては、既存顧客との取引拡大を図るとともに、新規顧客の獲得に注力いたします。また、当社ジェノミクス事業の有する病態モデルマウスでの非臨床試験受託への展開を図り、グループ事業間シナジー創出に注力いたします。
先端医療事業につきましては、2015年4月1日付で当社遺伝子解析事業部門を子会社の株式会社ジェネティックラボへ事業譲渡いたしました。これにより、解析技術の一体化および営業の効率化に取り組み、受注拡大を図ります。また、当社グループの他の事業および大学研究機関と連携し、分子病理解析受託などのサービス拡充に取り組んでまいります。
病理診断事業につきましては、さらに収益力を向上させるために、一層の品質向上及び事業効率化に注力してまいります。また、豊富な病理診断技術を活かしたサービスの拡充に積極的に取り組みます。

(5) 財政状態の分析
① 資産、負債及び純資産の状況
当連結会計年度末における流動資産は1,934,126千円となり、前連結会計年度末に比べ46,290千円増加いたしました。これは主に受取手形及び売掛金並びに原材料及び貯蔵品、繰延税金資産がそれぞれ48,376千円、14,497千円、21,853千円増加した一方、現金及び預金と有価証券の合計額が38,006千円減少したことによるものであります。固定資産は1,639,658千円となり、前連結会計年度末に比べ36,305千円減少いたしました。これは主に、のれんが償却により37,155千円減少したことによるものであります。
当連結会計年度末における流動負債は423,666千円となり、前連結会計年度末に比べ122,265千円増加いたしました。これは主に未払金及び1年内償還予定の社債並びにその他流動負債がそれぞれ39,137千円、50,000千円、25,474千円増加したことによるものであります。固定負債は372,831千円となり、前連結会計年度に比べ124,624千円減少いたしました。これは主に社債及び長期未払金がそれぞれ50,000千円、57,805千円減少したことによるものであります。
当連結会計年度末における純資産は2,777,287千円となり、前連結会計年度末に比12,343千円増加いたしました。これは主に資本剰余金が46,850千円増加するとともに当期純利益を17,824千円計上の一方、少数株主持分が52,397千円減少したことによるものであります。

② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度のキャッシュ・フローは、営業キャッシュ・フローのプラス転換(101,241千円の収入)により、投資活動のキャッシュ・フロー(46,550千円の支出)を賄い、フリー・キャッシュ・フローはプラスの54,690千円となりました。
一方、有利子負債の返済により、財務活動のキャッシュ・フローが92,697千円の支出となった結果、当連結会計年度末の現金及び現金同等物は前連結会計年度末に比べ38,006千円減少し、1,346,185千円となりました。

研究開発活動株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E05317] S10053TO)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。