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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1004ES8

有価証券報告書抜粋 サイオス株式会社 業績等の概要 (2014年12月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績

当社グループが属するIT産業は、クラウドの進展、スマートフォン及びタブレット端末の普及、通信技術の進化によるモバイルインターネット環境の高速大容量化等により、今までに存在しなかった革新的なビジネスが数多く生まれており、市場環境が急速に変化しています。
このような状況のもと、当社グループは、市場環境の変化を先取りし、更なる成長を実現するため、当期を新たな成長戦略の起点の年と位置づけ、「新規分野の拡大」「製品力強化のための研究開発」「競争力強化に向けた人材投資」に取り組みました。具体的には、機械学習技術(*9)を搭載したITオペレーション分析(*10)ソフトウェア「SIOS iQ(*11)」の開発、「LifeKeeper」のバージョンアップ、MFP向けソフトウェア製品)及びクラウド関連製品等の機能拡張に積極投資しました。

この結果、当連結会計年度における売上高は7,367百万円と前年同期比11.2%増と二桁の増収となりました。
利益面におきましては、自社製品・サービス開発のための研究開発費502百万円(前年同期比61.4%増)及び増員を含めた営業・マーケティングに係る費用の増加等により、販売費及び一般管理費は2,813百万円(前年同期比19.1%増)となり、営業利益は65百万円(前年同期比73.4%減)、経常利益は81百万円(前年同期比69.3%減)となりました。当期純利益は、特別利益として投資有価証券売却益88百万円の計上等を含め、39百万円(前年同期比64.5%減)となりました。当社グループの重視する経営指標であるEBITDA(営業利益+減価償却費+のれん償却額)は125百万円(前年同期比61.1%減)となりました。
なお、当社個別決算においては、営業外収益として連結子会社SIOS Technology Corp.からの受取配当金134百万円を計上しました。また、特別損失として当社が保有する連結子会社である賽欧思(北京)科技有限公司とGlabio, Inc.株式の減損処理による関係会社株式評価損53百万円の計上及び株式会社関心空間への貸付金に対する関係会社貸倒引当金繰入額59百万円を計上しました。これらの当社個別決算における処理については、連結上は相殺消去されるため、連結決算に与える影響はありません。

各セグメントの業績は、次の通りの結果となりました。
(オープンシステム基盤事業)
Red Hat Enterprise Linux)をはじめとするRed Hat, Inc.関連商品の販売は、営業・マーケティングの強化により順調に推移しました。また、OSSのサポートサービスやOSS関連製品の販売は堅調に推移しました。「LifeKeeper」は前期に比べ大規模案件の減少等により横ばいとなりました。これらにより、売上高は5,007百万円(前年同期比5.7%増)となりました。
一方、利益面では、ITオペレーション分析ソフトウェア「SIOS iQ」の開発や将来の収益貢献を見据えた人員の積極採用、Red Hat Enterprise Linuxの競争激化による利益率の低下等により、セグメント損失は37百万円(前年同期はセグメント利益256百万円)となりました。

(Webアプリケーション事業)
MFP向けソフトウェア製品の売上が大幅に伸長し、売上高は2,360百万円(前年同期比24.9%増)となりました。また、Google Apps連携のSaaS「Gluegentシリーズ」や、新たな事業分野であるビッグデータソリューション(*11)の売上は、順調に推移しました。
一方、利益面では、新製品・サービスのための研究開発や人員採用を積極的に行ったことで販売費及び一般管理費が増加しましたが、売上の伸長による売上総利益の増加がこれらを吸収し、セグメント利益は103百万円(前年同期はセグメント損失10百万円)と黒字化しました。


(*9)機械学習技術
人間が行っている学習能力と同様の機能をコンピュータで実現しようとする技術、さまざまなデータから有益な情報を発掘するもの。
(*10)ITオペレーション分析
IT運用で発生するビックデータを分析し、実用的で分かりやすい情報へと変換するもの。
(*11)SIOS iQ
仮想及びクラウド環境においてアプリケーションの稼働状況を包括的に監視・分析・最適化し、パフォーマンスや効率性の向上、信頼性保護を図り、複雑な課題を解決する製品。

(2) キャッシュ・フロー

当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末に比べ149百万円増加し1,882百万円となりました。
当連結会計年度に係る区分ごとのキャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
税金等調整前当期純利益169百万円、投資有価証券売却益88百万円、売上債権の増加額77百万円、仕入債務の増加額118百万円、前受金の増加額152百万円、法人税等の還付額47百万円等の要因により、営業活動により得られた資金は401百万円(前年同期は90百万円の獲得)となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
定期預金の預入による支出100百万円、無形固定資産の取得による支出45百万円、投資有価証券の取得による支出55百万円等の要因により、投資活動により使用した資金は223百万円(前年同期は95百万円の使用)となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
配当金の支払額43百万円、自己株式の取得による支出99百万円等の要因により、財務活動により使用した資金は145百万円(前年同期は3百万円の使用)となりました。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E05413] S1004ES8)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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