シェア: facebook でシェア twitter でシェア google+ でシェア

有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10051VD

有価証券報告書抜粋 株式会社ソリトンシステムズ 研究開発活動 (2015年3月期)


事業等のリスクメニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

当社グループの研究開発活動には、基礎的な要素技術の開発と、現在の製品の改善のための開発があります。
なお、当連結会計年度の研究開発費は367百万円であり、この他売上原価に算入されているソフトウェア開発費用806百万円と合わせ、開発活動に関する費用の総額は1,174百万円であります。当連結会計年度における研究開発活動の主なものの概要は、セグメント別に以下のとおりです。

(1) ITセキュリティ&クラウド
① NetAttest EPS V4.8の開発
昨今のモバイルワークの本格的な普及にともない、企業ネットワークへ接続する際に、厳格な認証の仕組みが求められています。NetAttest EPSは、ワイヤレスやリモート接続機器と連携し、企業ネットワークへ接続するユーザーや端末が正規のものか否かを判断し、不正なアクセスを防止する、オールインワンのネットワーク認証アプライアンスです。今回、「パスワード連続失敗によるアカウントロック機能」や「パスワード有効期限機能」など"なりすまし"の被害を防止する機能、ユーザーアカウントの棚卸しを効率化する「ユーザーの最終認証成功日時の記録機能」を追加し、NetAttest EPS の特長である利便性の高いセキュリティを一層強化した新バージョンV4.8をリリースしました。
② SecureDesktop V1.0 の開発
当社はこれまで、端末に情報を残さず、安全に社内・クラウドWebシステムにアクセスできるSoliton SecureBrowser(以下、SSB)によって、モバイルワークや在宅勤務、BYODにおけるセキュリティのニーズに応えてきました。しかし、Webベースではないシステムや、Windows・Mac専用のアプリケーションを利用するユーザーから、SSBと同じようにリモートから安全に利用できる仕組みをマルチデバイス対応で提供してほしいという要望が高まっていました。今回、この要望に応えるために、外出先でiPadから会社のWindows端末を操作したり、自宅のWindows端末から会社のMac端末を高いセキュリティを確保し操作可能となるSoliton SecureDesktop(以下、SSD)を開発し、リリースしました。
③ Soliton secureMail V1.0 の開発
SSBやSSDに止まらず、当社では、モバイルワーク特有のニーズに応えるソリューションラインナップの拡充に取り組んでいます。今回、Web化されていないメールシステムでも、SSBで安全にメールチェックしたいというニーズに応えるため、既存のメールサーバーを変更せずに、スマートデバイス/PC向けのWebインターフェイスを提供するゲートウェイアプライアンスSoliton SecureMailを開発しリリースしました。
④ Soliton ID Manager V2.2の開発
個人情報や機密情報は、様々な人、デバイスからアクセスされ、情報漏洩の危険にさらされています。当社の「Soliton ID Manager」は、適切なアクセス管理に必要な、人、権限、デバイスなどの情報を一元管理し、「運用の自動化」や「アクセス権限の見える化」によって、許可された人、権限、デバイスによるアクセス管理を実現します。今回、アクセス権限の設定・管理をシステム部門から現場委譲することも可能にし、特にファイルサーバーのアクセス権管理において最適なソリューションを提供可能となりました。 更に、当社開発の認証アプライアンス「NetAttest EPS」との連携も強化し、人事システムと連携したアカウントや権限管理に加え、ワークフローを使ったデジタル証明書の自動発行連携まで可能となるSoliton ID Manager V2.2を開発しリリースしました。

(2) 映像コミュニケーション
① Smart-telecaster V3シリーズの開発
・4ch受信ソフトと同録機能の追加
Smart-telecasterHDにライブ中継と同時にローカルのディスクに録画ができる同録機能を追加しました。この機能は前連結会計年度に開発したSD解像度版の同録機能をHD解像度に対応したものです。Smart-telecasterHDの専用受信ソフトに関して、同時に4系統のCamを接続できる機能を追加いたしました。4系統のHD-SDI信号を同時に出力できる専用ボードにも対応したため、最大4箇所の同時多点中継が1台の受信機で実現可能になりました。
・iOS Multilink版の追加
iOS版のエンコード・ソフトウエアとして内蔵の4G回線とWifiに接続されているモバイル・ルーターの回線を同時に使用できるマルチリンク機能を搭載したバージョンを開発いたしました。本バージョンはSmart-telecasterHDの専用受信ソフトに接続が可能なため、同時多点中継のカメラとして機動力と手軽なiPhoneを加えることを可能にしました。
② Smart-telecaster GPS+ for iOSの開発
iOS版のエンコード・ソフトウエアとして地図連携とストリーム配信機能を持つSmart-telecaster GPS+シリーズに接続可能なバージョンを開発しました。本バージョンは、GPS+への位置情報が通知可能な他、Wifi経由でアクションカメラの映像を入力することを可能にしました。
③ Smart-telecaster Zaoの開発
Smart-telecaster Zaoと銘打ち、ビデオ圧縮方式にHEVC/H.265を採用したモバイルエンコーダーを世界に先駆けて製品化いたしました。HEVC/H.265の採用により同じ映像品質を半分の帯域で伝送することを可能としています。音質に関しても従来機の倍以上である48KHzのサンプリング・レートに対応して高音質化されております。また、これらの性能を従来機の半分の重量でかつ半分の消費電力で実現した点に関しても本製品の大きな特徴となっております。

(3) エコ・デバイス
① FPGAによる高性能データ処理
ロスレス動画記録装置の開発を継続して行い、記録速度として最高2000fpsに対応し、4chカメラ入力に対応しました。また、装置に堅牢性をもたせ、様々なフィールドで使用することができようになりました。一方、HEVC/H.265エンコーダをFPGAにインプリメントすることに成功し、自社開発製品のSmart-telecaster Zaoへの搭載や汎用HEVC/H.265コーデック装置としての利用が可能となりました。
② アナログミックスシグナルICの開発
低消費電力、微小信号のセンサー用信号処理ICの基礎開発を継続して行っています。2次電池の残量、寿命を計測するシステムの開発を行いました。

事業等のリスク財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E05592] S10051VD)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。