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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1005TRC

有価証券報告書抜粋 住江織物株式会社 研究開発活動 (2015年5月期)


経営上の重要な契約等メニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


当社グループは、「資源を未来へ」をキーワードに掲げ、常に時代をリードする斬新かつ機能的な製品づくりを目指し、環境問題や資源再利用にも配慮した研究開発活動に取り組んでおります。
当社の研究開発活動については、技術・生産本部に属するテクニカルセンターならびに産業資材事業部門に属する開発センターを中心として、開発部門の相互提携、また関係各部署との密接な連携を取りながら研究開発を進めております。
当連結会計年度においては、次に述べるものがあげられます。

(インテリア事業)
インテリア事業分野では、ますます節電・省エネに関心が高まり、温感商材では体から発する水分を吸収することで熱を発生させる「ウォームエコダブル発熱」の機能性カーペットを開発しました。ウォームエコダブル発熱は、表皮面に従来の吸湿発熱加工を行い、基布部にも吸湿発熱素材を用いることでダブルの効果で体を温かく感じさせるもので、従来のウォームエコ商品に比べて発熱の持続性を高めております。

(自動車・車両内装事業)
自動車内装材業界では、シート表皮材に大きな凹凸意匠を付与し、ホールド性などの機能感があり、シートを豪華に見せたいというニーズがあります。
自動車用シート部材は、通常ファブリックなどのシート表皮材にクッション材としてウレタンフォームを裏面にラミネートした構造になっております。弊社では、ウレタンフォーム付で厚みのあるファブリックを長尺でロールエンボス(型押し)加工し、大きな凹凸をシート部材に付与する技術を保有しております。さらに研究・開発を進めた結果、3D形状をロールエンボスする技術が完成しました。これまで3D形状をエンボス加工で形状保持するには、ピース加工対応となり加工時間が長く、歩留りロスの問題がありました。これを長尺、ロール加工化できたことで、加工時間を約1/2に短縮し歩留りロス低減を実現、軽自動車やコンパクトカーまで採用が広がっております。
また、環境負荷低減の取り組みとして、遮熱性の高い天井用ファブリックの開発を推進しました。夏場の車室内の温度上昇を抑制し、エアコン負荷を低減し燃費改善につながる技術として、自動車メーカーに提案、拡販してまいります。

(機能資材事業)
機能資材事業分野では、当社の保有するユニーク技術である環境にやさしいオレフィン系樹脂のシート成形技術が、浴室業界大手企業のニーズとマッチし、浴室用床表皮材として製品化に成功しました。
浴室用表皮材はさまざまな機能を要求されるため、複数の素材シートを張りあわせ、複雑なエンボス加工が必要です。オレフィン系樹脂は、従来の床材に用いられる塩ビ樹脂に比べると加工温度域が狭く、接着が難しいという特徴があるため、塩ビで可能な成形では不可能な場合が少なくありません。そこでオレフィン系樹脂の特性をよく理解しながら、お客様の要望に適う表皮材を製造する技術開発を行うことができました。新しい分野になりますが、品質や納期対応でお客様の信頼をいただいて、堅実な事業に育てていきたいと考えております。

なお、当社グループの研究開発については、各セグメントに共通する基礎的研究であり特定のセグメントに関連付けができないため総額を記載することとし、当連結会計年度の研究開発費の総額は3億80百万円(前連結会計年度比2.4%増)となっております。

経営上の重要な契約等財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00574] S1005TRC)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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