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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1004WDW

有価証券報告書抜粋 株式会社ユビキタスAI 研究開発活動 (2015年3月期)


事業等のリスクメニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

当社は、組込みソフトウェア事業とサービス事業の2つのセグメントに区分しておりますので、研究開発活動につきましては、各セグメントについて記載しております。
(1) 概要
当社の社名ユビキタスが表現しているように、いたるところにネットワークに接続された機器(ネットワーク端末)が存在するユビキタス・ネットワーク社会にするためには、ネットワーク機能が「小さく、軽く、速い」ことが求められます。また、ユビキタス・ネットワーク社会の進展と共に、単純なネットワーク機能だけでなく、データ管理の要素や、機器自体の起動時間の短縮等、様々なソフトウェアでの性能要求が高まってきております。
また、個々の機器が相互に接続されて行く過程においては、それらを結びつけるサービス等、サーバ、インターネット側での技術要素も必要になってくることから、ユビキタス・ネットワーク社会において、総体として価値を生むソフトウェアについて幅広く、研究開発活動行っております。
(2) 当事業年度における研究開発活動の成果
① 組込みソフトウェア事業
当事業年度は、車載機器分野における次世代技術、応用商品の開発、スマートホーム分野における応用商品の開発、及び組込みソフトウェアの機能拡張に取り組みました。

a.スマートホーム・ネットワーク
家庭内の電力使用量計測、制御等エネルギー管理関連の要素技術や各種機器をスマートフォン等から制御するための通信プロトコルの研究開発活動を継続しております。

b.セキュリティ
自動車や情報機器のネットワーク化が加速する中で課題とされるセキュリティに対するソリューションの一つとしてHDCPやDTCP-IPといったセキュリティソフトウェアをセキュアOSに実装するための技術開発、そのユースケースの一例として自動車のドライバーを認証するための評価システムの開発等を行いました。

c.次世代車載技術
次世代の車載LAN、車車間無線技術、生体認証技術、テレメタリング等に関するいくつかの規格、技術につき、調査、分析を主とする研究を行いました。

d.デバイス高速起動
「Ubiquitous QuickBoot(以下 QuickBoot )」については、今後数年でIT化、ネットワーク化が進み、クラウドとの連携が加速することが予想される車載情報機器(IVI, In-Vehicle Infotainment)分野での市場拡大を見込み、車載システムの高速起動に対する自動車メーカーや車載機器メーカーからの要求の高まりに応えるため、基本機能の改善を行い、Android対応を強化するとともに、車載情報機器に採用が見込まれる最新SoC(System on Chip)への対応強化を継続し、ルネサスエレクトロニクス株式会社のR-Carシリーズの最新製品等に対応を拡大いたしました。
2014年9月にミラクル・リナックス株式会社との間で車載機器向けLinux統合ソリューションの共同開発を開始しており、2015年1月にプロトタイプとしてTizen IVI3.0をベースとした高速起動を実現したプロトタイプを開発したことを発表いたしました。2016年3月期においても車載機器向けLinux統合ソリューションの共同開発の継続を予定しております。

e.組込みデータベース
DeviceSQLについては、製品として完成に近い形となっており、安定性を高めるための開発作業にとどまりました。サービスプラットフォームとの連携をはじめとしたIoT向けソリューションの可能性に関する研究開発活動を開始し、2016年3月期においても継続を予定しております。

以上の研究開発により、当事業年度における組込みソフトウェア事業の研究開発費は、85,542千円となりました。

② サービス事業
2016年より始まる電力小売自由化の流れの中で、電力小売事業に参入予定の事業者等への販売を目的とし、スマートメーターや宅内の機器制御等とクラウドサービスとの連携を実現するゲートウェイのファームウェアの開発を行いました。横浜スマートコミュニティ、福岡スマートハウスコンソーシアム等エネルギーの効率活用を目的としたコンソーシアム活動の一環で、クラウドをベースとしたエネルギー管理システム等の研究開発を継続しております。
また、前事業年度において事業化を開始いたしました、デバイスとデータを管理してIoTを実現するクラウドプラットフォーム「dalchymia」の基本機能の改善、効率的運用に向けた研究開発活動を継続しております。

以上の研究開発により、当事業年度におけるサービス事業の研究開発費は、55,026千円となりました。

従いまして、当事業年度における組込みソフトウェア事業及びサービス事業の研究開発費の総額は、140,569千円となりました。

事業等のリスク財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E05719] S1004WDW)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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