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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1004E1W

有価証券報告書抜粋 GCA株式会社 業績等の概要 (2014年12月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度における世界のM&A市場は、取引金額ベースでは前期比で15.1%の増加となりました。特に米国市場においては28.5%と大幅に増加しました。一方、日本のM&A市場は取引金額ベースでは前期比で9%の減少となりました(以上、完了案件ベース、トムソンロイター調べ)。
このような市場環境の下、当社グループの米国リージョンにおける大型案件のクロージングが大幅に増加したことにより、アドバイザリー事業の売上高は前期比24%増加、営業利益は68%増加いたしました。日本リージョンにおいては、売上が前期比で若干減少したものの、新しい組織体制であるセルマネジメントの導入効果により、下期において受注が前期比で100%増加しております。またインドにおいては現地インド企業向けの資金調達案件を複数件成約いたしました。なお、2014年度のM&Aアドバイザーリーグテーブルにおいて、日本M&A市場では件数ベースで第9位、インド企業関連では金額ベースで第6位(トムソンロイター調べ)にランクインしております。
また、当社子会社である株式会社メザニンが運営するファンドにおいて投資回収が進んだ結果、成功報酬が発生しグループの増収増益に大きく貢献しております。
こうした経営環境の中で、クライアントにとって最善のM&A案件を提案・実行する機能を強化し、今後益々増加が予想されるクロスボーダー案件に対応するため、日・米両拠点におけるシニアバンカーの積極採用を行うと同時に、クライアントの東南アジアにおけるM&Aニーズに応えるべくシンガポールに現地法人を設立し、シンガポール有数のブティックファームであるTC Capitalとの業務提携により、既存のインド・中国法人等に加え、アジア全域をカバーできる体制を構築しております。
なお、当連結会計年度では連結範囲につき重要な変更がありました。当社グループ出資のMCo1号投資事業有限責任組合、MCo2号投資事業有限責任組合及びMCo3号投資事業有限責任組合(以下、ファンド)については、「投資事業組合に対する支配力基準及び影響力基準の適用に関する実務上の取扱い」(企業会計基準委員会実務対応報告第20号)により、実質的に支配していると判定され、前連結会計年度まで連結子会社としておりました。一方、当該ファンドへの出資比率が1%と著しく低い上に、最大のファンドであるMCo1号投資事業有限責任組合からの投資及び回収といった活動は終了しております。また、MCo3号投資事業有限責任組合からの投資もかなり進んだことから、今後のファンドレイズを含むアセットマネジメント事業については当社グループからの出資比率を減らした新会社での展開を企図しております。こうしたことから、当該ファンドを連結の範囲に含めることは利害関係者の判断を著しく誤らせるおそれが大きいと判断し、連結財務諸表規則第5条第1項第2号の規定に基づき、第1四半期連結会計期間より連結の範囲から除外しております。

連結対象が大きく変動したことから、下記のように、前連結会計年度を当連結会計年度と同様にファンド非連結ベース(連結範囲変更後)として比較した場合、アドバイザリー売上の増加及び株式会社メザニンにおける成功報酬の計上により、売上高(前期比36.0%増)、営業利益(同106.4%増)、経常利益(同93.5%増)、当期純利益(同100.8%増)のいずれにおいても前期比で大幅に増加いたしました。
ファンド非連結経営成績(累計)(%表示は、対前連結会計年度増減率)

売上高営業利益経常利益当期純利益
百万円%百万円%百万円%百万円%
2014年12月期13,01936.03,592106.43,59693.52,260100.8
2013年12月期9,5750.11,7408.91,85812.81,125△10.6

(ドメイン別売上) (単位:百万円)
2014年12月期2013年12月期前期比増減率(%)
アドバイザリー
日本4,1554,431△276△6.2
米国6,0003,9092,09053.5
その他2204215
アセットマネジメント2,6431,2291,413115.0
売上高合計13,0199,5753,44436.0

仮に当連結会計年度についてファンド連結ベース(連結範囲変更前)とした場合は以下のとおりです。
ファンド連結経営成績(累計)(%表示は、対前連結会計年度増減率)

売上高営業利益経常利益当期純利益
百万円%百万円%百万円%百万円%
2014年12月期21,180△5.46,53956.16,54352.02,18694.2
2013年12月期22,381107.04,18752.54,30654.11,125△10.6

前連結会計年度末及び当連結会計年度末における、メザニンファンドによる投資残高は以下のとおりです。
営業投資有価証券営業貸付金合計
百万円百万円百万円
2014年12月期37,30031,99469,294
2013年12月期15,00021,00836,008

当連結会計年度におけるセグメント別の業績の概況は、以下のとおりであります。


アドバイザリー事業におきましては、米国リージョンにおける大型案件のクロージングが大幅に増加したことにより、アドバイザリー事業の売上高は10,376百万円(前連結会計年度比24.3%増)となりました。所在地別に見ると、日本においては日本企業関連M&A市場が9%減少(完了案件、金額ベース)した中、売上高は4,155百万円となり減少幅は前連結会計年度比で6%の減少にとどまりました。米国においてはM&A市場が前年から28.5%増加(完了案件、金額ベース)した影響もあり、売上高は6,000百万円と前連結会計年度比で53.5%増加いたしました。これら売上の増加に伴い、営業利益は1,926百万円(前連結会計年度比68.1%増)となりました。


アセットマネジメント事業におきましては、MCo1号投資事業有限責任組合からの成功報酬により、売上高は2,643百万円(前連結会計年度比115.0%増)、営業利益は1,665百万円(前連結会計年度比181.8%増)となりました。

(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度におけるキャッシュ・フローにつきましては、当連結会計年度よりファンドを連結の範囲から除外したことに伴い、営業活動によるキャッシュ・フロー及び財務活動によるキャッシュ・フローに大幅な変動が生じております。
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は9,412百万円(前連結会計年度末は7,147百万円)となりました。各キャッシュ・フローは次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において営業活動の結果得られた資金は4,164百万円(前連結会計年度は23,349百万円の収入)となりました。これは、税金等調整前当期純利益3,644百万円を計上したこと及び売上債権の減少額が267百万円、未払金の増加額が985百万円、法人税等の支払額が769百万円あったことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において投資活動の結果支出した資金は87百万円(前連結会計年度は130百万円の支出)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出が55百万円、有形固定資産の除却による支出が100百万円、関係会社株式の取得による支出が36百万円、敷金の回収による収入が147百万円あったことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において財務活動の結果支出した資金は843百万円(前連結会計年度は21,951百万円の支出)となりました。これは、自己株式の取得による支出が641百万円、株主に対する配当金の支払額が343百万円あったことによるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E05733] S1004E1W)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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