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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10057ZK

有価証券報告書抜粋 株式会社ウッドワン 業績等の概要 (2015年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度におけるわが国の経済は、円安の進行に伴い輸出型企業の業績は向上する一方、内需型企業は、消費税増税による個人消費の低迷や円安による原材料コストの上昇等の下振れ影響もあり、景況感にばらつきのある状況で推移しました。
住宅業界におきましては、2014年度に入り、消費税増税に伴う反動減等により新設住宅着工戸数は、前年同期比で大幅に減少となりました。また当社グループの主力分野である持家や分譲戸建住宅は、職人不足や政府による住宅支援策を見極めようとする消費者心理も加わり、同様に大幅に前年同期比マイナスで推移しました。
当社グループにおきましては、当連結会計年度は『第三の創業』とし、これまで培ってきたDNAを土台として、今後の劇的な環境変化にも対応し得る体制を構築し、当社グループの独創的な市場を創造して、グローバルに成長していく新時代のスタートの年としました。『挑む!第三の創業』を基本方針とし、『伸びるチャネルで売り!伸ばす商品を伸ばし!稼げる商品で稼ぐ!』を営業方針とし、森林認証(※)を取得しているニュージーランドの森林資源を活用したピノアースシリーズを中心に、木が持つ潜在能力を梃子(てこ)に、新成長市場であるアジア市場や国内のリフォーム・中古再販市場などで、“勝てる市場×勝てる仕掛け”の創造に努めています。
広島・大阪・新宿を中心とした旗艦ショールームは、無垢の木のキッチン「スイージー」を主体に、床材・建具・収納・家具・洗面台などをトータルコーディネートすることで、お客様(お施主様・ビルダー様)が実際の生活空間をイメージしやすいルームを再現しています。“木のぬくもりを暮らしの中へ”をキャッチフレーズとして、これらのショールームを最大限活用して、無垢の木のキッチン・無垢商品等の販売を強化しました。
また、安定成長に資する施策として、串戸工場1課土地の売却、バイオマス発電所の建設、本社敷地に隣接する賃借していた倉庫・敷地の購入を行いました。
当社グループは、環境共創企業として、所有する山林資源を有効に活用した新商品の開発をこれまで以上に進めるとともに、職人不足が恒常化するなか業界をリードする省施工商品の取り付けを体験できる「施工道場」を関東事業所内に新設しました。併せて更なる業務の効率化・コスト削減・資産の効率化等を図り、新しい顧客開拓にも注力しました。
住宅建材では、省エネ・省施工商品として、無垢の木の内窓「MOKUサッシ」、リフォーム用断熱改修パネル「あったかべ」、職人不足対策や工期短縮を実現するセットオン階段「Light」等の様々な商品展開を行い、拡販に努めました。また、2014年5月にはインテリア性の高い上質な空間を提案する室内ドア「ソフトアートシリーズEtype」、2014年7月にはカラフルな色彩を採用した「ピノアース カラーペイントドア」、2015年2月には箱型収納・棚板・金物を自由に組み合わせてオリジナル収納がつくれる「無垢の木の収納」を新たに発売しました。
住宅設備機器では、ニュージーパイン®、メープル、オーク、ウォールナットの4つの樹種の無垢扉を選べるキッチン「スイージー」は、住宅の室内ドアや床材などの内装材とトータルコーディネートできることで相乗効果を生むことができます。また、この無垢の木のキッチン「スイージー」のシリーズとして、木のぬくもりを感じる「無垢の木の洗面台」や手で“触れたくなる”ような木の質感が漂うテーブル・ベンチ・スツールに展開した「スイージーファニチャー」など無垢の木の強みを活かした商品開発に努めてきました。
また、FSCの森林認証を取得したLVL等の構造材を使用した、高い耐震性能を担保した大空間や次世代型高性能住宅を実現する新システム「ワンズキューボ」の普及や長期優良住宅等の各種認定申請支援業務を行っています。
このような施策を行い販売数量の増加による売上高増加・付加価値の高い商品群へのシフト・製造コスト削減に努めましたが、消費税増税後の新設住宅着工戸数の反動減や夏場の天候不順による工期遅れ、円安によるコストアップ等により、前年同期比では、連結売上高・利益ともに減少となりました。
この結果、連結売上高は、63,362百万円(前年同期比8.5%減)、営業利益506百万円(前年同期比83.3%減)、経常損失787百万円(前年同期は経常利益1,667百万円)、当期純利益771百万円(前年同期比55.2%減)となりました。なお、串戸工場1課の土地を2014年9月30日に株式会社イズミへ売却したこと等により特別利益に固定資産売却益1,644百万円を計上しました。

(※)国際的な審査機関FSC®(森林管理協議会)のFM認証(森林管理認証)とCoC認証(加工・流通過程の管理認証)の総称/ライセンス№FSC-C043904

当社グループは、単一セグメントであるためセグメントごとの記載はおこなっておりませんが、取扱商品の特性及び類似性による「品目別」の販売実績は次のとおりです。
①床材
売上高は、9,753百万円となり前年同期と比べ1,097百万円(前年同期比10.1%減)減少しました。FSCの森林認証を取得したニュージーパイン®の商品群である無垢フローリング「ピノアースシリーズ」の売り上げは微減で、普及タイプの床材などの販売の減少影響が大きく、床材全体では、前年同期に比べ減少しました。
②造作材
売上高は、29,484百万円と前年同期と比べ4,185百万円(前年同期比12.4%減)減少しました。ソフトアートシリーズの「シンプルセレクション」や無垢を基調としたピノアースシリーズの「ナチュラルセレクション」を中心に階段・ドア・収納などの売上が減少し、造作材全体では、前年同期に比べ減少しました。
③その他建材
売上高は、19,553百万円と前年同期と比べ43百万円(前年同期比0.2%増)増加しました。国内において、主に木軸・間柱・構造材等の木製品が減少しましたが、海外ではニュージーランド子会社での合板素材等の販売が増加し、前年同期に比べ増加しました。
④住宅設備機器
売上高は、4,572百万円と前年同期と比べ663百万円(前年同期比12.7%減)減少しました。
木質建材とトータルコーディネートできる無垢扉のシステムキッチン「スイージー」の売上は増加となりましたが、システムキッチンでは、SAシリーズのシステムキッチンの販売が減少しました。その結果、住宅設備機器全体は、前年同期に比べ減少しました。

(2)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度のキャッシュ・フローにつきましては、営業活動により1,961百万円増加、投資活動により2,768百万円減少、財務活動により403百万円減少しました。
営業活動により増加した資金1,961百万円(前年同期6,007百万円増加)は、主に仕入債務が1,017百万円減少し、法人税等の支払額905百万円があったものの、税金等調整前当期純利益836百万円に減価償却費3,176百万円を加え固定資産除売却益1,624百万円を差し引き、たな卸資産1,136百万円減少したこと等によるものです。
投資活動により減少した資金2,768百万円(前年同期1,267百万円減少)は、主に串戸工場1課の土地等有形固定資産売却による収入1,729百万円があったものの国内におきましては本社敷地に隣接する賃借していた倉庫・敷地の購入、バイオマス発電所の建設及びニュージーランド子会社等における設備投資及び山林の投資等に4,394百万円支出したことによるものです。
財務活動により減少した資金403百万円(前年同期4,434百万円減少)は、主に配当金の支払等によるものです。
この結果、現金及び現金同等物は1,009百万円の減少となり、期末残高は5,933百万円(前年同期比14.5%減)となりました。


従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00630] S10057ZK)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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