有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10057ZB
TOPPANホールディングス株式会社 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2015年3月期)
(1) 経営成績の分析
当連結会計年度の売上高は、前連結会計年度に比べ、51億円(0.3%)減の1兆5,269億円となった。既存市場の成熟に伴い、チラシ・パンフレット、雑誌・書籍などの印刷物が減少したものの、BPOやSP関連ツールの拡大、市場の環境意識の高まりやライフスタイルの変化に伴う利便性向上、賞味期限延長などの多様なニーズを取り込んだ各種包材の伸長などにより、情報コミュニケーション事業分野、生活環境事業分野は増収となった。一方で、㈱トッパンNECサーキットソリューションズの売却に伴うプリント配線板の減少などにより、マテリアルソリューション事業分野は減収となった。
営業利益は、前連結会計年度に比べ51億円(14.4%)増の408億円となった。各セグメントとも円安に伴う原材料価格の上昇や、単価下落の影響を受けたものの、情報コミュニケーション事業分野、マテリアルソリューション事業分野は、各種コストダウン施策に努めた結果、増益となった。生活環境事業分野は、群馬センター工場立ち上げに伴う移設費等の一時的な費用増の影響などにより、減益となった。
営業外収益から営業外費用を差し引いた純額は、為替差益の増加などの影響により、前連結会計年度に比べ23億円増加した。この結果、経常利益は前連結会計年度に比べ75億円(20.0%)増の452億円となった。
特別利益から特別損益を差し引いた純額は、関係会社株式売却益の減少などの影響により、前連結会計年度に比べ18億円減少した。この結果、当期純利益は前連結会計年度に比べ22億円(10.9%)増の228億円となった。
(2) 財政状態の分析
当連結会計年度における総資産は、前連結会計年度に比べ2,822億円増加し1兆9,946億円となった。これは投資有価証券が1,700億円、有価証券が403億円、現金及び預金が267億円、それぞれ増加したことなどによるものである。
負債は、前連結会計年度に比べ1,125億円増加し9,117億円となった。これは繰延税金負債が664億円、社債が246億円、支払手形及び買掛金が85億円、それぞれ増加したことなどによるものである。
純資産は、前連結会計年度に比べ1,697億円増加し1兆828億円となった。これはその他有価証券評価差額金が1,174億円、退職給付に係る調整累計額が164億円、利益剰余金が94億円、それぞれ増加したことなどによるものである。
(3) キャッシュ・フローの状況の分析
キャッシュ・フローの分析については、「第2 事業の状況」の「1 業績等の概要」の「(2)キャッシュ・フロー」に記載している。
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ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
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