シェア: facebook でシェア twitter でシェア google+ でシェア

有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10054HB

有価証券報告書抜粋 ラサ工業株式会社 業績等の概要 (2015年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、米国経済が回復基調で推移し、政府によるデフレ脱却政策により、企業収益や雇用環境の改善が進み、緩やかな回復基調が続きました。しかしながら、新興国経済に減速感が出てきたことや、期央以降の為替が一段円安へ動いたことにより、輸入原材料の価格が上昇するなど、当社グループを取り巻く環境は、依然厳しい状況が続きました。
このような環境のなかで、当社グループは、中期経営計画の最終年度を迎え、引き続き「安定した収益力」と「財務健全化の達成」を基本方針として、基盤事業となる燐酸をはじめとする既存商品の拡販や営業力の強化、海外マーケットへの販売強化、成長ビジネスへの注力、また、放射性ヨウ素吸着剤など新製品の販売活動に努め、収益力の向上、キャッシュ・フローの改善や財務体質の強化をはかってまいりました。
この結果、当連結会計年度は、売上高は226億54百万円と前期比6.1%の増収となりました。営業利益は、12億93百万円と前期比34.4%の増益となり、経常利益は10億18百万円と前期比79.4%の増益となりました。当期純利益は、連結子会社の一部事業化の休止に伴う特別損失の計上などもありましたが、6億60百万円と前期比56.8%の増益となりました。
当社グループのセグメント別の概況は、次のとおりであります。

①化成品事業
燐酸などの燐系製品につきましては、一般品の出荷数量はほぼ横這いで推移したものの、二次塩類の出荷数量が、大幅に増加したことに加え、前期に実施した価格改定の寄与により増収となりましたが、期央以降の円安進行により、原料価格上昇の影響を受けております。また、電子工業向け高純度品は、国内外の半導体需要の拡大により、販売数量が好調に推移し増収となりました。
水処理用などの凝集剤につきましては、上下水道向け、民間向け共に販売数量増となり、増収となりました。
また、コンデンサー向け原料は、ほぼ横這いで推移し、消臭剤は、顧客ニーズの変化などから減収となりました。
これらを併せた結果、売上高は151億35百万円(前期比9.4%増収)、セグメント利益は、9億67百万円(前期比46.4%増益)となりました。

②機械事業
破砕関連機械につきましては、本体販売が特殊スクリーンの販売が伸張したことに加えて、海外向け出荷が寄与し増収となりました。部品販売及びプラントは震災復興需要が一巡し、消費税増税前の駆け込み需要の反動から、減収となりました。鋳鋼品につきましても、減収となりました。
下水道関連の掘進機は、海外向け本体販売を中心に、引き続き堅調に推移し増収となりました。レンタル分野は、ほぼ横這いで推移しました。
また、精密機械加工は、新規顧客開拓により増収となりました。
これらを併せた結果、売上高は47億85百万円(前期比1.9%増収)、セグメント利益は、4億72百万円(前期比8.0%増益)となりました。

③電子材料事業
化合物半導体向け高純度無機素材につきましては、ガリウムが国内顧客の事業整理並びに需要の減少の影響を大きく受け、市場価格の下落も重なり大幅な減収となりました。また、赤燐及び高純度酸化ホウ素についても、減収となりました。一方、インジウムについては、既存顧客向けの販売は低調に推移したものの新規顧客開拓により増収となりました。
これらを併せた結果、売上高は16億20百万円(前期比4.2%減収)、セグメント利益は、1億11百万円(前期比29.3%減益)となりました。

④その他の事業
石油精製用触媒の再生事業は、減収となり、不動産の賃貸は、若干の増収となりました。
この結果、売上高は11億13百万円(前期比2.1%減収)、セグメント利益は、6億80百万円(前期比1.2%減益)となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ4億42百万円増加し、49億16百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は17億5百万円(前期比2億43百万円減少)となりました。これは主に税金等調整前当期純利益7億39百万円(前期比2億37百万円増加)、減価償却費9億78百万円(前期比81百万円減少)、事業化休止関連損失3億52百万円、たな卸資産が7億59百万円増加(前期は2億2百万円減少)及び仕入債務が4億91百万円増加(前期は2億96百万円増加)したことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は3億44百万円(前期比2億85百万円減少)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出5億23百万円(前期比98百万円減少)、投資有価証券の売却による収入2億99百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は9億61百万円(前期比13百万円増加)となりました。これは主に長期借入れによる収入20億円(前期比8億円減少)、及び長期借入金の返済による支出28億23百万円(前期比5億74百万円減少)によるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00760] S10054HB)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。