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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10056OW

有価証券報告書抜粋 日本カーバイド工業株式会社 業績等の概要 (2015年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度における世界経済は、米国では景気回復に力強さがあり、一部の欧州諸国でも徐々に回復の兆しが見られるものの、中国を中心としたアジア新興国の成長ペースが鈍化するなど、先行き不透明な状況で推移しました。一方、わが国では、消費税増税前需要の反動があったものの、景気回復政策を背景に円安・株高傾向で推移したことに加え、雇用や所得環境の改善により消費マインドが高まるなど、緩やかな回復基調で推移しました。
当社グループにおいては、機能製品分野では、海外拠点での増販や原材料価格の低下などにより収益が改善し、電子・光学製品分野や建設・建材関連分野では、需要拡大による増販などもあり、堅調に推移しました。
このような状況のもと、当社グループの当連結会計年度の業績は、売上高は57,059百万円と前連結会計年度比1,449百万円(2.6%増)の増収、営業利益は2,263百万円と前連結会計年度比866百万円(62.0%増)の増益、経常利益は2,450百万円と前連結会計年度比855百万円(53.7%増)の増益となったものの、減損損失の計上や繰延税金資産の取崩などにより、1,017百万円の当期純損失(前連結会計年度は472百万円の当期純利益)となりました。

セグメント別の業績は次のとおりであります。

(機能製品)
当該事業の主な取扱製品は、ファインケミカル製品、メラミン樹脂、接着製品、マーキングフィルム、ステッカー、包装用フィルムなどであります。
このうち、ファインケミカル製品は医薬品関連や電子材料向けが順調に推移し、前連結会計年度比増収となりました。メラミン樹脂製品は海外向けが堅調に推移し、前連結会計年度比増収となりました。接着製品は光学関連分野向けをはじめ総じて振るわず、前連結会計年度比減収となりました。マーキングフィルムは海外向けが好調に推移し、前連結会計年度比増収となりました。ステッカーは東南アジア地域での販売が順調に推移し、前連結会計年度比増収となりました。包装用フィルムは国内向けが低迷し、前連結会計年度比減収となりました。
以上により、機能製品の売上高は25,138百万円と前連結会計年度並みになったものの、原材料価格の低下などにより、セグメント利益は2,281百万円と前連結会計年度比403百万円(21.5%増)の増益となりました。

(電子・光学製品)
当該事業の主な取扱製品は、再帰反射シート、セラミック基板、厚膜印刷製品、プリント配線板などであります。
このうち、再帰反射シートは欧州向けが好調に推移したことに加え、円安の影響もあり、前連結会計年度比増収となりました。セラミック基板はスマートフォン向けが順調に推移し、前連結会計年度比増収となりました。プリント配線板はアミューズメント関連をはじめ総じて振るわず、前連結会計年度比減収となりました。
以上により、電子・光学製品の売上高は15,117百万円と前連結会計年度比768百万円(5.4%増)の増収となり、セグメント損失は73百万円(前連結会計年度は780百万円の損失)となりました。

(建材関連)
当該事業の主な取扱製品は、住宅用アルミ建材などであります。
住宅用アルミ建材は主力の手摺、笠木等の販売が伸長しました。
以上により、建材関連の売上高は10,736百万円と前連結会計年度比704百万円(7.0%増)の増収、セグメント利益は423百万円と前連結会計年度比169百万円(66.5%増)の増益となりました。

(エンジニアリング)
当該事業の主な事業内容は、産業プラントの設計・施工などであります。
産業プラントの設計・施工は海外向け工事案件が減少しました。
以上により、エンジニアリングの売上高は7,500百万円と前連結会計年度比138百万円(1.8%減)の減収、セグメント利益は235百万円と前連結会計年度比227百万円(49.1%減)の減益となりました。

(2)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度は、営業活動によるキャッシュ・フローは2,439百万円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローは2,836百万円の支出となり、フリー・キャッシュ・フロー(営業活動と投資活動による各キャッシュ・フローの合計)は397百万円の支出(前連結会計年度は584百万円の収入)となりました。財務活動によるキャッシュ・フローは1,385百万円の支出となりました。また、現金及び現金同等物の期末残高は前連結会計年度末比1,481百万円減少して2,787百万円となりました。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、減損損失などによる内部留保は増加したものの、運転収支の悪化や法人税等の支払額の増加などにより、前連結会計年度比646百万円収入が減少しました。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、国内外の設備投資による有形固定資産の取得などにより、前連結会計年度比334百万円支出が増加しました。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、短期借入金を返済したことなどにより、前連結会計年度比826百万円支出が増加しました。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00777] S10056OW)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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