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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10052HS

有価証券報告書抜粋 三菱瓦斯化学株式会社 業績等の概要 (2015年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

当社及び国内連結子会社の売上計上基準について、従来、主として出荷基準によっておりましたが、当連結会計年度より、主として検収基準に変更しております。当該会計方針の変更を反映した遡及適用後の数値で前年同期及び前連結会計年度末との比較を行っております。

(1)業績
当期のわが国経済は、消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動がありましたが、企業収益や雇用情勢の改善等もあって、全体としては緩やかな回復基調が続きました。
当社グループにおきましては、エンジニアリングプラスチックスや電子工業用薬品類の販売数量が増加したものの、事業構造改革に伴い高純度イソフタル酸等の汎用芳香族化学品の販売数量が減少したこと等から、減収となりました。
営業利益は、電子材料、汎用芳香族化学品、ポリカーボネートシート・フィルムの採算が悪化したものの、円安による輸出採算の改善、ポリカーボネートの損益改善、電子工業用薬品類の販売数量増加等により、増益となりました。
経常利益は、営業利益の増加に加え、海外メタノール生産会社に係る持分法利益が年初の市況高騰や円安、ブルネイ生産拠点の稼働改善等により増加したことから、増益となりました。
当期純利益は、減損損失の減少に加え、投資有価証券売却益や㈱JSPの連結子会社化に伴う段階取得に係る差益の計上等により、大幅に改善いたしました。
以上の結果、売上高5,295億円(前期比48億円減(0.9%減))、営業利益149億円(前期比35億円増(30.5%増))、持分法利益289億円(前期比84億円増(41.4%増))、経常利益430億円(前期比122億円増(39.7%増))、当期純利益443億円(前期比294億円増(197.4%増))となりました。


事業セグメント別の業績
〔天然ガス系化学品事業〕
メタノールは、販売数量が増加したものの、市況下落に伴い販売価格が下落したことから、前期並みの売上高となりました。
メタノール・アンモニア系化学品は、アンモニアの定期修繕実施等に伴い固定費が増加したものの、円安による輸出採算の改善や機能製品の販売数量増加等により、増益となりました。
原油その他のエネルギー販売は、原油価格下落の影響を受け、減益となりました。
以上の結果、売上高1,848億円(前期比4億円減(0.2%減))、営業利益27億円(前期比0億円増(1.2%増))となりました。また、海外メタノール生産会社を中心とする持分法利益を264億円計上した結果、経常利益は282億円(前期比98億円増(53.1%増))となりました。

〔芳香族化学品事業〕
特殊芳香族化学品は、メタキシレンジアミンや芳香族アルデヒドの販売数量増加、円安による輸出採算の改善、無水ピロメリット酸の事業撤退に伴う損益改善効果等により、増益となりました。
汎用芳香族化学品は、高純度イソフタル酸の事業縮小等に伴い販売数量が減少し、売上高は前期を大幅に下回りました。また、無水フタル酸や高純度テレフタル酸の事業環境の悪化等もあり、減益となりました。
以上の結果、売上高1,211億円(前期比183億円減(13.2%減))、営業利益30億円(前期比1億円増(4.0%増))となりました。また、高純度テレフタル酸事業からの撤退に伴う持分法損失の計上等により、経常利益は10億円(前期比11億円減(51.9%減))となりました。

〔機能化学品事業〕
工業用無機薬品類は、原燃料価格の上昇等により採算が悪化したことから、減益となりました。
電子工業用薬品類は、超純過酸化水素やハイブリッドケミカルの半導体向け需要が好調に推移し、販売数量が増加したことから、増収増益となりました。
エンジニアリングプラスチックスは、ポリカーボネートやポリアセタールの販売数量が増加し、売上高は前期を上回りました。また、ポリカーボネートの損益が、前期の減損損失計上に伴う減価償却費の減少、採算是正の取り組み、特殊品の販売数量増加等により改善しました。
ポリカーボネートシート・フィルムは、フラットパネルディスプレイ向けフィルムやハードコートシートの販売数量が減少したことから、減収減益となりました。
以上の結果、売上高1,646億円(前期比113億円増(7.4%増))、営業利益82億円(前期比43億円増(109.2%増))となりました。また、持分法利益17億円を計上した結果、経常利益は91億円(前期比52億円増(137.0%増))となりました。

〔特殊機能材事業〕
電子材料は、スマートフォン関連用途を中心に半導体パッケージ向けBT材料の販売数量が好調に推移したものの、タイ第2拠点の営業運転開始に伴う費用の増加等により採算が悪化したことから、増収減益となりました。
「エージレス®」などの脱酸素剤は、消費増税の影響等により国内販売が前期をやや下回りましたが、海外向け販売数量の増加や円安による輸出採算の改善等により、増収増益となりました。
以上の結果、売上高582億円(前期比27億円増(5.0%増))、営業利益38億円(前期比4億円減(11.4%減))、経常利益40億円(前期比7億円減(16.1%減))となりました。

〔その他の事業〕
その他の事業の売上高は6億円(前期比1億円減(21.0%減))、営業利益は2億円(前期比0億円減(17.2%減))、経常利益は14億円(前期比4億円減(25.7%減))となりました。

(注)「第2 事業の状況、1.業績等の概要 (1)業績」に記載している金額には、消費税等は含まれておりません。

(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度末の現金及び現金同等物は、前期末より353億円増加し726億円となりました。
1)営業活動によるキャッシュ・フロー
当連結会計年度は、前期比で497億円収入が増加し769億円の収入となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益が増加したことなどによります。
2)投資活動によるキャッシュ・フロー
当連結会計年度は、前期比で63億円支出が減少し235億円の支出となりました。これは主に、固定資産の取得による支出が減少したことや投資有価証券の売却による収入が増加したことなどによります。
3)財務活動によるキャッシュ・フロー
当連結会計年度は、前期比で321億円支出が増加し250億円の支出となりました。これは主に、長期借入金の借入による収入が減少したことなどによります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00815] S10052HS)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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