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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1004AHO

有価証券報告書抜粋 協和キリン株式会社 業績等の概要 (2014年12月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績
① 全般の状況
当連結会計年度前連結会計年度増減
売上高3,334億円3,406億円△71億円
営業利益361億円517億円△156億円
経常利益295億円495億円△199億円
当期純利益158億円300億円△141億円

◎ 当連結会計年度の売上高は、主力製品の持続型赤血球造血刺激因子製剤「ネスプ」の堅調な推移やArchimedes社の買収に加えて、為替の円安進行などの増収要因がありましたが、4月に実施された薬価基準の引下げの影響や技術収入の減少及び研究開発費の増加により、売上高及び営業利益は減少しました。
◎ 経常利益は、営業利益の減益に加えて持分法投資損失の増加等により、当期純利益は、前連結会計年度に計上した関係会社株式売却益等がなくなった影響もあり、それぞれ減少しました。
◎ 医薬事業を取り巻く環境は、国内での後発医薬品の使用促進策により、長期収載品が想定を超えるスピードで後発医薬品に置き換えられるなど、一層厳しくなっております。新製品上市のハードルがますます高くなるなか、国内においては9月にレオ ファーマ社から導入した尋常性乾癬治療剤「ドボベット」、11月に持続型G-CSF製剤「ジーラスタ」を新発売しました。また、8月にはProStrakan社が、疼痛・がん・クリティカルケア領域に強みのあるArchimedes社を買収しました。当社のグローバル戦略製品である抗CCR4ヒト化抗体KW-0761(日本製品名「ポテリジオ」)では、製品価値の最大化に向けて、アストラゼネカ社(英国)、ファイザー社(米国)、小野薬品工業㈱/ブリストル・マイヤーズ スクイブ社(米国)と固形がんを対象とした腫瘍免疫療法に関する開発提携契約を締結しました。
◎ バイオケミカル事業では、医薬・医療用途を中心とする主力のアミノ酸・核酸関連物質等が堅調に推移しました。また、ヘルスケア通信販売事業では引き続き「オルニチン」が順調でした。海外売上高比率の高いバイオケミカル事業は円安の影響もあり、営業利益が大幅に増加しました。

② セグメント別の概況
セグメントの業績は、次のとおりであります。
医薬事業
当連結会計年度前連結会計年度増減
売上高2,530億円2,610億円△79億円
営業利益290億円461億円△170億円

◎ 国内の医療用医薬品は、4月に実施された薬価基準の引下げの影響等により前連結会計年度を下回りました。
・主力製品の持続型赤血球造血刺激因子製剤「ネスプ」は堅調に推移しました。一方、抗アレルギー剤「アレロック」、抗アレルギー点眼剤「パタノール」は花粉飛散量が少なかったことに加えて、「アレロック」については薬価基準の引下げの影響や後発医薬品の浸透が進んだ影響もあり、売上高が前連結会計年度を下回りました。また、高血圧症・狭心症治療剤「コニール」、好中球減少症治療剤「グラン」、抗てんかん剤「デパケン」など、その他の長期収載品についても売上高は減少しました。
・パーキンソン病治療剤「ノウリアスト」、カルシウム受容体作動薬「レグパラ」、癌疼痛治療剤「アブストラル」、経皮吸収型持続性疼痛治療剤「フェントス」、潰瘍性大腸炎治療剤「アサコール」、2型糖尿病治療剤「オングリザ」等は順調に伸長しました。
・9月にレオ ファーマ社と共同で発売した尋常性乾癬治療剤「ドボベット」は、順調に市場に浸透しました。
・11月に持続型G-CSF製剤「ジーラスタ」を発売しました。
◎ 医薬品の輸出及び技術収入は、輸出が堅調に推移したものの、技術収入の減少により、売上高は前連結会計年度に比べ減少しました。
◎ ProStrakan社は、癌疼痛治療剤「Abstral」等の主力製品が順調に伸長しました。なお、8月5日にArchimedes社を買収したため、当連結会計年度の業績には、同社及びその子会社12社の8月5日から12月31日までの業績が含まれております。その結果、ProStrakan社(Archimedes社連結後)の売上高は313億円(前連結会計年度比34.6%増)、営業損失(のれん等償却後)は22百万円(前連結会計年度は2億円の営業利益)となりました。

バイオケミカル事業
当連結会計年度前連結会計年度増減
売上高839億円829億円10億円
営業利益72億円56億円16億円

(国内)
◎ 医薬・医療領域の売上高は前連結会計年度を上回りました。
・医薬・医療領域では、医薬品原薬が伸長しました。
◎ ヘルスケア領域の売上高は前連結会計年度並みとなりました。
・ヘルスケア領域では、「オルニチン」をはじめとする通信販売事業が順調に伸長しました。11月には従来よりも高含有量のサプリメント「発酵コエンザイムQ10EX」を発売しました。
・飲料・食品用原料の売上高は、夏場の天候不順で飲料用途が伸び悩んだこともあり、前連結会計年度を下回りました。
(海外)
◎ 海外事業の売上高は為替の円安進行もあり、前連結会計年度を上回りました。
・米国ではサプリメント向けのアミノ酸が伸長したこともあり、売上高は前連結会計年度を上回りました。
・欧州では輸液用アミノ酸が前連結会計年度並みの数量にとどまりましたが、医薬用原料等他の用途の製品が伸長しました。為替の円安進行の影響もあり売上高は前連結会計年度を上回りました。
・アジアでは、中国での輸液用アミノ酸で顧客の薬事規制対応による生産の減少や、前連結会計年度に急増した需要が一服したことにより販売数量が減少しましたが、為替の円安の影響で売上高は前連結会計年度を上回りました。

(2) キャッシュ・フロー
当連結会計年度前連結会計年度増減
営業活動によるキャッシュ・フロー193億円568億円△375億円
投資活動によるキャッシュ・フロー168億円△771億円939億円
財務活動によるキャッシュ・フロー△371億円△125億円△246億円
現金及び現金同等物の期末残高170億円192億円△22億円

◎ 当連結会計年度における現金及び現金同等物の期末残高は、前連結会計年度末の192億円に比べ22億円減少し、当連結会計年度末には170億円となりました。

当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
◎ 営業活動によるキャッシュ・フローは、193億円の収入(前連結会計年度比65.9%減)となりました。主な収入要因は、税金等調整前当期純利益272億円、減価償却費238億円、のれん償却額128億円等であります。一方、主な支出要因は、退職給付信託の設定額190億円、法人税等の支払額168億円、たな卸資産の増加額120億円等であります。
◎ 投資活動によるキャッシュ・フローは、168億円の収入(前連結会計年度は771億円の支出)となりました。主な支出要因は、有形・無形固定資産の取得による支出346億円、Archimedes社買収に伴う子会社株式の取得による支出145億円等であります。一方、主な収入要因は、短期貸付金の純減少額683億円等であります。
◎ 財務活動によるキャッシュ・フローは、371億円の支出(前連結会計年度比195.6%増)となりました。主な支出要因は、Archimedes社買収等に伴う短期借入金の純減少額234億円、配当金の支払額136億円等であります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00816] S1004AHO)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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