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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10054HL

有価証券報告書抜粋 住友ベークライト株式会社 研究開発活動 (2015年3月期)


事業等のリスクメニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


当社グループの研究開発活動は、国内では当社の各研究部門および子会社の秋田住友ベーク㈱のメディカル研究所、住ベシート防水㈱の研究開発部を主体に進めている。
海外研究拠点としては、Promerus LLCおよびSumitomo Bakelite Singapore Pte. Ltd. の Electronic Device Materials Research Laboratory, Singapore、蘇州住友電木有限公司のElectronic Device Materials Research Laboratory, China、台湾住友培科股份有限公司のElectronic Device Materials Research Laboratory, Taiwanを主体に、国内研究部門と緊密な連携をとりながらワールドワイドな市場のニーズに対応可能な体制をとっている。
当社の研究開発活動は、中長期的視野に立ち新製品およびそれに必要な要素技術の研究を担当する研究開発本部コーポレートR&Dセンター、新製品の商品化と市場要求への対応および現製品の改良研究を担当する各製品別4研究所(電子デバイス材料研究所、HPP技術開発研究所、フィルム・シート研究所およびプレート研究所)、1事業部研究部(S-バイオ事業部)、負極材事業開発部、イノベア生産準備プロジェクトチームおよび次世代バイオ医薬品基盤技術開発プロジェクトチームという体制をとっており、①情報・通信(IT)材料分野、②高機能プラスチック製品分野、③クオリティオブライフ関連製品のコア事業分野を重点にマーケットの動向に即座に対応すべく研究開発活動を進めている。
海外の研究拠点としてPromerus LLCにおいてはノルボルネン系樹脂を中心に電子材料用機能性樹脂の研究開発を行っており、Electronic Device Materials Research Laboratory, Singapore、Electronic Device Materials Research Laboratory, China、Electronic Device Materials Research Laboratory, Taiwanにおいては半導体関連樹脂の研究開発を行っている。
また、産学官連携の先端技術共同開発として進めているコンソーシアムに参加し、研究開発の推進を図っている。公益財団法人地球環境産業技術研究機構(RITE)と共同で設立した「グリーンフェノール・高機能フェノール樹脂製造技術研究組合」において、地球温暖化対策および石油資源枯渇予測に対応するバイオマスを利用した技術開発に取り組み、増殖非依存型バイオプロセスによる混合糖からのグリーンフェノール生成検討およびグリーンフェノールを用いた樹脂化と複合材製造プロセスの開発を進めた結果、技術研究組合から株式会社への認可を経済産業大臣から受け、「グリーンフェノール開発株式会社」が発足した。引き続き研究開発を促進しグリーンフェノール製品供給の早期実用化を目指す。なお、当該組織変更は、技術研究組合から株式会社への組織変更を可能とした2009年の技術研究組合法改正以来初めての事例である。
さらに、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構の事業として「再生医療の産業化に向けた細胞・加工システムの開発」に採択され、間葉系幹細胞およびヒト幹細胞の評価システムの開発を進めている。
当連結会計年度における当社グループ全体の研究開発費は102億53百万円である。なお、この中には基礎研究等費用15億75百万円が含まれている。

①半導体関連材料
半導体封止用エポキシ樹脂成形材料、半導体用液状樹脂、半導体用感光性樹脂およびパッケージ基板用材料の開発に重点的に力を入れている。当連結会計年度は、銅ワイヤー接合部の信頼性に影響を与える硫黄成分を削減もしくは削除した車載用「Sレス高信頼性エポキシ樹脂封止材」や「Sフリー高信頼性エポキシ樹脂封止材」、およびシンタリング技術を用いた「高熱伝導、高電気伝導性ダイアタッチペースト」、また半導体用感光性樹脂において「低温硬化型高信頼性ポジ型感光性コート材料」、「再配線用高信頼ポジ型感光性コート材」を開発、上市した。
なお、当セグメントにかかる研究開発費は、40億97百万円である。

②高機能プラスチック
高機能成形材料と精密成形技術を基盤技術として、自動車、電機部品用等の産業資材用樹脂、成形材料および成形品の開発を進めている。当連結会計年度は、「自動車ブレーキピストン」、「高放熱アルミベース基板材料7W/mKALC」、「感光剤用フェノール樹脂」等を開発、上市した。
なお、当セグメントにかかる研究開発費は、18億54百万円である。


③クオリティオブライフ関連製品
医療機器・用具、バイオ関連製品、医薬・食品等各種包装用材料および建築材料を中心に開発を進めている。当連結会計年度は、「内視鏡用ソフトフード」、「下咽頭ガン検査補助具」、「新経腸栄養キット」、「Proteosave®PP384プレート」、「PrimeSurface®細胞培養シャーレ」、「再生医療用スーパークオリティシリーズ(細胞培養容器)」、「糖鎖分析用ビーズBlotGlyco®(常温輸送)」を開発、上市し、米国子会社Vaupell Holdings, Inc.を拠点に「糖鎖受託解析サービスGlycanMap®」を開始した。また、「FPC製造工程用離型フィルム」、「粘着性電子部品対応カバーテープ」、「青果物鮮度保持包装用結露防止フィルム」、「超薄型デバイス対応ダイシングテープ」、「基材付着異物レス対応ダイシングテープ」、「狭回路ピッチ用帯電防止対応ダイシングテープ」、「点滴製剤向け多層フィルム」、「建装材用高耐久フィルム」、「食品包装用高耐ピンホール性ハイバリアフィルム」、「サングラス用ポリカーボネート偏光板新色グレード」、「土木用厚物ポリカーボネートプレート『ポリカエース®』」、「採光屋根材用防汚折板ポリカーボネート」、「カーポート、テラス用新熱線吸収ポリカーボネート」、「屋上用高反射低収縮防水シート」、「エレベーター鋼板直貼りタイプ『デコライノベア®』」、「既存エレベーターリニューアル用『デコライノベアマグネット®』」、「鉄道車両のリニューアル向け『デコライノベアアルミ』」等を開発、上市した。
なお、当セグメントにかかる研究開発費は、27億26百万円である。

事業等のリスク財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


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