有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10050R0
フクビ化学工業株式会社 研究開発活動 (2015年3月期)
経営上の重要な契約等メニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
当社グループにおいて、研究開発活動は主に当社が行っております。
なお、当社グループの研究開発活動は、以下のとおりであります。
当社グループの研究開発は、既存事業分野で急務となっている研究課題はもとより中期経営戦略に基づく新規事業分野への進出、更には長期的成長の基盤となる基礎研究にも努めております。当社のコアビジネスである住宅・建材分野では、省エネ住宅ポイント等の住宅取得促進政策に対応する製品開発や環境に配慮したリサイクル原料による省資源製品開発など社会から要求される課題をいち早く取り入れ、市場のニーズと当社がもつ技術とインフラを最大限活用できる研究活動を推進しております。
当連結会計年度の研究開発費用として8億25百万円投入しました。左記の額を事業のセグメントに区分することは困難でありますので、省略しております。
当連結会計年度における主要課題及び研究成果は、次のとおりであります。
①建築資材事業での取り組み
当年度は、住宅市場のトレンド「リフォーム・リノベーション」「安心・安全」「環境配慮・省エネルギー」関連の製品開発を強化し、更に「非住宅市場」への製品開発も進めてまいりました。
「リフォーム」「安心・安全」として、30年以上のロングヒット商品である防蟻システム『アリダン工法・再施工保証延長システム』をリニューアルいたしました。従来の再施工による保証期間の延長を5年から10年に延長ができるシステムです。お客様へのサービスが向上し、ハウスメーカーを含む新築時の採用ストックユーザーに対する新たな提案商品として高い評価を頂いております。
「安心・安全」「非住宅市場」では、新たに策定された天井の落下防止基準に対応した『クリアランス見切』を開発いたしました。天井と壁との取り合い部分の隙間をすっきり隠す意匠性と、天井施工後に取り付けできる施工性の良さが好評です。
「リフォーム」「環境配慮・省エネルギー」では、環境配慮型・断熱材『フクフォームEco床断熱リフォーム用部材』を開発いたしました。床下からの簡単施工で、先のアリダン工法を取り扱う防蟻施工業者に対し床下取扱い商材の拡充アイテムとして提案を進めております。
「非住宅市場」「リノベーション」では、オフィスの床リニューアルに最適な置き敷きタイプの二重床システム『樹脂OAフロア TN-50』を開発いたしました。従来品より大きさが4倍となり省施工の面でご好評頂いております。
今後も市場トレンド・ニーズを掴みながら、お客様に喜んで頂ける商品開発に取り組んでまいります。
②産業資材事業での取り組み
当事業では、反射防止機能を付与した製品(ハーツラスAR)、増反射機能を付与した製品(ハーツラスHM)を製造販売し、自動車やエレクトロニクス分野を中心にご採用頂いております。
当年度においては、以下の新規商品を開発いたしました。
1つ目は、これまでに開発した商品(①3D曲面形状への反射防止機能付与を目的としたインサート成形用「片面ARフィルム」、②カーナビの視認性向上を目的とした「AG(アンチグレア)ARフラットパネル」)を掛け合わせた商品のインサート成形用「片面AGARフィルム」です。3D曲面全体への均一なAGAR薄膜コートが可能となり、カーナビ前面パネル向けとして新たにご採用頂きました。
2つ目は、大型ガラスの反射防止パネルです。これまで樹脂パネルを中心に対応してきましたが、ガラスは樹脂に比べて撓みにくくタッチパネルにも適合しやすいため、大型化の利点を生かせる電子黒板をはじめ、医療モニタ等にも需要が期待されます。今後、用途開発を進め新しい商品として「大型ガラスARパネル」を拡販してまいります。
今後も、これら新開発商品の性能向上や市場ニーズの求める商品の開発に取り組んでまいります。
③その他
当社では、押出成形技術を基盤として、異形形状や素材の複合化などお客様のニーズに適合する機能性を付与した製品開発および付加価値を生む原材料を用いた製品開発を行ってまいりました。
機能性が評価される技術・製品開発では、断面異形形状の押出成形品の特徴を生かした導光棒「光ガイディングバー」について更なる開発を進め、ユーザーの要望する発光特性をコントロール・発現させ、TV部材や車輌用部材として採用を頂きました。また、新たにロール転写成形にも取り組み、機能性を持たせた照明カバーのサンプル提供を開始いたしました。
また、変種変量生産品群の効率アップとして、交換や切替えに必要な工数削減のための自動化設備や三次元加工機(ロボット)の導入による技術を確立いたしました。
引き続き、市場ニーズを見極めながら光学特性や音響特性、伝熱性といった機能製品開発に取り組むとともに、その新製品に必要とされる新規設備開発や生産性向上のための技術改善に取り組んでまいります。
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ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
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