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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1004UK7

有価証券報告書抜粋 積水化成品工業株式会社 研究開発活動 (2015年3月期)


事業等のリスクメニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

当社では、プラスチックスを素材としたさまざまな分野において、基礎研究から生産管理技術に至るまで幅広い研究開発を行っている。当社の研究開発の中心となっている技術本部総合研究所では、新技術・新素材に関する研究開発や、全社技術開発に関する基礎研究を行っているほか、新製品研究開発の迅速化をはかるため、4つの研究室を設置し、それぞれの役割に応じた研究開発を行っている。また、各事業本部においては、担当する分野での新製品・新商品の開発や、品質改良・生産技術の革新などの役割を担っている。
連結子会社における研究開発活動は、親会社(当社)に委託することが多いため、個々の会社においては、個別の研究開発体制を設けていない。
なお、当連結会計年度における研究開発費の総額は、1,877百万円である。
また、セグメント別の研究開発を進めており、生活分野と工業分野それぞれにおいては、重合含浸技術・押出技術・発泡技術・ゲル技術をベースとして市場ニーズに適合した機能性素材の開発、土木・環境システム商品に関する技術開発を行っている。当連結会計年度の主な成果は次のとおりである。
(1) 生活分野
第1に、常温輸送において、ひとつの容器で多温度帯に対応できる輸送容器「多温度帯管理輸送容器」を開発した。1種類の冷媒を用いて冷凍、冷蔵、常温それぞれの温度管理が可能であり、作業性、輸送の効率を考えた容器設計により、輸送に関わる資材やコストの削減が期待できる。外食産業、小売・流通業、宅配サービス、医薬品分野などへの展開をはかっていく。第2に、将来を見すえた環境対応として、第一種特定化学物質に指定されたヘキサブロモシクロドデカン等のハロゲン系難燃剤を一切含まない自己消火性の「エスレンビーズ」を他社と共同で開発した。建築分野での断熱材、土木分野での軽量盛土ブロック、自動車部材や家電製品部材へ展開していく。
これら生活分野に係る研究開発費は、349百万円である。
(2) 工業分野
第1に、「テクポリマー」の光の拡散機能をいかし、直進性の強いLED光を拡散させる高拡散カバーや成形品を開発し、LED光に含まれるブルーライト領域を抑制するLED照明機器、虫が集まる紫外線を抑制する低誘虫LED照明機器、水銀灯に替わるLED照明機器を上市した。今後は、照明設計から施工までの一貫体制で、顧客へのトータルソリューションを提供していく。第2に、炭素繊維強化プラスチックス(CFRP)と複合化する際に、より高温・高圧下におけるハイサイクル複合化のための特殊ポリエステル系耐熱樹脂発泡体(耐熱温度180度)2種類(ビーズ発泡体、シート発泡体)の開発に成功した。成形性に優れ、より軽量でコストダウンが可能であり、自動車分野、産業用ロボット分野、先端医療機器分野、高周波対応アンテナなど、CFRP用途へ展開していく。第3に、「ピオセラン」製の下肢部衝撃吸収材が,衝撃エネルギー吸収性能のみにとどまらず、環境負荷を減らすために軽量化できる特性を評価され、トヨタ自動車の燃料電池車「MIRAI」に採用された。今後も、燃料電池車をはじめとする環境対応車へのさらなる採用拡大をはかっていく。
これら工業分野に係る研究開発費は、1,528百万円である。

事業等のリスク財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


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