有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10058YX
細谷火工株式会社 研究開発活動 (2015年3月期)
経営上の重要な契約等メニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
(火工品事業)
当社は「高エネルギー物質の利用を通して広く社会に貢献する」ことを目標に、研究開発に取り組んでおります。当事業年度の研究開発の主要課題、目的及び研究成果は次のとおりであります。
(1)高エネルギー物質の合成に関する研究開発
高エネルギー物質は多種存在しますが、更なる高性能化や安全性及び環境受容性の向上を図り、将来的に自社製品や新たな分野への適応を目指して、新規高エネルギー物質に関する基礎的な研究を継続して実施しております。これら新規高エネルギー物質の合成方法や分析方法については、各研究機関や大学等と連携して研究を行っております。これまでに日本国内では合成実績のほとんどない高エネルギー物質の合成に着手し、合成実績を重ねることで成果をあげております。
(2)新規液体推進薬の研究
これまで継続的に研究を実施してきた高エネルギー物質のひとつである硝酸ヒドロキシルアンモニウム(HAN:Hydroxyl Ammonium Nitrate)は、将来の推進システム開発分野において研究開発が進められているグリーンプロペラント(低毒性推進薬)のひとつであり、研究機関や各企業で実用化に向けた研究開発を行っております。現在は主にHANを基材とするさまざまな組成の推進薬の合成方法や分析方法の研究を行っており、合成した推進薬の安全性評価を実施することで安全性の確認や量産設備の検討を行い、近い将来、人工衛星用の推進薬として実用化するための研究開発を継続して行っております。
(3)安全性評価の系統的研究
高エネルギー物質は、非常に感度が鋭感なものから鈍感なものまであり、合わせて色々な条件において多種多様な性能等を有しています。新製品の研究開発はもとより、現有製品の改良、不具合等の対策及び未然防止のために、当社で使用している様々な火薬類及びその原材料等の評価を実施し、データベースの構築を継続的に行っております。(4)民間向け各種火工品の開発
当社がこれまで培った「花火の技術」を生かし、「煙」、「音」、「光」を利用した様々な火工品の開発を行っております。民間向けの代表的な製品は以下のとおりです。海や山での遭難等の非常時に使用できる、ダイバー及び登山者用発煙筒を開発し、商品化を致しました。これらの製品は火薬類取締法上の「火薬類」に該当しない非火薬製品とすることで、一般の方々にも容易に携行していただくことが可能になり、防災意識の向上にも役立てることができました。更なる改良を行いながら市場への普及に努めてまいります。
(賃貸事業)
賃貸事業につきましては、研究開発活動を行っておりません。(当事業年度の研究開発)
当事業年度の研究開発費の総額は7,394千円であります。そのすべては火工品事業の研究開発のための費用であります。
経営上の重要な契約等財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
- 有価証券報告書 抜粋メニュー
- 提出会社の経営指標等
- 沿革
- 事業の内容
- 従業員の状況
- 業績等の概要
- 生産、受注及び販売の状況
- 対処すべき課題
- 事業等のリスク
- 経営上の重要な契約等
- 研究開発活動
- 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
- 株式の総数等
- 発行済株式総数、資本金等の推移
- 株価の推移
- 最近6月間の月別最高・最低株価
- 株式所有者別状況
- 役員の状況
- コーポレートガバナンス状況
このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00850] S10058YX)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。