シェア: facebook でシェア twitter でシェア google+ でシェア

有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100596F

有価証券報告書抜粋 旭化成株式会社 コーポレートガバナンス状況 (2015年3月期)


役員の状況メニュー

① コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方
当社グループ(当社及び連結子会社、以下同じ)は、継続的に企業価値を向上させるためには経営の効率性と透明性を高める努力を絶えず払っていく必要があると考えています。そこで、当社グループは、グループ経営におけるコーポレート・ガバナンスを以下の2つの基本に従って機能させてきました。
Ⅰ 持株会社制という枠組みにおいて、持株会社の子会社である事業会社が事業執行機能を有し、持株会社がそれに対する監督機能を担う。
Ⅱ 事業を執行する上での意思決定については、当社グループ全体を規律する規程類のうちで最上位の効力を有するものと位置付けたグループ決裁権限規程を定め、経営に与える影響度に応じて持株会社及び事業会社のそれぞれの機関に権限を分配している。

さらに、当社は、社外取締役を複数名選任すること、監査部を設置することなどの様々な施策を順次講ずることにより、コーポレート・ガバナンスの強化を常に図ってきました。

今般、次期中期経営計画において、当社グループが更なる成長を図るためには、経営資源のより適切な配分や事業間の一層の融合の実現が不可欠であることから、2016年4月より、連結子会社である旭化成ケミカルズ㈱、旭化成せんい㈱及び旭化成イーマテリアルズ㈱を当社に吸収合併し、事業持株会社制に移行することを決定しました。新たな事業持株会社はグループ全体の監督機能を有するとともに、事業持株会社内においては、事業の執行機能と監督機能を分離し、経営の透明性を維持していきます。
当社は、コーポレートガバナンス・コードが目的とする持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を目指すために、今後も事業環境の変化に応じ、最適なガバナンス体制を追求していきます。

② 経営上の意思決定、執行及び監督に係る経営管理組織
当社グループの2015年6月26日現在における経営管理組織は、下記のとおりです。



■取締役会(月1~2回)
グループ経営全体に関わる執行状況の監督、グループ基本方針・経営戦略の承認並びに経営戦略会議提案による重要事項の決定を主要任務としています。取締役会議長は会長が務めています。
■経営戦略会議(月2回)
グループ経営全体に関する重要事項について審議・決定しています。決定事項については出席構成員で審議を尽くした上で議長である社長が決定しています。
■経営諮問委員会(年2回)
グループ経営全般に関する持株会社取締役会の諮問機関として設置しています。
■監査役会(3ヶ月に1回以上)
監査役5名(うち、社外監査役は3名)で構成され、各監査役は、監査役会が定めた監査方針のもと、取締役会への出席、業務状況の調査などを通じ、取締役の職務遂行の監査を行っています。

当社は、執行役員制度を採用しており、取締役は9名(うち、社外取締役は3名)、執行役員は15名(うち、取締役を兼任する者は5名)です。また、監査役制度を採用しており、監査役5名のうち3名は社外監査役です。(いずれも2015年6月26日現在)
また、当社は、取締役及び監査役がその期待される役割を十分に発揮できることを目的として、会社法第426条第1項の規定により、取締役会の決議をもって、同法第423条第1項の取締役(取締役であった者を含む。)及び監査役(監査役であった者を含む。)の責任を法令の限度において免除することができる旨を定款で定めています。
さらに、当社は、会社法第427条第1項に基づき、取締役(業務執行取締役等であるものを除く。)及び監査役との間において、会社法第423条第1項の損害賠償責任を限定する契約を締結しています。当該契約に基づく損害賠償責任限度額は、取締役(業務執行取締役等であるものを除く。)及び監査役共に1,000万円と法令の定める最低限度額とのいずれか高い額としています。なお、当該責任限定が認められるのは、当該取締役(業務執行取締役等であるものを除く。)及び監査役が責任の原因となった職務の遂行について善意でかつ重大な過失がないときに限られます。

③ コーポレート・ガバナンス体制の状況
当社グループにおけるコーポレート・ガバナンス体制の概要は以下のとおりです。
Ⅰ 当社は持株会社であり、かつ監査役会設置会社という形態を選択しています。
Ⅱ 当社取締役会の経営監督機能の強化を図るために、2007年6月に社外取締役を2名選任し、豊富な経験と幅広い見識に基づき当社グループの経営全般を監督して頂いています。さらに、2008年6月には、社外取締役を1名増員し、現在では当社の取締役9名のうち3名を社外取締役が占めています。
Ⅲ 当社取締役会の諮問機関として経営諮問委員会を設置し、社外有識者から様々な助言・提言を頂き、それらを当社グループの経営全般に役立てています。
Ⅳ 当社グループの業務執行に関わる内部監査については、監査部が内部監査基本規程に基づき実施しています。また、当社のグループスタッフ部門のそれぞれが行う内部監査の結果についても、監査部に報告されています。これにより、当社グループの内部監査の結果については、監査部に情報が一元化されています。
Ⅴ 監査役監査については、各監査役は監査役会が定めた監査方針のもと、取締役会への出席、業務状況の調査などを通じ、取締役の職務遂行の監査を実施しています。また、当社の監査役及び事業会社の監査役との間では、定期的に情報交換が行われています。さらに、監査役室においては、取締役から独立し、当社監査役の職務を補助する専任スタッフが複数名確保されています。
Ⅵ 会社法及び金融商品取引法に基づく会計監査については、あらた監査法人が当社及び事業会社等に対して監査を実施しています。
Ⅶ 当社の取締役は原則として当社以外に4社以上の上場会社の取締役を兼任できない旨の基準を定めています。
Ⅷ 取締役の報酬額は、業績連動型の報酬制度を導入しており、その枠内で取締役会において決定しています。


④ 社外役員に関する事項
当社の社外役員(社外取締役及び社外監査役をいいます。以下同じ。)は、社外取締役3名、社外監査役3名です。
社外取締役は、経営者等としての豊富な経験と高い見識を生かして、当社の経営陣から独立した立場から経営判断が適切に行われていることを監督する機能を担い、社外監査役は、法律や財務・会計等に関する高い専門性と豊富な経験・知識に基づき監査する機能を担っています。なお、それぞれの社外役員に関する事項は下記の通りです。

Ⅰ 取締役市野紀生氏については、経営者としての豊富な経験と幅広い見識を当社の経営全般に反映して頂くため、社外取締役に選任しています。
Ⅱ 取締役白石真澄氏については、大学教授としての経済・社会に対する豊富な経験と幅広い見識を当社の経営全般に反映して頂くため、社外取締役に選任しています。
Ⅲ 取締役安達健祐氏については、産業・経済政策における豊富な経験と幅広い見識を当社の経営全般に反映して頂くため、社外取締役に選任しています。
Ⅳ 監査役小林公司氏については、公認会計士としての企業財務・会計に関する豊富な経験と幅広い見識に基づき監査頂くため、社外監査役に選任しています。なお、小林氏は、公認会計士の資格を有しており、財務及び会計に関する相当程度の知見を有しています。
Ⅴ 監査役真壁昭夫氏については、大学教授としての経済・金融に関する豊富な経験と幅広い見識に基づき監査頂くため、社外監査役に選任しています。
Ⅵ 監査役伊藤鉄男氏については、検察官及び弁護士としてのコンプライアンスに関する豊富な経験と幅広い見識に基づき監査頂くため、社外監査役に選任しています。
Ⅶ 当社は、社外役員を選任するための会社からの独立性に関する具体的な基準を定めていないものの、原則として金融商品取引所の定める「独立役員」に関する独立性の基準に従い、候補者が現在もしくは過去において、当社の業務執行者、重要な取引先、重要な取引先の業務執行者等であるか(あったか)、又は当社から多額の金銭もしくはその他の財産を受け取った事実があるか(あったか)等の利害関係を調査し、それらの事実を総合的に勘案した上で、一般株主との利益相反の生ずるおそれの有無を判断しています。なお、当社は、社外役員全員について金融商品取引所に「独立役員」として届け出ています。
Ⅷ 当社と社外役員との間に、人的関係、資本的関係又は取引関係等の面で重要な利害関係はありません。なお、市野紀生氏は、当社グループと取引実績のある東京瓦斯株式会社の出身ですが、当社グループと東京瓦斯株式会社との年間取引額は当社グループの当期連結売上高の1%未満であり、市野氏の独立性に影響を与えるものではないと判断したことから、独立役員に指定しました。
白石真澄氏は、当社グループと取引実績のある関西大学の出身ですが、当社グループと関西大学との年間取引額は当社グループの当期連結売上高の1%未満であり、白石氏の独立性に影響を与えるものではないと判断したことから、独立役員に指定しました。
安達健祐氏は、当社グループと取引実績のある経済産業省の出身ですが、当社グループと経済産業省との年間取引額は当社グループの当期連結売上高の1%未満であり、安達氏の独立性に影響を与えるものではないと判断したことから、独立役員に指定しました。
小林公司氏は、当社との関係において「独立性」を備えており、一般株主との利益相反の生ずるおそれがないと判断したことから、独立役員に指定しました。
真壁昭夫氏の出身先である現在の株式会社みずほ銀行は当社グループの主要な取引先並びに主要株主ですが、真壁氏は2005年7月に同行を退職し、既に9年が経過していること、さらに、同行在職中より多くの大学で教鞭を執る等その活動の中心を学究分野に遷していることから、真壁氏の独立性に影響を与えるものではないと判断しています。
伊藤鉄男氏は、当社グループと取引実績のある西村あさひ法律事務所に所属する弁護士ですが、当社グループと西村あさひ法律事務所との年間取引額は当社グループの当期連結売上高の1%未満であり、伊藤氏の独立性に影響を与えるものではないと判断しています。なお、伊藤氏には、当社の経営諮問委員会の委員としての報酬(150万円)をお支払いする予定ですが、当社との関係において「独立性」を備えており、一般株主との利益相反の生ずるおそれがないと判断したことから、独立役員に指定しました。
Ⅸ 社外取締役は、監査役からの監査報告及び内部統制担当役員からの内部統制の整備・運用状況等に関する報告を定期的に受けることにより、当社グループの現状と課題を把握し、必要に応じて取締役会において意見を表明しています。社外監査役と会計監査人との連携については、社外監査役が会計監査人との間で監査計画の確認を行うとともに、四半期連結会計期間末並びに連結会計年度末に会計監査人から当社及び事業会社等の監査結果の報告を受けています。社外監査役と内部監査部門である監査部との連携については、監査部と社外監査役が定期的な連絡会などを通じて連携を強化し、当社グループとしての、法令などの遵守及びリスク管理などに関する内部統制システムの有効性について確認しています。

⑤ 取締役の職務の執行が法令及び定款に適合することを確保するための体制その他業務の適正を確保するための体制
当社は、取締役会において、会社法第362条及び会社法施行規則第100条に基づき、業務の適正を確保するための体制の整備について次のとおり決定しています。
Ⅰ 取締役の職務執行のコンプライアンス体制
1) 当社は、取締役会規程に基づき、取締役会を原則として月1回開催しています。
2) 取締役は、取締役会を通じて、他の取締役の業務執行の監督を行っています。
3) 当社は、取締役会規程において、①重要な財産の処分及び譲受、②多額の借入れ及び債務保証などの重要な業務執行について取締役会に付議すべき事項を具体的に定め、それらの付議事項について取締役会で決定しています。
4) 当社は、監査役会設置会社であり、監査役は、監査役会が定めた監査方針のもと、それぞれ取締役会への出席、業務執行状況の調査などを通じ、取締役の職務執行の監査を行っています。
Ⅱ 情報の伝達報告及び保存管理の体制
1) 当社は、株主総会、取締役会、経営戦略会議及びその他の重要な会議にて、グループ経営上の重要な事項や業務執行状況を、法令、定款、取締役会規程及びグループ決裁権限規程等に基づき、適切に付議・報告し、議事録を作成したうえで、これを適切に保存・管理しています。また、重要な決定事項・報告事項について事業会社経営幹部に伝達しています。
2) 当社社長は、事業会社及びその主たる子会社の経営に係る重要な意思決定、業績などについて、事業会社監査役等によるモニタリング結果の報告を定期的に受けています。
3) 当社社長は、事業会社社長から、概ね四半期毎に業務執行状況や重要な経営課題などについて報告を受け、対応方針や対応状況を確認しています。
4) 当社グループは、経営及び業務執行に関わる重要な情報、決定事項、社内通達などを、所管部場で作成し、適切に保存・管理しています。
Ⅲ 損失の危険の管理の体制
1) 当社は、リスク管理基本規程を定め、当社グループ全体のリスク管理の基本方針を明らかにし、リスクの識別と対処についての体系を明確にしています。なお、リスク管理を所掌する組織として、リスク管理委員会及び総務部内にリスク対策室を設置しています。
2) 当社は、グループ決裁権限規程において、当社の取締役会・経営戦略会議での決裁事項及び事業会社での決裁事項を定めています。
3) レスポンシブル・ケア、コンプライアンスなどに関する当社グループのリスクへの対応については、それぞれの所管部場において規程の制定、教育・啓蒙の実施をするとともに、必要に応じてモニタリングを実施しています(注:レスポンシブル・ケアとは、環境安全、保安防災、製品安全、労働安全衛生・健康への対応をいいます)。
4) 当社は、内部統制管理規程を定め、業務の有効性及び効率性、財務報告の信頼性、事業活動に関わる法令等の遵守並びに資産の保全という内部統制の目的を明らかにするとともに、当社グループ全体の内部統制に関わる権限と義務を定めています。また、内部統制に係る活動を円滑かつ効果的に推進するため、監査部に当社グループ全体の当該活動を統括するグループを設置しています。
Ⅳ 効率性の確保の体制
1) 当社グループは持株会社制を採用し、事業の性質に応じて迅速かつ柔軟な意思決定ができる仕組みを確保しています。
2) 当社は、業務執行の迅速化と責任の明確化を図るために執行役員制度を導入し、意思決定・監督機能を担う取締役と業務執行機能を担う執行役員の役割を明確にしています。
3) 当社は、経営戦略会議を設置し、取締役会付議事項の事前審議を行うとともに、グループ決裁権限規程に定められた決裁事項の決定を行っています。
4) 取締役会における意思決定に当たっては、十分かつ適切な情報が各取締役に提供されています。
5) 業績管理に資する財務データについては、ITシステム等により適時・適切に取締役に提供しています。
Ⅴ 当社グループのコンプライアンス体制
1) 企業の社会的責任を果たすために、当社社長が、直轄する各委員会を通じて当社グループ全体のCSRを推進する体制をとっています。
2) 企業倫理に関する方針・行動基準及びコンプライアンスに関する諸規程は原則として当社グループ全体に適用されており、当社グループの役員及び従業員に企業倫理に関する冊子を配布するとともに、法令と社会規範遵守についての教育・啓蒙・監査活動を実施しています。
3) 当社は、当社グループ全体のコンプライアンス体制の強化を図るために、コンプライアンス担当の執行役員を任命するとともに、コンプライアンス担当執行役員を委員長とする企業倫理委員会を設置し、当社グループ全体の企業倫理に関する方針・行動基準の遵守状況をモニタリングする体制にしています。
4) 当社は、コンプライアンスホットライン(内部通報制度)を導入し、当社グループに働く全ての人が利用できる仕組みを設けています。
5) 内部監査部門の役割も担う監査部が、当社グループの全部場における業務執行が法令・定款に適合しているか否かの監査を実施しています。
Ⅵ 監査役支援の体制
1) 当社は、監査役の職務を補助する部署として監査役室を設置しています。
2) 監査役室所属の使用人に対する日常の指揮命令権は、監査役にあり、取締役からは指揮命令を受けません。
3) 監査役室所属の使用人の異動、人事考課などについては、監査役の事前承認を得なければならないことにしています。
4) 監査役室所属の使用人は専任制としています。
5) 監査役室所属の使用人には、監査役による監査を実効的に行うために、必要な人数を確保するとともに、必要な専門能力及び豊富な業務経験を有する人員を置いています。
Ⅶ 監査役への報告の体制
1) 当社の取締役及び使用人並びに当社グループの取締役、監査役及び使用人が当社監査役に報告すべき事項及び報告の方法を定めています。
2) 監査役は、毎年度末に取締役に対し職務遂行状況に関する確認書の提出を求めています。
3) 監査役は、その職務を遂行するために必要と判断するときはいつでも当社の取締役及び使用人並びに当社グループの取締役、監査役及び使用人に報告を求めることができます。
4) 監査役は企業倫理委員会に出席し、コンプライアンスに関わる事案の報告やコンプライアンスホットライン(内部通報制度)事務局からの報告を受けています。
5) 上記3)及び4)の報告をした者(ホットライン通報者を含む)は当該報告をしたことを理由として一切の不利な取扱いを受けないものとしています。
Ⅷ 監査にかかる費用負担の方針
1) 当社は、監査役の職務の執行に必要でないと認められた場合を除き、その費用を負担します。
2) 当社は、監査役の職務執行について生ずる費用等について、一定額の予算を設けます。
Ⅸ その他監査役監査の実効性確保の体制
1) 監査役が、取締役、執行役員及び重要な使用人からヒアリングを実施し、代表取締役、監査部及び会計監査人とそれぞれ定期的に意見交換を実施する体制をとっています。
2) グループ監査体制の実効性を高めるために、当社の監査役が、事業会社監査役と定期的に意見交換を実施する体制をとっています。

Ⅹ 反社会的勢力排除の方針
企業倫理に関する方針・行動基準において、反社会的勢力の排除、すなわち、反社会的勢力と断固として闘い、いかなる利益供与、取引その他の関係を持ってはならないことを方針・行動基準の一つとして掲げています。また、対応統括部署である総務部を中心として、警察を含む外部専門機関との連携、反社会的勢力に関する情報の収集などを行い、当社グループ内での周知・注意喚起などを図っています。

⑥ リスク管理体制の整備の状況
当社では、当社グループのリスク管理体制強化のため、リスク管理委員会を設置しています。同委員会では、当社グループを取り巻く事業運営上のリスクの発生を未然に防止し、また、発生したリスクに対しては経営への影響を極小化させることを基本方針としています。この基本方針を明確にするため、2007年3月23日開催の取締役会において「リスク管理基本規程」を制定し(2007年4月1日施行)、本規程に基づき当社グループのリスク管理能力と有事における対応能力の向上を図り、社会的責任を果たすことを目指しています。
当連結会計年度では、工場災害対応を一つの柱とし、工場災害発生時の連絡体制の支社・製造所への周知徹底を図りました。また、個人情報の漏えいリスクに着目し、当社グループで保有する個人情報とその管理についてヒアリングを実施し、改めて管理状況に問題がないことを確認しました。その他、海外での有事発生時の駐在員や出張者の安否情報を効率的に確認するシステムを2015年5月に導入しました。

⑦ 内部監査及び監査役監査、会計監査の状況
業務執行に関わる内部監査については、社長直轄の組織として監査部(15名、2015年3月31日現在)を設置しており、当社内部監査基本規程に基づき年次監査計画を立案し当社社長の承認を得たうえで、当社グループの監査を実施しています。
監査役監査については、各監査役は、監査役会が定めた監査方針のもと、取締役会への出席、業務状況の調査などを通じ、取締役の職務遂行の監査を行っています。なお、監査役会の機能充実のため監査役室を設置しています。
会計監査については、当社と会社法監査及び金融商品取引法監査について監査契約を締結しているあらた監査法人が、監査を実施しています。
なお、当連結会計年度において監査業務を執行した公認会計士の氏名、監査業務に係る補助者の構成については以下のとおりです。
指定社員 業務執行社員:大塚 啓一
指定社員 業務執行社員:仲澤 孝宏
指定社員 業務執行社員:椎野 泰輔
監査業務に係る補助者の構成は、監査法人の監査計画に基づき決定されています。具体的には、公認会計士を主たる構成員とし、公認情報システム監査人等その他の補助者も加えて構成されています。

監査部、監査役会、会計監査人の相互連携については、監査部、監査役会及び事業会社等の監査役が、定期的な連絡会等を通じて連携を強化し、当社グループとしての法令等の遵守及びリスク管理等に関する内部統制システムの有効性について確認しています。また、監査役会は、会計監査人との間で監査計画の確認を行うとともに、四半期連結会計期間末並びに連結会計年度末に当社グループの監査結果の報告を受けています。


⑧ 役員報酬等
Ⅰ 当事業年度における取締役及び監査役の報酬等の額
区分取締役監査役社外取締役
及び社外監査役
支給人員
(名)
支給額
(百万円)
支給人員
(名)
支給額
(百万円)
支給人員
(名)
支給額
(百万円)
支給人員
(名)
支給額
(百万円)
定款又は株主総会
決議に基づく報酬
1032527176919466
株主総会決議に基づ
く退職慰労金
4106----4106
株主総会決議に基づ
く退職慰労金(打切
支給分)
3196229--5225
62710069796

(注) 1 取締役の報酬限度額は、年額6億5,000万円以内であり、うち社外取締役分は年額5,000万円以内です。(2014年6月27日開催の第123期定時株主総会にて決議されました。)
2 監査役の報酬限度額は、年額1億5,000万円以内です。(2006年6月29日開催の第115期定時株主総会にて決議されました。)
3 2015年3月31日現在の役員数は、取締役9名(うち、社外取締役3名)、監査役5名(うち、社外監査役3名)です。
4 上記の記載金額は、百万円未満を四捨五入して、百万円単位で表示しています。
5 当社は役員報酬制度見直しの一環として、2014年6月27日開催の第123期定時株主総会終結の時をもって取締役及び監査役の役員退職慰労金制度を廃止し、同株主総会終了後に引き続き在任する取締役及び監査役に対して、役員退職慰労金を打切り支給することを決議しています。

Ⅱ 提出会社の役員ごとの連結報酬等の総額等
氏名連結報酬等
の総額
(百万円)
役員区分会社区分連結報酬等の種類別の額(百万円)
定款又は株主総会
決議に基づく報酬
株主総会決議に基づく退職慰労金(打切支給分)
伊藤 一郎246取締役提出会社82164

(注) 連結報酬等の総額が1億円以上である者に限定して記載しています。

Ⅲ 役員報酬等の決定方針
当社の役員報酬は、株主総会で決議された報酬限度額の範囲において支給しています。取締役報酬は、固定額の基礎報酬、対象期間の当社グループの業績に連動した連結業績報酬、及び各取締役個人の業績を踏まえた個別業績報酬で構成されています。監査役報酬については、監査役の協議により決定しています。
なお、報酬水準は、外部専門機関が調査した報酬水準データを参考にして定めています。

⑨ その他
Ⅰ 取締役の定数
当社は、取締役を12名以内にする旨を定款で定めています。

Ⅱ 取締役の選任方法
当社は、取締役の選任決議は、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その議決権の過半数をもって行う旨を定款で定めています。また、取締役の選任決議は、累積投票によらないものとする旨も定款で定めています。

Ⅲ 剰余金の配当等の決定機関
当社は、機動的な配当を可能にするため、剰余金の配当等会社法第459条第1項各号に定める事項については、法令に別段の定めのある場合を除き、株主総会の決議によらず取締役会の決議によって定めることとする旨を定款で定めています。


Ⅳ 株主総会の特別決議要件
当社は、株主総会における特別決議の定足数を緩和することにより、株主総会の円滑な運営を行うことを目的として、会社法第309条第2項に定める株主総会の決議は、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その議決権の3分の2以上をもって行う旨を定款で定めています。

⑩ 株式の保有状況
当社及び連結子会社のうち、投資株式の貸借対照表計上額(投資株式計上額)が最も大きい会社(最大保有会社)である当社については以下のとおりです。

Ⅰ 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式
銘柄数78銘柄
貸借対照表計上額の合計額166,672百万円



Ⅱ 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式の保有区分、銘柄、株式数、貸借対照表計上額及び保有目的

(前事業年度)
特定投資株式
銘柄株式数
(株)
貸借対照表
計上額
(百万円)
保有目的
アサヒグループホールディングス株式会社18,785,30054,271取引関係の維持、強化及び今後の事業提携など長期的経営戦略遂行のため
積水化学工業株式会社31,039,54933,305取引関係の維持、強化及び今後の事業提携など長期的経営戦略遂行のため
株式会社三井住友フィナンシャルグループ2,048,5009,032資金調達などの取引関係の維持、強化のため
株式会社みずほフィナンシャルグループ28,429,0005,800資金調達などの取引関係の維持、強化のため
センコー株式会社11,676,7265,231取引関係の維持、強化及び今後の事業提携など長期的経営戦略遂行のため
株式会社三菱UFJフィナンシャル・
グループ
5,771,5603,272資金調達などの取引関係の維持、強化のため
日本ハム株式会社2,117,7283,255取引関係の維持、強化及び今後の事業提携など長期的経営戦略遂行のため
三井住友トラスト・ホールディングス
株式会社
5,178,8192,413資金調達などの取引関係の維持、強化のため
三井不動産株式会社739,3792,328取引関係の維持、強化及び今後の事業提携など長期的経営戦略遂行のため
テラ株式会社697,0001,103取引関係の維持、強化のため
ダイキン工業株式会社137,000792取引関係の維持、強化のため
株式会社宮崎銀行2,207,943693資金調達などの取引関係の維持、強化のため
株式会社フジ・メディア・
ホールディングス
200,000379取引関係の維持、強化のため
東京海上ホールディングス株式会社110,000341取引関係の維持、強化のため
株式会社IHI649,999282取引関係の維持、強化のため
株式会社ニッチツ1,000,000180取引関係の維持、強化のため
富士電機株式会社300,000138取引関係の維持、強化のため
鹿島建設株式会社300,902109取引関係の維持、強化のため
株式会社大林組130,14076取引関係の維持、強化のため
ダイビル株式会社42,00046取引関係の維持、強化のため
三菱マテリアル株式会社137,34040取引関係の維持、強化のため
KDDI株式会社3,00018取引関係の維持、強化のため
日本電産株式会社1,36017取引関係の維持、強化のため
チッソ株式会社1,000,00010取引関係の維持、強化のため



(当事業年度)
特定投資株式
銘柄株式数
(株)
貸借対照表
計上額
(百万円)
保有目的
アサヒグループホールディングス株式会社18,785,30071,638取引関係の維持、強化及び今後の事業提携など長期的経営戦略遂行のため
積水化学工業株式会社31,039,54948,391取引関係の維持、強化及び今後の事業提携など長期的経営戦略遂行のため
株式会社三井住友フィナンシャルグループ2,048,5009,426資金調達などの取引関係の維持、強化のため
センコー株式会社11,676,7269,108取引関係の維持、強化及び今後の事業提携など長期的経営戦略遂行のため
株式会社みずほフィナンシャルグループ28,429,0006,001資金調達などの取引関係の維持、強化のため
日本ハム株式会社2,117,7285,862取引関係の維持、強化及び今後の事業提携など長期的経営戦略遂行のため
株式会社三菱UFJフィナンシャル・
グループ
5,771,5604,292資金調達などの取引関係の維持、強化のため
三井不動産株式会社739,3792,610取引関係の維持、強化及び今後の事業提携など長期的経営戦略遂行のため
三井住友トラスト・ホールディングス
株式会社
5,178,8192,566資金調達などの取引関係の維持、強化のため
ダイキン工業株式会社137,0001,102取引関係の維持、強化のため
テラ株式会社697,0001,088取引関係の維持、強化のため
株式会社宮崎銀行2,207,9431,009資金調達などの取引関係の維持、強化のため
東京海上ホールディングス株式会社110,000499取引関係の維持、強化のため
株式会社IHI649,999366取引関係の維持、強化のため
株式会社フジ・メディア・
ホールディングス
200,000341取引関係の維持、強化のため
株式会社ニッチツ1,000,000233取引関係の維持、強化のため
富士電機株式会社300,000170取引関係の維持、強化のため
鹿島建設株式会社300,902168取引関係の維持、強化のため
株式会社大林組130,140102取引関係の維持、強化のため
三菱マテリアル株式会社137,34055取引関係の維持、強化のため
ダイビル株式会社42,00052取引関係の維持、強化のため
KDDI株式会社3,00024取引関係の維持、強化のため
日本電産株式会社2,72022取引関係の維持、強化のため
チッソ株式会社1,000,00012取引関係の維持、強化のため


役員の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00877] S100596F)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。