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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1004YET

有価証券報告書抜粋 AREホールディングス株式会社 研究開発活動 (2015年3月期)


事業等のリスクメニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1)研究開発活動の方針
当社グループにおける研究開発活動は、貴金属・希少金属リサイクルおよび環境保全事業に関する活動を中心として、新たに設立されたライフ&ヘルス事業分野における技術サポートも実施しています。
貴金属・希少金属リサイクル事業においては、コンピューターや携帯電話を含む様々な電子基板および製造工程において発生する廃棄物からの貴金属やレアメタルなどの回収を実施しており、これらの金属をリサイクルすることで資源の枯渇を防ぎ、循環型社会の形成などの社会的ニーズに応えています。また、環境保全事業においては、さまざまな生産活動の中で発生する産業廃棄物の資源化リサイクルと最終処分を安全かつ適正に行うことが重要な社会のニーズとなっています。新しく設立されたライフ&ヘルス事業分野においては、高齢化社会が予想される中、生活・健康をキーワードとするニーズが増加しています。
研究開発部においては貴金属リサイクルおよび環境保全にかかわる要素技術をベースにさまざまな原料や廃棄物からの貴金属・希少金属リサイクルの検討および有害物質固定化・焼却処理・排水処理などの検討を行っています。また、ライフ&ヘルス分野においては、特にマッサージや機能水をキーワードとした新製品の開発に取り組んでいます。

具体的には、
(1)貴金属、希少金属の回収、分離、精製に関する技術
(2)貴金属評価のための分析技術
(3)貴金属製品および製造技術
(4)工場廃液からの有価物再資源化と水の再利用に関する技術
(5)有害物質の拡散防止及び無害化に関する技術
(6)既存プロセスのコストダウンと期間短縮に関する技術
(7)生活と健康に関連する新製品・新システム
等の開発を行っています。

(2)研究開発活動の体制
当社グループの研究開発活動は、主にアサヒプリテック株式会社のテクノセンターが担っています。その中で、新しい技術や製品の開発および分析技術の開発を同センター内の研究開発部が担当し、関連する設備の開発や導入された設備の改善・改良および保守については生産技術部が担当しています。さらに、技術情報の管理・収集や知的財産の保護などを知的財産グループがサポートしています。また、新規事業に関する開発は、必要に応じて大学や研究所など外部の機関と連携した体制で、効率的に推進しています。


(3)研究開発活動の目的、主要課題、研究成果及び研究開発費
当連結会計年度における研究開発費は435百万円です。なお、研究開発費については、基礎研究分野にかかわる費用をセグメント別に関連づけることが困難であるため、その総額を記載しています。研究開発活動の目的、主要課題、研究成果は次のとおりです。

(1)貴金属剥離技術の開発
半導体やLED産業で発生する冶具等から貴金属を剥離回収する技術を開発しています。剥離洗浄技術の開発では冶具等の破損を伴わず、かつ安全を重視した化学剥離および物理剥離の検討を行っています。
当連結会計年度はアサヒプリテック株式会社阪神事業所の尼崎工場へ剥離設備を導入し、稼動を始めました。また、翌連結会計年度には剥離洗浄技術の新しい手法を開発し導入する計画であります。

(2)貴金属分析技術の開発
お客様との取引を正術かつ迅速に行うことを目的としてX線や誘導結合プラズマ発行分析(ICP)を用いた分析技術を開発しています。当連結会計年度は最近実用化された新しいX線分析装置を用いた貴金属含有量の分析技術を開発・導入し、ICP分析方法と同等な精度で迅速に行うことが可能となりました。翌連結会計年度では、グループ会社となったAsahi Refining USA Inc.及びAsahi Refining Canada Ltd.社が保有する貴金属分析技術を共有化し、全社における分析技術をより一層レベルアップする予定です。

(3)使用済みモーターからのジスプロシウム回収
独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の2013年度課題設定型産業技術開発費助成事業「使用済モーターからの高性能レアアース磁石リサイクル技術開発」に採択され(平成25~26年度)、使用済みモーターからのジスプロシウム回収について検討を行い、各種の回収設備を開発しました。翌連結会計年度以降に、弊社の強力な回収ネットワークを活用した事業化を目指します。


(1)廃棄物中の有価物回収
アサヒプリテック株式会社神戸工場の廃液処理工程で処理される様々な廃液の中から、微量に含まれる貴金属ならびに有価金属の回収を検討しています。当連結会計年度においては、廃液中の銅のリサイクルについて検討し、事業性の評価を実施しました。翌連結会計年度以降は、廃液に応じた最適プロセスを開発・選定し、導入を検討する予定です。

(2)廃液無害化処理の効率化と廃液量の削減
アサヒプリテック株式会社神戸工場の廃液処理工程において、入荷する様々な廃液の一部をろ過処理することによって、工場内で再利用するプロセスを検討しています。当連結会計年度においては、廃液中に含まれる銀や銅を回収した後の処理水の再利用について検討し、設備を導入しました。翌連結会計年度は、対象とする廃液種類の拡大を予定しています。


次世代マッサージチェアの開発
(株)フジ医療器で現在販売しているマッサージチェアの商品ラインアップと並行して、次世代機種と呼べるマッサージチェアを検討しています。最先端のセンシング技術や制御技術を取り入れ、これまでの機種では不可能であった新しいコンセプトのマッサージチェアを目指しています。

事業等のリスク財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E21187] S1004YET)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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