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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10058PJ

有価証券報告書抜粋 新日本理化株式会社 研究開発活動 (2015年3月期)


経営上の重要な契約等メニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

当社及び連結子会社は、もの創りを通して広く社会の発展に貢献することを目指しています。顧客のニーズを的確に素早くキャッチし、よりスピーディーに高付加価値製品を生み出せる開発体制を構築するため、昨年4月から事業部制をスタートさせ、全社を挙げて「顧客志向」と「もの創りの深耕」を図っております。現在推進中の第9次中期経営計画におきましても「もの創りへの挑戦3rdステージ」を基本方針に掲げ、「もの創り」にこだわり「ライフサイエンス」や「環境・エネルギー」、「情報・通信」などの重点戦略分野を中心に新製品を開発しております。研究開発体制は、事業部の研究チームが顧客に密着し、「顧客志向」の開発を進めると共に、新たに研究統括部を設置し、新製品のプロセス開発、試験生産、既存製品の工程改善など「もの創り」段階を担当させ、事業部研究チームの開発を側面より支援、促進しております。
今後、重点戦略分野への資源投入を推進し、新製品の売上高比率向上を図ります。当連結会計年度における研究開発費の総額は6億9千3百万円となっております。なお、研究課題がセグメント情報に関連付けられないため、セグメント別の研究開発費の額は記載しておりません。

(1) 化学製品セグメント

油脂製品では、天然素材を生かした「脂肪酸」「グリセリン」「高級アルコール」及び「界面活性剤」等の分野において、また、連結子会社の日東化成工業株式会社が「脂肪酸金属石鹸」の分野において、素材から各種誘導体、特殊配合品まで、顧客要望に直結した研究開発を進めております。特に界面活性剤では、前期から継続し、優れた起泡性と石けんのような「さっぱり」した洗い上がりになる製品の開発に注力しております。
可塑剤におきましては、環境への影響が懸念されるフタル酸系可塑剤の代替品開発が急務であり、顧客ニーズの収集と解析に注力しています。特に当期は、医療分野、自動車分野のニーズを掴み、新規可塑剤の探索研究を推進しました。今後は、工業化検討と並行してサンプルワークを進め、市場投入のタイミングを計って行きます。
機能性化学品におきましては、当社コア技術である高度な選択水素化技術と分離精製技術を組み合わせることにより医・農薬分野の様々な中間体、また、的確な分子設計と高度エステル化技術を駆使した省燃費・環境対応型潤滑油および添加剤など高付加価値製品の開発を継続、加速しています。
樹脂原料製品におきましては、顧客ニーズの探索より「高耐熱・透明」の新たなキーワードを掴み、現行酸無水物に関わる研究開発の資源を新規特殊モノマー開発に投入しています。また、特定顧客と共同開発を開始しました新規用途向け製品も、顧客評価が良好で、来期よりパイロットスケール段階へ移行します。早期業績への寄与を目指し、より一層の開発促進を図ります。
さらに、前期より市場投入しました新規樹脂添加剤は各顧客にて評価を受け、要望による技術サポートを精力的に進めた結果、採用件数が増加し、販売への寄与が出来ました。また、更なる改良ニーズに対しては、これまでの蓄積技術をベースに鋭意検討を進めております。

(2) その他セグメント

連結子会社のアルベス株式会社が取り扱う、クリーニング、車両洗剤等の各種業務用洗剤および特殊切削油剤等の界面活性剤配合品を中心に、当社にて受託研究を行っております。

経営上の重要な契約等財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00882] S10058PJ)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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