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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10053TS

有価証券報告書抜粋 第一工業製薬株式会社 業績等の概要 (2015年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度(2014年4月~2015年3月)のわが国経済は、企業収益が改善し設備投資も増加するなど、
緩やかな回復基調が続いておりますが、一方で、消費増税に伴う駆け込み需要の反動による弱い動きも引き続き一
部にみられます。
化学業界におきましては、昨秋以降の原油安の影響で、基礎原料ナフサ価格が下落基調に転じる好材料があらわ
れておりますが、為替動向や地政学的リスクの影響などもあり、先行き不透明な状況が依然続いております。
このような状況のもと、当社グループは、この厳しい事業環境を乗り切るため、コア製品事業の拡販に努めます
とともに、将来の成長分野である「環境」、「エネルギー」、「電子材料」、「生活資材」などの分野を中心に新
規市場の開拓や新素材の開発に取り組み、原材料の安定的な確保や適正な採算確保、新コスト削減計画による総経
費の削減活動などに取り組んでまいりました。
当連結会計年度の業績といたしましては、夏場の天候不順や消費増税に伴う駆け込み需要の反動がありました
が、東南アジアを中心に外需が好転し、当連結会計年度の売上高は555億97百万円(前年同期比1.8%増)となりま
した。
損益面につきましては、営業経費は増加しましたが、高付加価値品の売上高が大幅に伸長し、営業利益は29億44
百万円(前年同期比18.8%増)となりました。また、金融収支の改善などもあり、経常利益は27億17百万円(前年
同期比14.5%増)となりました。これに固定資産処分損や税金費用を差し引きました結果、当期純利益は17億82百
万円(前年同期比33.3%増)となり、利益についてはいずれも過去最高益となりました。

セグメントの業績は次のとおりであります。

[界面活性剤]
界面活性剤の売上高は、総じて伸長しました。
国内では、ゴム・プラスチック用途の活性剤はやや低迷しましたが、機械・金属用途の活性剤は伸長し、IT・
電子用途の活性剤は大幅に伸長しました。石鹸・洗剤用途の活性剤は顕著に伸長しました。
海外では、ゴム・プラスチック用途の活性剤は好調に推移し、繊維用途の活性剤は堅調に推移しましたが、塗
料・色材用途の活性剤はやや低調に推移しました。
その結果、当セグメントの売上高は215億73百万円(前年同期比6.0%増)、営業利益は16億7百万円(前年同期
比36.1%増)となりました。

[アメニティ材料]
アメニティ材料の売上高は、総じてやや低迷しました。
国内では、セルロース系高分子材料は処方変更等の影響により飼料用途が低迷し、医薬品用途は低調に推移しました。ショ糖脂肪酸エステルは香粧品用途が低調に推移し、食品用途はやや低調に推移しました。
海外では、セルロース系高分子材料は食品用途がやや低迷しました。ショ糖脂肪酸エステルは食品用途は新規開発が実り伸長しましたが、香粧品用途はやや低調に推移しました。
その結果、当セグメントの売上高は68億56百万円(前年同期比4.0%減)、営業利益は1億80百万円(前年同期比54.9%減)となりました。

[ウレタン材料]
ウレタン材料の売上高は、総じてやや低迷しました。
土木用薬剤は公共工事の増加により大幅に伸長しましたが、重防食塗料用途は需要が鈍化しやや低迷しました。
フロン規制に関連する環境対応型の合成潤滑油は好調に推移しました。
その結果、当セグメントの売上高は94億42百万円(前年同期比1.3%減)、営業利益は2億93百万円(前年同期
比4.3%減)となりました。

[機能材料]
機能材料の売上高は、総じて伸長しました。
国内では、臭素系の難燃剤はデジタル家電用途が大きく落ち込みましたが、光硬化樹脂用材料は電子材料用途が伸長しました。水系ウレタン樹脂は塗料用途が低調に推移しましたが、フイルム用途は順調に推移しました。
海外では、臭素系の難燃剤はデジタル家電用途の需要回復により顕著に伸長し、光硬化樹脂用材料は電子材料用途が順調に推移しました。
その結果、当セグメントの売上高は112億16百万円(前年同期比5.0%増)、営業利益は7億67百万円(前年同期比32.8%増)となりました。

[電子デバイス材料]
電子デバイス材料の売上高は、総じて低迷しました。
射出成形用ペレットは順調に推移しましたが、太陽電池用途の導電性ペーストは低迷しました。
その結果、当セグメントの売上高は65億8百万円(前年同期比5.2%減)、営業利益は94百万円(前年同期比781.6%増)となりました。

(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末と比べて25億93百万円増加し、117億83百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

[営業活動によるキャッシュ・フロー]
営業活動の結果、得られた資金は、23億22百万円(前年同期は35億53百万円)となりました。これは、たな卸資産の増加10億98百万円(前年同期は3億23百万円の減少)、法人税等の支払8億2百万円(前年同期は3億38百万円)などにより資金が減少したのに対し、税金等調整前当期純利益27億13百万円(前年同期は22億38百万円)、減価償却費21億53百万円(前年同期は20億70百万円)などにより資金が増加したことによるものです。

[投資活動によるキャッシュ・フロー]
投資活動の結果、使用した資金は、32億29百万円(前年同期は17億93百万円)となりました。これは、四日市霞工場の建設など有形固定資産の取得30億45百万円(前年同期は20億77百万円)、投資有価証券の取得2億50百万円(前年同期は2百万円)などにより資金が減少したことによるものです。

[財務活動によるキャッシュ・フロー]
財務活動の結果、調達した資金は、34億8百万円(前年同期は5億33百万円)となりました。これは、短期借入金の純減少額33億7百万円(前年同期は5億92百万円純増加)、長期借入金の返済34億17百万円(前年同期は33億99百万円)などにより資金が減少したことに対し、長期借入金の新規借入73億円(前年同期は47億円)、公募及び第三者割当増資による資金調達35億7百万などにより資金が増加したことによるものです。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00885] S10053TS)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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