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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10056KU

有価証券報告書抜粋 大日本塗料株式会社 研究開発活動 (2015年3月期)


事業等のリスクメニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

当社グループの研究開発活動は、コアビジネスである塗料事業をはじめ、照明機器や蛍光色材等の塗料事業以外の商品開発にも取り組んでおります。塗料事業においては市場ニーズを見据えた環境負荷物質低減商品、省力化・省エネルギー化に貢献する商品、高機能・高付加価値化商品の開発に注力するとともに、新商品開発の基礎となる機能性を有する樹脂や新規材料の研究開発を進め、防食理論、塗膜寿命予測や分析、物性評価、顔料分散、塗膜形成技術等の基盤技術の拡充を図っております。当連結会計年度における研究開発費の総額は14億4千4百万円となりました。
当連結会計年度の主な研究開発活動は次のとおりであります。

(1)国内塗料事業
構造物塗料分野では、社会インフラの適切な維持管理を目的に鋼構造物における塗膜の健全性を診断する「DNT塗膜診断システム」を提案しております。メンテナンス市場に対してはLCC(ライフサイクルコスト)低減に有効な高耐久性塗料「VフロンHBシリーズ」を中心に展開を図っており、この市場に特化したユニークな機能を有する塗料「Vグラン下塗」、「サビシャット」等が好評を得ております。環境負荷物質の低減にも重点をおき、業界で初めて防食下地から上塗りに至る全工程の水系化を実現した「DNT水性重防食システム」や「水性グリーンボーセイ建築用」、「水性グリーンボーセイ速乾」の市場展開に取り組んでおります。建築塗料分野では、無機系基材から非鉄金属素地まで幅広い適性を有する弱溶剤形「マイティー万能エポシーラー」や、省エネ効果が期待される高日射反射率塗料(遮熱塗料)「エコクールシリーズ」、環境に優しい水系塗料「DNTビューシリーズ」、「ノボクリーンシリーズ」、「水性ビルデックシリーズ」を市場に展開しております。金属焼付塗料分野では、環境負荷物質の低減に配慮した焼付塗料「デリコンECOシリーズ」、「アクローゼECOシリーズ」、水系塗料「エマロンシリーズ」、「テクノンシリーズ」を市場に展開するとともに、上層部にふっ素樹脂クリヤーが配向する1コート2層分離形高耐候性粉体塗料「パウダーフロンSELA」の拡販に取り組み市場への浸透を図っております。車輌産機分野では、車輌塗り替え用水系上塗り塗料「アクアマイティー2液ウレタン」、鋼製建具用水系下塗り塗料「アクアマイティーエポ#1000」が好評を得ております。自動車補修塗料分野では、作業工程の短縮・効率化を図る下地塗装システム「Auto SPSシステム」、環境負荷物質の低減に配慮した塗料「Auto D-1ベースHS」、「Auto ブレインクリヤー」及び「Auto VトップモナークExcellent」の市場展開に取り組んでおります。インクジェット分野では、産業用途でのデジタル印刷化の広がりに伴い、高意匠化、工程短縮、VOC(揮発性有機化合物)削減に対応出来るUVインクを開発し、建材分野を始めとする様々な市場へ提案しております。ナノ分散技術を応用した商品として、ディスプレイ用光学フィルムの屈折率調整や帯電防止を可能とするナノコーティング材を開発し市場へ展開しております。また新たな事業として、様々な色を呈する金ナノロッド、銀ナノプレート等の機能性ナノ材料を開発し、診断薬市場等への展開に取り組んでおります。

(2)海外塗料事業
自動車部品用塗料では、国内自動車メーカー及び系列日系自動車部品メーカーの海外進出に呼応し拡販しております。内装用塗料としてトルエン・キシレンフリーかつ高外観で作業性の良い塗料「アクリタンSSCM-500」(ピアノブラック色)が好評を得ており、タイ、メキシコ及び中国を中心としてグローバル展開を図っております。また、耐サンスクリーン性対応一液塗料「ASS-5000」及び金属調塗料「アクリタンMY-51」を提案し、新規顧客の獲得に注力しております。金属焼付塗料、建築塗料及び構造物塗料では、特に経済発展が著しいアジア地域への積極的拡大を目的に、カーテンウォール向けふっ素樹脂塗料及び商品開発・現地生産により市場競争力のある商品のラインナップを充実させ、市場への浸透を図っております。

(3)照明機器事業
照明市場は従来型照明からLED照明へシフトしており、顧客ニーズの変化に合わせた魅力的な商品開発及び既存商品のリニューアルを行っております。新商品として、電源機能を内蔵させることにより電源装置を不要としたダウンライト「D-EX9シリーズ」を発売するとともに、食肉・鮮魚を鮮やかに照らしだす冷凍・冷蔵ケース照明用LEDモジュール「CLED2シリーズ」、薄型ワンコアタイプのダウンライト「D-EX7シリーズ」、「D-EX8シリーズ」をLED商品のラインナップに加えました。更に面発光照明器具「FPS-LEDシリーズ」、「FPW-LEDシリーズ」、屋外用照明器具「HO2-LEDシリーズ」のリニューアルを行い、商品競争力を高めております。

(4)蛍光色材事業
「市場のニーズに合致した製品」及び「他社にない製品」を開発コンセプトに商品開発を行っております。防災あるいは減災に対する関心の高まりから、蛍光色材の高視認性を活かした二液形ヘリサイン用蛍光塗料「ルミノヘリサイン」、二液形再帰反射塗料「ビームライトエース」を発売いたしました。また蛍光顔料の研究開発を、民間企業や大学と提携して行っており、インクジェット用インク、トナー、3Dプリンター用材料等、新たな分野への進出に向けた商品開発に取り組んでおります。

事業等のリスク財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00891] S10056KU)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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